ガソリン補助金は、全国平均小売価格が170円を超える分を補助する仕組みで、支給単価は毎週改定されます。2026年10月8日〜14日適用のガソリンの支給単価は42.4円/L(前週は50.7円)です。終了日・終了条件は一次情報に記載がなく未定です(2026年10月8日時点)。次週以降の単価は変わりうるため、最新は資源エネルギー庁の公式サイトで確認してください。年間1万km・燃費15km/Lなら、42.4円/L(10月8日〜14日適用)が1年続いた場合、補助が無いときに年約28,267円多く払う目安です(編集部算出)。
このページの要点
- 現行の補助は「ガソリン全国平均が170円を超えた分を10/10補助」(2026年3月19日〜)。支給単価は毎週改定
- 今週の単価は42.4円/L(2026年10月8日〜14日適用・前週50.7円)
- 終了日・終了条件は一次情報に記載がなく未定(2026年10月8日時点)
- 9月の175円案は、7月24日の会見で「決定した事実はない」と回答。基準価格は10月8日適用分も170.0円
- 軽油・灯油・重油も同額(10月8日〜14日適用は42.4円/L)
- 今すぐできる家計対応策は「燃費改善」と「給油タイミングの工夫」
現在の補助金の仕組みをおさらい
2026年3月11日の総理指示を受け、3月19日出荷分から「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」として補助の支給が始まりました。
補助の基本構造
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | ガソリン・軽油・重油・灯油・航空機燃料 |
| 仕組み | 石油元売りに補助金を支給 → 卸価格を引き下げ → 小売価格を抑制 |
| ガソリンの目安 | 全国平均小売価格が170円を超える見込みの場合、超過分を10/10補助 |
| 軽油・重油・灯油 | ガソリンと同額の補助 |
| 支給単価 | 毎週改定 |
| 調整単価 | 月次改定(2026年10月分は3.7円/L) |
| 終了日・終了条件 | 一次情報に記載なし=未定(2026年10月8日時点) |
週別の支給単価(ガソリン)
| 適用期間 | 支給単価 |
|---|---|
| 2026年10月8日〜10月14日 | 42.4円/L |
| 2026年10月1日〜10月7日 | 50.7円/L |
| 2026年9月17日〜9月30日 | 51.0円/L |
10月8日適用分の算定は、170.2(10月5日調査の全国平均小売価格)+50.7(前週の支給額)−8.5(原油価格の変動分)−170.0(基準価格)=42.4円/Lです。補助が無い場合の目安は、10月5日調査で約220.9円(170.2+50.7。編集部算出)です。支給単価は毎週変わるため、次週以降は変わりうる点に注意してください。
9月縮小とは何か — 170円→175円案の中身
結論: 9月の175円案は実施されていません。
報道された見直し案のその後
2026年7月24日の閣議後記者会見で、記者が「目安を175円に見直す案が報道された」と質問しました。赤澤亮正経済産業大臣は「政府として、見直しを決定した事実は現時点においてありません」と回答し、「支援のあり方を柔軟に検討」すると述べています。
2026年10月8日時点で、基準価格は170.0円のままです。
本記事は2026年10月8日時点の情報に基づきます。支給単価は毎週変わるため、最新は資源エネルギー庁公式サイトでご確認ください。
縮小幅のイメージ
仮に175円目安(実施されていない仮定)なら+5円/Lです。年1万km・15km/Lで年約3,333円増(編集部算出)です。170.2円は補助後の価格で、補助が無い場合の目安は約220.9円のため、175円目安でも+5円/Lがそのまま効きます。
ガソリン価格への影響試算
補助(2026年10月8日〜14日適用の42.4円/L)が無かった場合の追加負担を、年額で計算します。
年間走行距離別・燃費別の追加負担(補助が無かった場合)
前提: 42.4円/L(10月8日〜14日適用)の補助が1年続いた場合の目安(編集部算出・円/年・小数点以下四捨五入)
| 年間走行距離 | 燃費10km/L | 燃費13km/L | 燃費15km/L | 燃費18km/L |
|---|---|---|---|---|
| 5,000km/年 | 21,200円 | 16,308円 | 14,133円 | 11,778円 |
| 10,000km/年 | 42,400円 | 32,615円 | 28,267円 | 23,556円 |
| 15,000km/年 | 63,600円 | 48,923円 | 42,400円 | 35,333円 |
計算式: 追加負担 = 年間走行距離 ÷ 燃費 × 42.4円/L
例: 年間10,000km・燃費15km/Lなら → 10,000÷15×42.4 = 28,267円(42.4円/Lが1年続いた場合の目安)
支給単価は毎週変わるため、実際の年額はこの表と一致しません。
軽油への影響
現在は軽油・灯油・重油もガソリンと同額の補助です(2026年10月8日〜14日適用は42.4円/L)。
補助は予備費で積み増され、終了日は未定
9月1日の予備費使用
2026年9月1日に閣議決定された令和8年度中東情勢等対応予備費の使用で、燃料油価格激変緩和対策事業に6,136億円が充てられました(財務省)。
累計の予算額(支出額ではない)
資源エネルギー庁の資料では、燃料油価格支援の累計予算額は9兆5,804億円です。これは予算額で、実際の支出額ではありません。6,136億円はこの累計に含まれるため、足し合わせません。
暫定税率廃止との関係
ガソリンの暫定税率は2025年12月31日に、軽油の暫定税率は令和8年(2026年)4月1日に廃止されています。2026年3月からの補助は、中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置として始まったものです。
暫定税率廃止の詳細はガソリン暫定税率廃止でいくら安くなった?をご覧ください。
家計への影響と節約策
軽自動車の月額ガソリン代(補助込み・補助なしの比較)は「軽自動車 ガソリン代 月 いくら 平均」で確認できます。
補助が縮小・終了した場合の負担増に備える5つの対策
1. 燃費改善が最も効果的
タイヤの空気圧を適正値に保つと、燃費の悪化を防げます。燃費が良くなるほど年間の給油量と負担が減ります。上の表では、年1万kmで10km/Lなら42,400円、18km/Lなら23,556円です(補助が無かった場合・編集部算出)。
2. 急加速・急ブレーキを避ける
エコドライブは燃費の改善につながり、補助が縮小・終了した場合の負担増を和らげる最も手軽な方法です。
3. 給油はセルフスタンドで
フルサービスとセルフでは、1L当たりの価格に差があることがあります。店頭の表示価格を比べてみてください。
4. クレジットカード・ポイントを活用
石油系クレカやポイント提携のスタンドなど、給油代が割り引かれる仕組みがあります。条件は各社の公式情報で確認してください。
5. 車の維持費全体を見直す
維持費がきつい場合は車の手放し・ダウンサイズも選択肢です。参考: 車の維持費がきつい・手放す判断基準
よくある質問
Q1. 2026年9月に補助金が縮小されることは決定しているの?
2026年10月8日現在、175円案は実施されていません。7月24日の閣議後記者会見で、経済産業大臣は見直しを決定した事実は現時点でないと回答しています。基準価格は10月8日適用分も170.0円です。
Q2. 補助金が縮小されると、今の170円からいくら上がるの?
現状は、170円を目安に超える分を補助しており、2026年10月8日〜14日適用の支給単価はガソリン42.4円/Lです。仮に目安が175円になった場合(実施されていない仮定)は、+5円/Lです。
Q3. 軽油や灯油も同じように値上がりするの?
現在は軽油・灯油・重油もガソリンと同額の補助です(2026年10月8日〜14日適用は42.4円/L)。
Q4. なぜ夏は縮小しないの?
9月以降も175円案は実施されていません。10月8日適用分も基準価格は170.0円です。
Q5. 今の補助金はいつまで続くの?
終了日・終了条件は、一次情報に記載がなく未定です(2026年10月8日時点)。2026年9月1日には、燃料油価格激変緩和対策事業に6,136億円の予備費使用が閣議決定されました。支給単価は毎週変わるため、次週以降の単価は変わりえます。
Q6. 補助金がなくなったら、ガソリン価格はどうなるの?
2026年10月5日調査の全国平均小売価格170.2円に、前週の支給額50.7円を足した約220.9円が、補助が無い場合の目安です(編集部算出)。今後については、終了日・終了条件は一次情報に記載がなく未定です。
Q7. ガソリン代節約のために一番効果的なことは?
エコドライブ(急加速・急ブレーキをしない)と適正なタイヤ空気圧の維持が最もコスパの高い対策です。どちらも無料でできます。加えてセルフスタンドの利用や石油系クレカの活用で、補助が縮小した場合の負担増の一部を和らげられます。
Q8. 支給単価はどのように決まる?
支給単価は毎週改定されます。今週の全国平均小売価格に、原油価格の変動分と前週の支給単価を足し、基準価格170円を引いて算定します。調整単価は月次改定で、2026年10月分は3.7円/Lです。10月8日適用分は、170.2+50.7−8.5−170.0=42.4円/Lです。
最終更新: 2026年10月8日 | 情報源: 資源エネルギー庁・経済産業省・財務省