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RAXUSグループ独自調査仕事・キャリア
生成AIは「職種」より「仕事の単位」で試す。10職種2,319人の利用実態から考える最初の一歩
RAXUS Link編集部|RAXUS AI Partnerの独自調査をもとに考察調査の公表 2026.07.29
生成AIを仕事で使うとき、「自分の職種は向いているのか」と考えてしまうことがあります。しかし、同じ職種でも、情報収集、文書作成、要約、確認など、日々の仕事はさまざまです。
ラグザス株式会社が提供する「RAXUS AI Partner」は、東京都・大阪府の20〜59歳の男女3,000人を対象に、生成AIの利用実態を調査しました。職種別の分析は、企業に勤め、比較対象の10職種に該当した2,319人が対象です。
調査では、「毎日利用している」と「週に数回利用している」を合わせた割合が、人事・採用とマーケティング・広報でともに65.1%、カスタマーサポート・コールセンターでは27.4%でした。
ただし、この差だけで職種の優劣や個人のAIスキルは判断できません。この記事では、数字をランキングとして眺めるのではなく、自分の仕事を小さな作業に分け、試す場所を見つける材料として読み解きます。
30秒で分かる調査結果
- 高頻度利用率は、人事・採用とマーケティング・広報がともに65.1%
- 企画・商品企画・事業企画は59.9%、エンジニア・情報システムは57.4%
- カスタマーサポート・コールセンターは27.4%で、最高値との差は約2.4倍
- 効果や用途にも職種差が示されたが、職種別の回答者数や一部設問の分母は公表されていない
この調査から分かるのは、調査時点の回答者における利用頻度や自己申告の効果です。生成AIが特定職種の生産性を高めたという因果関係や、各職種の能力差を示すものではありません。
1. 高頻度利用率には職種差がある
DATA|RAXUSグループ独自調査
職種別の生成AI高頻度利用率
- 人事・採用65.1%
- マーケティング・広報65.1%
- 企画・商品企画・事業企画59.9%
- エンジニア・情報システム57.4%
- カスタマーサポート・コールセンター27.4%
「毎日利用している」と「週に数回利用している」を合わせた高頻度利用率は、人事・採用とマーケティング・広報で65.1%でした。企画・商品企画・事業企画は59.9%、エンジニア・情報システムは57.4%、カスタマーサポート・コールセンターは27.4%です。
ここで比較できるのは利用頻度です。成果の大きさ、仕事の質、個人の習熟度までは分かりません。また、職種ごとの回答者数は公表されていないため、小さな差を精密な順位として読むこともできません。
2. 「使っているか」と「役立ったか」は分けて考える
DATA|RAXUSグループ独自調査
生成AIで『作業時間を短縮できた』と回答した割合
- 総務・法務57.7%
- 経理・財務56.6%
- エンジニア・情報システム53.1%
- 人事・採用52.4%
- 営業48.9%
- 企画・商品企画・事業企画48.1%
「作業時間を短縮できた」と回答した割合は、総務・法務57.7%、経理・財務56.6%、エンジニア・情報システム53.1%、人事・採用52.4%などでした。
一方、原資料にはこの設問の分母や職種別の回答者数、回答形式の記載がありません。そのため、高頻度利用率と直接結びつけて「多く使えば時間短縮につながる」とは言えません。
見るべきなのは、導入したかどうかだけではなく、どの作業で、何を改善したいかです。まず「毎週繰り返す」「下書きが必要」「人が確認できる」といった条件を満たす作業を探すと、試す範囲を絞れます。
3. 活用は共通作業と専門作業の両方に広がる
DATA|RAXUSグループ独自調査
職種別に示された『情報収集・リサーチ』での利用割合
- 営業36.4%
- 企画・商品企画・事業企画45.5%
- 総務・法務40.4%
- エンジニア・情報システム44.7%
- カスタマーサポート・コールセンター48.6%
情報収集・リサーチは、営業36.4%、企画・商品企画・事業企画45.5%、総務・法務40.4%、エンジニア・情報システム44.7%、カスタマーサポート・コールセンター48.6%でした。
原資料ではほかにも、メール・チャット作成、議事録作成・要約、アイデア出し、プログラミングなど、職種に応じた用途が示されています。ただし、この設問も分母と回答形式が公表されていないため、全体の構成比や厳密な職種ランキングとしては扱えません。
読み取れるのは、生成AIの入口が「AIらしい特別な仕事」に限られないことです。まずは情報の整理、文章のたたき台、会議メモの要約など、成果物を人が確認しやすい作業から試せます。
4. 自分の仕事で試す一歩を決める
職種名だけで向き不向きを決めると、自分の仕事にある小さな活用機会を見落とします。作業単位で選び、入力してよい情報かを確認し、結果を人が検証できる範囲から始めることが大切です。
NEXT|仕事を一つに絞る
最初に試すなら、どの作業ですか?
小さな実験:公開情報を要点ごとに整理し、元の資料と照合する
確認する変化:調査と整理にかかった時間・見落とし
組織の利用規程を確認し、個人情報・顧客情報・機密情報は入力しないでください。出力は人が原資料と照合します。
5. 試す前に確認する4項目
- 会社や組織の生成AI利用ルールに沿っているか
- 個人情報、顧客情報、機密情報を入力しない設計になっているか
- 出力の事実・引用・計算を人が確認できるか
- 試す前後で、時間・手戻り・品質のどれを見るか決めたか
生成AIの出力には誤りや根拠のない内容が含まれることがあります。重要な判断を任せず、利用規程と確認手順を先に決めてください。
数字の読み方
まとめ
職種別の高頻度利用率には差がありましたが、それは個人の能力差や、特定職種なら成果が出ることを意味しません。
自分の職種が上位か下位かを気にするより、日々の仕事を作業単位に分け、「安全に入力できる」「人が結果を確認できる」「変化を測れる」小さな一歩を選ぶほうが、次の判断につながります。
調査概要・出典
調査主体:RAXUS AI Partner(ラグザス株式会社)/調査方法:インターネット調査/調査地域:東京都・大阪府/調査期間:2026年7月21日〜7月22日/調査対象:20〜59歳の男女3,000人/職種別分析対象:企業勤務者のうち比較対象10職種に該当する2,319人/公表日:2026年7月29日。
職種別の利用頻度、効果実感、活用業務を尋ねた自己申告調査です。職種別の標本数や一部設問の分母・回答形式は公表されていません。
一次発表:ラグザス公式ニュース/PR TIMES「生成AI高頻度利用率、職種で2.4倍の差」
次の行動
NEXT|次の行動
- まず試す作業と確認方法を上のプランナーで整理し、コピーした内容を組織の利用ルールと照合する
- 組織での導入・研修・運用改善を検討する場合は、RAXUS AI Partnerのサービス内容を確認する
出典(一次発表)と調査データ
- 調査主体
- RAXUS AI Partner
- 調査名
- 生成AI高頻度利用率、職種で2.4倍の差 トップは人事・マーケティング職―RAXUS AI Partner調べ
- 調査方法
- インターネット調査
- 調査期間
- 2026年7月21日~2026年7月22日
- 調査対象
- 東京都・大阪府の20〜59歳の男女
- 回答数
- 3,000人
- 公表日
- 2026.07.29
- ラグザス公式ニュース「生成AI高頻度利用率、職種で2.4倍の差 トップは人事・マーケティング職―RAXUS AI Partner調べ」2026.07.29
- PR TIMES「生成AI高頻度利用率、職種で2.4倍の差 トップは人事・マーケティング職―RAXUS AI Partner調べ」2026.07.29
数値は基準日(2026-11-02)時点で一次発表と照合しています。回答者の意識を示す調査で、市場全体の実態を示すものではありません。