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EVは購入価格だけで選んでいい?300人の調査から考える、買う前に確認したい5つのこと
RAXUS Link編集部|カーネクストの独自調査をもとに考察調査の公表 2026.08.20
EVを選ぶとき、車両価格や航続距離に目が向きがちです。しかし、買ったあとに何年間使うか、普段どこで充電するか、手放すときの価格をどう考えるかによって、判断は変わります。
カーネクストが全国のEV購入者・検討者300人に実施した調査では、73.0%が「将来いくらで売れるか」を重要と回答しました。また、EV購入をためらう理由には、バッテリー劣化への心配(60.0%)と充電設備不足(51.3%)が挙がっています。
DATA|RAXUSグループ独自調査
調査で確認できた主要な数字
73.0%
将来の売却価格を重視
EVを購入する際に「将来いくらで売れるか」がどの程度重要か
60.0%
バッテリー劣化を心配
EV購入をためらう理由
51.3%
充電設備不足を懸念
EV購入をためらう理由
これらは回答者の意識を示す数字です。EVの実際の値下がり率やバッテリー寿命を示すものではありません。この記事では調査結果を出発点に、EVの購入前に自分で確認できる5つの条件を整理します。
調査から見えてくる3つのポイント
1. 将来の売却価格を重要視する人が多い。 重要と回答した73.0%の内訳は「非常に重要」23.7%、「やや重要」49.3%でした。購入額だけでなく、数年後に手放す場合の負担を考えている人が多いと読み取れます。
DATA|RAXUSグループ独自調査
EV購入時に「将来いくらで売れるか」はどの程度重要か
- 非常に重要23.7%
- やや重要49.3%
- あまり重要ではない22.0%
- 全く重要ではない5.0%
2. 中古価格が下がりやすいというイメージと、価格が分からないという回答が並存している。 「EVはガソリン車より中古価格が下がりやすい」と思う人は57.3%で、「分からない」も20.7%いました。これは価格についてのイメージであり、実際にガソリン車より何%値下がりするかを検証した結果ではありません。
DATA|RAXUSグループ独自調査
EVはガソリン車より中古価格が下がりやすいと思うか
- 非常にそう思う23.3%
- ややそう思う34.0%
- あまり思わない18.0%
- 全く思わない4.0%
- 分からない20.7%
3. 購入前の気がかりは売却価格だけではない。 購入をためらう理由では「バッテリー劣化が心配」60.0%、「充電設備が不足している」51.3%、「車両価格が高い」41.0%が挙がりました。実際の購入判断では、購入後の使い方も同時に検討する必要があります。
DATA|RAXUSグループ独自調査
EV購入をためらう理由(上位3項目)
- バッテリー劣化が心配60.0%
- 充電設備が不足している51.3%
- 車両価格が高い41.0%
EVを買う前に確認したい5つのこと
1|普段の充電環境は整っているか
自宅の駐車場に充電設備を設置できるか。難しい場合は、日常の行動範囲に使いやすい充電場所があるかを確かめます。設備の設置費用や利用料金、充電に要する時間も比較します。通勤や買い物のついでに無理なく充電できるかが大切です。
次の一手: 自宅充電の可否、利用できる充電設備、日々の充電頻度をメモする。
2|年間どれくらい走るか
年間走行距離によって、充電費用とガソリン代との差の意味が変わります。毎日の短距離移動が中心なのか、長距離移動が多いのかも確認します。比較には電気代と燃料代だけでなく、保険、税、点検、タイヤ、充電設備なども含める必要があります。
次の一手: 現在の年間走行距離と毎月の車関連支出を把握する。
3|何年間乗る予定か
3年で乗り換える人と、10年乗る人では、将来の売却価格を考える重みが違います。短期で売却する前提なら、購入時に売却価格の見通しを確認する必要性が増します。長く乗る場合は、経年のメンテナンスやバッテリー保証条件が重要になります。
次の一手: 『乗り換え予定年』と『その時点での走行距離の目安』を書き出す。
4|候補車種のバッテリー情報を確認できるか
バッテリーについては、漠然と『劣化が不安』で止めず、メーカーの保証条件、保証対象、保証が適用される条件、車両状態を確認します。中古車を購入するなら、確認可能なバッテリー状態や点検記録について販売店に尋ねます。保証内容や確認手段は車種・年式・販売店によって異なります。
次の一手: 候補車種ごとに、保証年数・走行距離条件・対象項目を比較する。
5|将来の売却価格を「確定値」ではなく幅で考えられるか
将来の中古車価格は保証できません。車種、走行距離、車の状態、需要、市場環境などで変わります。購入時には売却価格をひとつの確定額として決め打ちするのではなく、異なる条件を置いて総負担がどう変わるかを考えます。
次の一手: 購入価格と維持費の見込みに加え、売却価格を複数の仮定で置いて比較する。仮定の数字を実際の相場として表示しない。
自分に近い状況から、次に確認することを選ぶ
| 自分の状況 | 優先して確認すること | 次の行動 |
|---|---|---|
| 自宅で充電できる | 年間走行距離・保有年数・購入総額 | EVとガソリン車の総支出を比較 |
| 自宅で充電できない | 日常で使える充電場所・時間・料金 | 生活動線上の充電環境を確認 |
| 数年で乗り換える予定 | 売却時の条件・車種別の情報 | 見込み価格を決め打ちせず複数条件で試算 |
| 中古EVを検討している | バッテリー状態・保証・点検履歴 | 販売店に確認事項を問い合わせる |
| どの車種が合うか迷っている | 普段の用途・人数・距離 | 車タイプ診断や車選びガイドへ |
結論|EVを選ぶ前に、自分の使い方を先に整理する
調査では将来の売却価格への関心が高く、バッテリーや充電環境も購入時の心配として挙がりました。しかし、すべての人に同じEVが適しているわけでも、EVを避けるべきという結果でもありません。
先に決めたいのは、充電環境・走行距離・保有期間・バッテリーの確認条件・売却価格の不確実性の5点です。自分の条件を整理すれば、候補車種ごとの比較や販売店への確認を具体的に進められます。
NEXT|次の行動
- 車の年間維持費を整理する:車の年間維持費シミュレーション(ガソリン車の燃料代で計算します。EVの電気代には対応していません)
- 自分に合った車種を考える:あなたに合う車タイプ診断
- 元の調査を確認する:カーネクストの独自調査
調査概要
調査主体:ラグザス株式会社が提供するカーネクスト/調査方法:インターネット調査/調査地域:全国/期間:2026年8月16日〜18日/対象:EV購入者・検討者/回答数:300人。出典:ラグザス公式ニュース(2026年8月20日)。本記事の『買う前に確認したい5つのこと』は調査から着想したRAXUS Link編集部の判断ガイドであり、調査回答者がこれら5点を選んだという意味ではありません。
出典(一次発表)と調査データ
- 調査主体
- カーネクスト(ラグザス株式会社)
- 調査名
- EVの購入意向・将来の売却価格に関する調査
- 調査方法
- インターネット調査
- 調査地域
- 全国
- 調査期間
- 2026年8月16日~2026年8月18日
- 調査対象
- EV購入者・検討者
- 回答数
- 300人
- 公表日
- 2026.08.20
- ラグザス公式ニュース「EV購入で73%が「将来いくらで売れるか」を重視、57%は「ガソリン車より中古価格が下がりやすい」と回答 ―カーネクスト調べ」2026.08.20
- PR TIMES「EV購入で73%が「将来いくらで売れるか」を重視、57%は「ガソリン車より中古価格が下がりやすい」と回答 ―カーネクスト調べ」2026.08.20
数値は基準日(2026-11-01)時点で一次発表と照合しています。回答者の意識を示す調査で、市場全体の実態を示すものではありません。