RAXUS LINK / DATA INSIGHT
RAXUSグループ独自調査車・移動
家族の送迎は「車の問題」だけではない。200人調査からつくる1週間の負担見える化
RAXUS Link編集部|カーネクストの独自調査をもとに考察調査の公表 2026.10.20
家族の通院、買い物、通勤・通学などに車が必要なとき、運転する人の予定は送迎時刻を中心に組み替わります。車があるかどうかだけでなく、誰が、いつ、どれだけ時間を使うかも、家族の移動を考える重要な条件です。
カーネクストは、自家用車を保有し、自分で家族を送迎した経験がある全国の男女200人を対象に調査しました。過去3カ月以内に、送迎に合わせて「出勤日や休暇の取り方」を変更した人は17.5%、「家事・買い物の時間」は16.5%、「仕事の開始・終了時刻」は14.5%でした。
ただし、この調査から送迎が予定変更を引き起こした程度や、家族全体の負担量までは分かりません。この記事では、調査結果を「車を持つ・手放す」の結論に直結させず、まず1週間の送迎時間と役割を見える化する材料として読み解きます。
30秒で分かる調査結果
- 送迎に合わせて変更した予定は、出勤日・休暇17.5%、家事・買い物16.5%、仕事の開始・終了時刻14.5%
- 過去3カ月の送迎目的は、買い物・日常の用事75.5%、通院・リハビリ・介護40.5%、家族の通勤38.5%
- 週平均3時間以上を送迎に使う人は16.0%
- 自分が運転できない場合の最も現実的な代替手段として、家族・親族・知人による送迎を挙げた人は53.0%
いずれも家族を送迎した経験がある200人の自己申告です。送迎が必要な全世帯の割合や、特定の送迎方法が負担を減らすという効果を示すものではありません。
1. 送迎は仕事だけでなく、家事や休息の予定にも重なる
DATA|RAXUSグループ独自調査
送迎に合わせて変更した自分の予定
- 出勤日や休暇の取り方17.5%
- 家事・買い物の時間16.5%
- 仕事の開始・終了時刻14.5%
- 自分の通院・役所などの用事12.5%
- 睡眠・休息の時間12.0%
- 趣味・運動・友人との予定11.5%
送迎に合わせた変更は、出勤日や休暇だけに限りません。家事・買い物、自分の通院や役所の用事、睡眠・休息、趣味などにも回答が分かれています。
この設問は複数回答です。同じ人が複数の予定を変更している場合があるため、項目を合計して「予定を変えた人の割合」にはできません。また、「予定の変更はなかった」は50.5%でしたが、個々の変更が一時的か継続的かは公表されていません。
見直すときは、送迎の運転時間だけでなく、出発までの準備、待ち時間、予定がずれた後の家事や仕事まで一緒に記録すると、負担が集中する場所を探しやすくなります。
2. 送迎目的によって、変えにくい条件が異なる
DATA|RAXUSグループ独自調査
過去3カ月以内に行った家族の送迎目的
- 買い物や日常の用事75.5%
- 通院・リハビリ・介護サービスの利用40.5%
- レジャー・旅行・親族や知人の訪問40.5%
- 家族の通勤や、通勤のための駅・バス停への移動38.5%
- 保育園・幼稚園・学校への通園・通学20.0%
- 学校の部活動や、地域クラブ・スポーツ活動17.0%
- 塾・習い事15.5%
買い物や日常の用事は75.5%、通院・リハビリ・介護サービスの利用は40.5%、レジャー・旅行・訪問は40.5%、家族の通勤や駅・バス停への移動は38.5%でした。通園・通学、部活動、塾・習い事も含まれます。
これらは複数回答で、回数や所要時間の比較ではありません。割合が高い目的ほど負担が大きい、あるいは低い目的なら後回しにできるとは限りません。
買い物は日をまとめられることがありますが、通院や通学は時刻を動かしにくい場合があります。まず目的ごとに「時刻を変えられるか」「担当を替えられるか」「車以外の手段を確認できるか」を分けると、無理のない見直しにつながります。
3. 車の判断より先に、時間と代替手段を確かめる
DATA|RAXUSグループ独自調査
送迎を見直すときに押さえたい3つの数字
16.0%
週平均3時間以上を送迎に使う
家族の送迎に使う時間(週平均)
53.0%
運転できない場合の代替は家族・親族・知人
直近の送迎で自分が運転できなかった場合の最も現実的な代替手段
69.0%
車の購入・売却・買い替え判断はしていない
直近1年以内に、家族の送迎の必要性や頻度に関連して行った、自家用車についての行動や判断
週平均3時間以上を送迎に使う人は16.0%でした。自分が運転できない場合の最も現実的な代替手段は、家族・親族・知人による送迎が53.0%です。一方、直近1年以内に送迎に関連する具体的な車の購入・売却・買い替え判断をしていない人は69.0%でした。
3つは別の設問であり、同じ人の回答を結びつけた数字ではありません。「時間が長いから車を買い替える」「代替が家族だから現状維持」といった因果関係も示していません。
車の保有や買い替えを考える前に、実際の送迎時間、担当できる人、運転できない日の代替手段を確認すると、車に求める条件と家族内の運用を分けて考えられます。
4. 1週間の送迎を見える化する
一度にすべてを変える必要はありません。まず負担を感じる送迎を一つ選び、1週間だけ、運転と待ち時間、担当者、代替できそうな手段を記録します。
NEXT|1週間だけ送迎を記録する
最初に見直す送迎はどれですか?
- 1週間記録すること
- 曜日、出発・帰宅時刻、運転時間、待ち時間、同じ日にまとめられる用事
- 家族で決めること
- 毎回送迎が必要な用事と、日程変更・まとめ買い・家族内の交代ができる用事を分ける
- 運転できない日の備え
- 運転できない日に頼める人と、公共交通・配車・配送などを事前に一つ確認する
5. 家族で見直すときの4項目
- 運転時間だけでなく、準備・待ち時間・予定変更も記録したか
- 一人に集中している曜日や時間帯を家族で共有したか
- 運転できない日の連絡順と代替手段を一つ確認したか
- 車の購入・売却を決める前に、送迎頻度が今後変わる予定を確認したか
通院や介護など、本人の体調や地域の交通事情によって選べる手段は異なります。安全性や利用条件を確認し、本人の希望を含めて家族で相談してください。
数字の読み方
まとめ
家族の送迎は、車の有無だけでは捉えきれません。仕事、家事、休息に重なる時間と、運転できない日の備えまで含めて考える必要があります。
調査の割合をそのまま自分の家庭に当てはめるのではなく、まず1週間だけ実際の時間と役割を記録し、変えにくい送迎と見直せる送迎を分ける。その記録が、家族内の分担や車に求める条件を話し合う土台になります。
調査概要・出典
調査主体:カーネクスト(ラグザス株式会社)/調査方法:インターネット調査(Freeasy)/調査地域:全国/調査期間:2026年10月8日/調査対象:自家用車を保有し、自分で家族を送迎した経験がある男女200人/公表日:2026年10月20日。
家族の送迎目的、送迎に合わせた予定変更、送迎時間、運転できない場合の代替手段、車の購入・売却・買い替え判断を尋ねた自己申告調査です。
一次発表:PR TIMES「家族の送迎で『出勤日・休暇の取り方』を変更」
次の行動
NEXT|次の行動
- 上のプランナーで一つ選び、1週間だけ送迎時間・待ち時間・担当者を記録する
- 記録を家族で共有し、固定する担当と交代できる担当、運転できない日の代替手段を一つずつ決める
- 車の保有や使い方も見直す場合は、車・移動の情報から確認項目を整理する
出典(一次発表)と調査データ
- 調査主体
- カーネクスト
- 調査名
- 家族の送迎で「出勤日・休暇の取り方」を変更、送迎経験者の17.5%―カーネクスト調査
- 調査方法
- インターネット調査(Freeasy)
- 調査地域
- 全国
- 調査期間
- 2026年10月8日
- 調査対象
- ご家庭で自家用車を保有し、自分で家族を送迎した経験のある全国の男女
- 回答数
- 200人
- 公表日
- 2026.10.20
数値は基準日(2026-11-04)時点で一次発表と照合しています。回答者の意識を示す調査で、市場全体の実態を示すものではありません。