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RAXUSグループ独自調査学び・留学
留学は期間より「現地で何を確かめたいか」から。学生300人調査でつくる体験設計
RAXUS Link編集部|Mirai Bridgeの独自調査をもとに考察調査の公表 2026.08.31
留学を考え始めると、国、期間、費用、語学力など、決めることが一度に増えます。しかし、条件だけを先に比べても、自分に必要な経験がはっきりしていなければ選びにくいままです。
Mirai Bridgeが全国の高校生・大学生300人に実施した調査では、費用や時間に問題がない場合に「短期留学したい」が37.3%、「長期留学したい」が22.0%、「語学研修だけ行きたい」が21.0%でした。一方、「行きたくない」は26.7%、「オンライン留学で十分」は5.0%です。
この数字から、全員に渡航を勧めることはできません。考えたいのは、留学するかどうかや期間を決める前に、現地で何を確かめたいのかを具体的な場面にすることです。
30秒で分かる調査結果
- 費用や時間に問題がない場合、「短期留学したい」は37.3%
- 「行きたくない」は26.7%、「長期留学したい」は22.0%
- 「語学研修だけ行きたい」は21.0%、「オンライン留学で十分」は5.0%
- 留学に価値がある側の253人では、「現地でしかできない経験がある」が60.9%
最初の設問も、価値を感じる理由の設問も複数回答です。同じ人が複数の項目を選べるため、割合を足して留学希望者の比率にすることはできません。
1. 希望する形は一つに決まっていない
DATA|RAXUSグループ独自調査
費用や時間に問題がなければ希望する留学形態
- 短期留学したい37.3%
- 行きたくない26.7%
- 長期留学したい22.0%
- 語学研修だけ行きたい21.0%
- オンライン留学で十分5.0%
最も多く選ばれた「短期留学したい」は37.3%でしたが、「行きたくない」26.7%、「長期留学したい」22.0%、「語学研修だけ行きたい」21.0%も選ばれています。「オンライン留学で十分」は5.0%でした。
これは300人の回答を一つの進路にまとめる結果ではありません。複数回答なので、短期留学と語学研修の両方を選んだ人がいる可能性があります。「行きたくない」と他の項目の選択関係も公表されていません。
次の一手: まず「長期か短期か」ではなく、現地で経験したい場面を一つ書き出します。その場面に必要な期間を後から確かめる順番にすると、条件比較の軸をつくれます。
2. 留学の価値として選ばれたのは、現地での経験や交流
留学に「非常に価値がある」「やや価値がある」と答えた253人に理由を尋ねた設問では、「現地でしかできない経験がある」が60.9%でした。「異文化交流ができる」44.3%、「コミュニケーション能力が身につく」42.3%、「英語を実際に使う環境だから」32.4%、「AIでは体験は代替できない」23.7%と続きます。
DATA|RAXUSグループ独自調査
留学に価値を感じる理由
- 現地でしかできない経験がある60.9%
- 異文化交流ができる44.3%
- コミュニケーション能力が身につく42.3%
- 英語を実際に使う環境だから32.4%
- AIでは体験は代替できない23.7%
ここで示されているのは、回答者が留学に期待する理由です。実際に留学した人の成果や、留学前後の能力変化を測った結果ではありません。「現地に行けば必ず身につく」とは解釈できません。
また、この設問の分母は253人で、最初の設問の300人とは異なります。二つの図表の割合を直接比べたり、差を効果として扱ったりはできません。
3. 「現地でしかできない」を場面に分ける
「現地体験」という言葉だけでは、行き先やプログラムを比べる基準になりません。次のように、観察・対話・実践の場面へ分けると確認しやすくなります。
現地生活や異文化を知る
住居、食事、交通、学校生活など、日常のどこを自分の目で確かめたいかを決めます。「日本と違う点を探す」だけでなく、なぜその習慣や仕組みがあるのかを現地で尋ねるところまで計画します。
人と交流して伝え方を試す
誰と、どんな話題でやり取りしたいかを決めます。英語が正しいかだけでなく、言い直しや質問を通じて相手と理解を合わせられたかを記録します。
英語を使う環境に入る
授業、買い物、移動など、英語を使いたい場面を選びます。AIや翻訳を使った部分と、自分で理解・判断した部分を分けて振り返ると、帰国後に続ける学習が見えやすくなります。
4. 出発前・現地・帰国後を一つの体験として設計する
現地で確かめたいことを一つ選び、準備、記録、振り返りまでつなげます。渡航の有無をまだ決めていない段階でも、説明会や相談で確認する質問づくりに使えます。
NEXT|現地体験を一つ決める
現地で何を確かめたいですか?
期間や行き先を決める前に、現地でしか確かめにくい場面を一つ選びます。
- 出発前に決める
- 普段の生活と比べたいテーマを一つ決め、住居・食事・交通などの基本情報を一次情報で確認する
- 現地で記録する
- 予想と違った場面を一日一つ記録し、現地の人に理由や背景を尋ねる
- 帰国後に振り返る
- 違いを良し悪しで終わらせず、自分の見方がどう変わったかを三行で振り返る
このメモは行き先や期間を自動で決めるものではありません。学校やプログラムを比較するときは、選んだ体験が実際にできるか、安全面、支援体制、総費用、応募条件を一次情報で確認してください。
5. プログラムを比べる前に確認したいこと
- 現地で確かめたい場面が、日程に具体的に含まれているか
- 授業外で現地の人と関わる機会と、その参加条件は何か
- 住居、移動、緊急時対応、相談窓口は誰が担うか
- 授業料以外の費用を含めた総額と、変更・中止時の条件は何か
- 帰国後に経験を振り返り、学びを続ける仕組みがあるか
数字の読み方
まとめ
調査では、希望する留学の形は一つにまとまらず、留学に価値を感じる理由としては現地での経験、異文化交流、コミュニケーションなどが選ばれました。
ただし、割合だけで自分に合う留学は決まりません。期間や行き先を先に決めるのではなく、現地で確かめたい場面を一つ選び、出発前・現地・帰国後の行動に落とす。その設計が、プログラムを比較し、留学するかどうかも含めて判断するための土台になります。
調査概要・出典
調査実施:Mirai Bridge(ラグザスグループ)/調査方法:インターネット調査/地域:全国/調査期間:2026年8月13日〜17日/回答者:高校生・大学生300人/公表日:2026年8月31日。
希望する留学形態は300人を分母とする複数回答です。留学に価値を感じる理由は、留学に「非常に価値がある」「やや価値がある」と答えた253人を分母とする複数回答です。
一次情報:ラグザス公式ニュース「『オンライン留学で十分』はわずか5.0%、高校生・大学生が留学に求める“現地体験”」/PR TIMES
次の行動
NEXT|次の行動
- 上のプランナーで現地で確かめたいことを一つ選び、体験設計メモをつくる
- 候補となる学校・プログラムの日程、安全面、支援体制、総費用、変更条件を一次情報で比較する
- 英語学習そのものを整理する場合は、使いたい場面、現在地、最初の1か月で試す行動を別に書き出す
出典(一次発表)と調査データ
- 調査主体
- Mirai Bridge
- 調査名
- 「オンライン留学で十分」はわずか5.0%、高校生・大学生が留学に求める“現地体験”―Mirai Bridge調べ
- 調査方法
- インターネット調査
- 調査地域
- 全国
- 調査期間
- 2026年8月13日〜2026年8月17日
- 調査対象
- 高校生・大学生
- 回答数
- 300人
- 公表日
- 2026.08.31
- ラグザス公式ニュース「「オンライン留学で十分」はわずか5.0%、高校生・大学生が留学に求める“現地体験”―Mirai Bridge調べ」2026.08.31
- PR TIMES「「オンライン留学で十分」はわずか5.0%、高校生・大学生が留学に求める“現地体験”―Mirai Bridge調べ」2026.08.31
数値は基準日(2026-11-04)時点で一次発表と照合しています。回答者の意識を示す調査で、市場全体の実態を示すものではありません。