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食・レシピ|外注

宅食の1食あたり値段を自炊と比較する(2026年10月時点)

「宅食は1食いくらで、自炊と比べて何円高いのか」は、記事ごとに何と何を並べているかが違います。この記事は、宅食側は事業者の公式価格(2026-10-07取得)、自炊側は家計調査2025年平均の費目から出した2つの値で並べ、条件を各数字に付けます。

扱うのは宅食(冷凍の弁当・惣菜)だけです。ミールキットの公式な1食単価は取得できていないため、推計では埋めていません。宅食とミールキットの違いは宅食とミールキットの違いと、平日夕食の外注の考え方で整理しています。

最終更新日: 編集:RAXUS Link編集部

この記事で分かること

  1. 1宅食の1食単価を、通常・初回・最安・送料込みに分けた表で確認できる
  2. 2自炊側の2つの値(食料費全体と、調理食品・外食を除いた近似)の定義と、宅食との差額が分かる
  3. 3差額÷節約できた時間で、自分の損益分岐の時給を出す式が分かる

要点の数字: nosh 12食・関東の送料込み実質は709.17円、ワタミ定期おまかせ10食は563.5円。家計調査から出す1食あたりは250.7円と367.4円

結論は出さず、4つの数字が何と何かを先に並べます。

数字1食あたり何の数字か
nosh 12食・通常価格・関東の送料込み実質709.17円税込・送料別の通常価格に、関東の送料(1回1,166円)を足して12食で割った編集部算出
ワタミの宅食ダイレクト 定期おまかせ10食・本州・四国・九州の送料込み実質563.5円定期は3回以上のお届けが条件。ごはんは含まない。編集部算出
家計調査から出す値(a) 食料費全体367.4円二人以上の世帯の食料費全体を、世帯人員×90食で割った編集部算出。外食・調理食品を含む
家計調査から出す値(b) 調理食品・外食を除いた近似250.7円(食料−調理食品−外食)を同じ式で割った編集部の近似。家庭で調理する食材費の公表値ではない

(a)(b)はどちらも「自炊単価」ではありません。(a)は外食・調理食品を含む食生活全体の平均、(b)は費目から編集部が近似した値です。

出典: 各社公式サイト(nosh、ワタミの宅食ダイレクト、いずれも2026-10-07取得)、総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕2025年(令和7年)平均結果の概要」。算出値は編集部算出で、公表値ではありません。

自炊側の1食はどう出すか: 家計調査の費目から出す2つの値

家計調査には「1食あたりの自炊の食材費」という公表値はありません。この記事では、公表されている月平均の費目から、次の式で2つの値を出します。1か月は30日×3食=90食と仮定しています(編集部の仮定)。

式値(1食・1人あたり)何を含むか
(a) 食料費全体食料 ÷(世帯人員×90食)367.4円外食・調理食品・飲料・酒類を含む食生活全体の平均
(b) 近似(食料−調理食品−外食)÷(世帯人員×90食)250.7円(a)から調理食品・外食の2費目を引いたもの。菓子類・飲料・酒類なども残る
単身世帯食料 ÷ 90食548.0円外食・調理食品等を含む食料全体。内訳が未取得のため(b)に当たる近似は出せない

使った値は、二人以上の世帯の月平均で、食料94,895円・調理食品13,580円・外食16,563円・平均世帯人員2.87人です。単身世帯の食料は49,321円(平均年齢58.6歳)です。

  • 調査: 家計調査、全国、2025年1〜12月の平均。月平均額は年計÷12
  • n: 二人以上の世帯8,076世帯、単身世帯745世帯(ほかに単身の寮・寄宿舎72世帯)。いずれも調査世帯数の割当てで、集計世帯数ではありません
  • 世帯主の平均年齢は二人以上の世帯で60.7歳。子育て世帯の平均とは条件が違います
  • 「調理食品」は家計調査の費目名で、品目の内訳の定義は出典に記載がありません

出典: 総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕2025年(令和7年)平均結果の概要」、同「家計調査の概要(2025年)」(いずれも2026-10-07取得)。1食あたりへの換算は編集部算出です。

宅食の1食あたり単価: 通常・初回・最安・送料込みを分ける

「1食あたり」は事業者の公式表示(セット価格÷食数)です。通常価格、初回だけの特別価格、会員の最安価格、送料を足した実質を別の列に分けます。価格は2026-10-07の取得時点で、改定されることがあります。

サービス・プラン通常(税込・送料別)初回特別・最安送料(1回)送料込み実質
nosh 8食(関東)644円−1,166円789.75円
nosh 10食(関東)620円−1,166円736.6円
nosh 12食(関東)612円初回のみ487円(税込)1,166円709.17円
nosh 12食(関西)612円初回のみ487円(税込)1,023円697.25円
nosh club の最安−492円(到達条件と税込・税抜の表示は公式に記載なし)−−
ワタミ 定期おまかせ10食465円(定期5%OFF後)−990円563.5円
ワタミ 都度・選べる10食519円−990円−
  • nosh の送料は、関東(茨城〜東京・山梨)と関西(大阪・京都・滋賀・奈良・和歌山・兵庫)の4〜12食セットの値です。北海道は1,713円、沖縄は1,623円など、地域で変わります。送料込み実質は、(1食単価×食数+送料)÷食数で出した編集部算出です
  • nosh の通常価格は、12食プランが最も安い設定です。継続回数の制限や解約金はないと公式に記載されています
  • nosh の初回特別価格は、初回購入時の1,500円OFFを含む初回だけの価格で、継続時の単価ではありません
  • ワタミの宅食ダイレクトの送料は、本州・四国・九州で990円(2026-10-01の新規注文分から改定後)、北海道1,320円、沖縄2,420円です。定期おまかせは主菜と副菜2品のセットで、ごはんは含まれません。メニューは選べません。都度購入の送料込み実質は、この記事では算出していません

ミールキットは、この表に行を作っていません。Kit Oisix など事業者公式の1食単価は、2026-10-07時点で取得できていません。ヨシケイは、エリア・コース別で全国共通の料金表がなく単価を出せません。公式に確認できたのは、入会金と食材の配達料がかからない(食材代は別)という制度だけです。

出典: ナッシュ株式会社(nosh)公式サイト「トップ」「送料一覧表(2026年07月27日改訂版)」、ワタミの宅食ダイレクト公式通販サイト「いつでも三菜」商品ページ、ヨシケイ公式サイト「トップ」(いずれも2026-10-07取得)。送料込み実質は編集部算出です。

差額はいくらか: 自炊の2つの値との差

比較の例として nosh 12食・通常価格・関東の送料込み実質(709.17円)を置き、2つの値との差を出します。

比べる相手式差(1食)読み方
(b) 近似した自炊の食材費(二人以上の世帯・250.7円)709.17−250.7458.5円食材費だけを近似した値との差。宅食は1人前、(b)は二人以上の世帯の1人あたり平均で、世帯条件が違います
単身世帯の食料費全体(548.0円)709.17−548.0161.2円外食等を含む食費全体との差で、自炊との差ではありません

ワタミや nosh の他のプランの差、(a)との差は、この記事では算出していません。

出典: 上記2節の値からの編集部算出です。

時間で元が取れるか: 差額÷節約できた時間

食材費だけを比べると、宅食は(b)の近似より高い数字になります。ただ、宅食は買い物・調理・片付けの時間を減らす商品です。nosh は公式に買い出し・調理・片付け時間を「全てゼロ」と表示していますが、これは事業者の表示で、実測値ではありません。

差額を何分の節約で取り返せるかは、次の式で自分の分数を入れて出します。

> 損益分岐の時給 = 1食の差額(円)÷ 1食で節約できた時間(分)× 60

出てきた時給を、次の2つの物差しと並べます。

物差し値条件
地域別最低賃金の全国加重平均1,177円/時令和8年度の答申額。都道府県で異なり、最高1,280円・最低1,085円。発効は2026年10月1日〜12月2日に順次
パートタイム労働者の時間当たり所定内給与1,472円/時毎月勤労統計調査・2026年8月分速報・事業所規模5人以上。速報値は確報で改訂されることがある

損益分岐の時給がこれらを上回るなら、節約できた時間の価値より差額のほうが大きい、と読めます。下回るなら、時間の価値のほうが大きい、と読めます。どちらも、時間に払える金額の見当を持つための物差しで、「得」と決めるものではありません。

公的な統計には、1食あたりの調理時間がありません。社会生活基本調査(2021年)の「食事の管理」(料理、食器洗い等)は、1日の総平均で、男性14分・女性1時間18分、6歳未満の子がいる夫婦と子供の世帯では夫14分・妻1時間25分です。食事を作らない日や人も含む平均なので、1食には割れません。

出典: 厚生労働省「全ての都道府県で地域別最低賃金の改定額が答申されました」(令和8年度)、同「毎月勤労統計調査 2026(令和8)年8月分結果速報」(2026-10-07公表)、総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 詳細行動分類による生活時間に関する結果 結果の概要」(令和4年12月14日公表。全国10歳以上約19万人のうち調査票B約1万人。性別・世帯類型の層の n は未取得)。

読み方と限界、このあとの判断

数字を読むときの限界は、次のとおりです。

  • 宅食は、量・主食(ごはん)の有無・栄養設計がそろっていません。単価が同じでも中身は同じではありません
  • 家計調査は世帯平均で、個々の家庭の食材費ではありません。平均年齢が60.7歳(単身58.6歳)と高く、子育て世帯には当てはまらないことがあります
  • 宅食は1人前、家計調査は二人以上の世帯の1人あたり平均で、世帯条件が違います
  • 1か月90食は編集部の仮定です。食事を外でとる日が多い家庭は、実際の食数と合いません
  • 時間は1日の総平均しか公的な値がなく、1食の節約時間は自分で見積もる必要があります
  • パート時給は速報値です。価格・送料は改定されることがあります

また、宅食は全部の食事を置き換える前提の数字ではありません。1食の差額を、週に何食ぶん置き換えるかに掛けて考えます。

次にやること

  1. STEP 1宅食とミールキットのどちらが合うか診断する消したい工程で宅食とミールキットを選ぶ
  2. STEP 2平日の夕食を何日外注するかを決める平日の夕食を何日外注するかの判断軸を確認する
  3. STEP 3契約中の宅食・ミールキットを見直す宅食・ミールキットの見直しチェックリストで継続条件や締切を確かめる

出典

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