この記事の要点
- 2級は公式が「中級レベル」とする級で、平均合格率は73.6%(公式表記。集計回数は公式に記載なし。2026年10月時点)
- 3級(82.8%)より9.2ポイント低く、準1級(35.8%)より37.8ポイント高い(編集部算出。平均値同士の差で、同一回の比較ではない)
- 平均値は自分の合否の確率ではない。合格の目安は100問中おおむね70問以上で、過去問1回分の自己採点で自分の位置を測る
- 2026年から年1回開催。落ちると次の機会まで待つため、届かない状態での受験は慎重に。次回日程は公式で確認
2級は公式が中級とする級で、平均合格率は73.6%。ただし受かるかは平均では決まらない
日本城郭検定2級は、公式が「中級レベル」とする級で、平均合格率は73.6%(3級82.8%・準1級35.8%。2026年10月時点)です。
73.6%は公式表記の平均値で、いつからいつまでの何回分かは公式に記載がありません。受験者層も分からないため、「あなたが受かる確率が7割強」とは読めません。受けるかどうかは、次の判定表で自分の位置から決めます。
3級を受けた手応えと過去問1回分の得点で、受ける・見直すが決まる
受ける目安は、公式の合格基準(100問中おおむね70問以上の正答。3級〜1級共通)に過去問の自己採点が届くかで引きます。得点が分からない人は、先に過去問1回分を解いて数えるのが最初の一歩です(編集部提案。入手と回し方は日本城郭検定 過去問 使い方で扱っています)。
| 自分の位置 | 受ける目安 | 根拠 | 次に読む |
|---|---|---|---|
| 過去問をまだ解いていない | 判定できない。先に過去問1回分を解いて、100問中の正答数を数える | 合格基準はおおむね70問以上(公式) | 日本城郭検定 過去問 使い方 |
| 3級合格済みで、2級の過去問が70問以上(初見の回で採点した場合) | 受けてよい。範囲の広さ(続日本100名城が加わる)を意識して仕上げる | 合格基準70問(公式)。2級の範囲に続日本100名城が加わる(公式) | 日本城郭検定 3級 勉強時間 |
| 3級合格済みで、2級の過去問が70問未満 | 差を埋めてから受ける。年1回のため、届かないまま受けると次の機会まで待つ | 年1回開催(公式)。分析サイトは3級合格済みの一発合格に最低3か月を推奨(公式基準ではない) | 日本城郭検定 2級 勉強時間 |
| 3級は未受験 | 申込はできるが、受ける目安は過去問の得点で引く。70問に届かなければ見直す | 申込は誰でも可。3級合格を求める記載は申込ページに無い(第28回の公式ページ) | 日本城郭検定 2級 勉強時間 |
| 4級合格レベルから始める | 開始時点の知識が少ないぶん、期間を長めに見る。短期集中の合格例は1件ある | 約40時間・2週間ちょっとで合格したという個人ブログの自己申告(n=1・第17回) | 日本城郭検定 2級 勉強時間 |
境界は「過去問1回分でおおむね70問」です。公式は3級合格を受験の条件として書いていませんが、「3級が不要」とも書いていません。過去問の得点が届かない間は、「受ける」の答えは「見直す」に変わります。
2級は100問・60分・おおむね70問以上で合格、受験料は6,000円
結論から言うと、2級は100問を60分で解き、おおむね70問以上の正答で合格です。第28回(令和8年(2026年)6月28日実施)の条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 | 条件 |
|---|---|---|
| 問題数・合格基準 | 100問中おおむね70問以上の正答 | 3級〜1級共通の公式基準 |
| 試験時間 | 60分(12:50〜13:50) | 第28回の2級(編集部算出: 13:50−12:50) |
| 受験料 | 6,000円 | 第28回の2級・単独受験 |
| 試験日 | 令和8年(2026年)6月28日 | 第28回(終了済みの回で、参考値) |
次回の日程と受験料は、公式サイトで確認してください。
3級から2級で平均合格率は9.2ポイント下がり、準1級との差はさらに大きい
2級は3級と準1級の間にあり、3級からの落差は小さく、準1級への落差は大きい位置です。公式の級別平均合格率(いずれも集計回数は公式に記載なし)と、編集部算出の差は次のとおりです。
| 級 | 平均合格率 | 公式の位置づけ | 出題範囲(公式) |
|---|---|---|---|
| 3級 | 82.8% | 初級レベル | 城の総合知識+日本100名城の個別城郭の知識を中心に |
| 2級 | 73.6% | 中級レベル | 城の総合知識+日本100名城と続日本100名城の個別城郭の知識 |
| 準1級 | 35.8% | 武者返級の難関レベル | − |
| 1級 | 4.9% | 専門家レベル | − |
| 差 | ポイント | 算出 |
|---|---|---|
| 3級→2級 | 9.2(2級が低い) | 編集部算出: 82.8−73.6 |
| 2級→準1級 | 37.8(準1級が低い) | 編集部算出: 73.6−35.8 |
これらは平均値同士の差で、同じ回・同じ受験者での比較ではありません。それでも、2級は「3級より少し難しく、準1級までの間に大きな段差がある」位置だと読めます。範囲の違いは、3級が日本100名城中心なのに対し、2級は続日本100名城も対象になる点です。3級側の水準は日本城郭検定 3級 勉強時間で見られます。
73.6%は集計回数が非公開の平均で、難しさの中身は範囲の広さと暗記量
73.6%の裏返しは26.4%(編集部算出: 100−73.6)で、平均では4人に1人強が合格していません。集計回数も受験者層も公式に記載がなく、回によってこれより高い・低い回があり得ます。
2級の難しさの中身は、公開情報から次のように読めます。
- 範囲の広さ: 公式は、日本100名城と続日本100名城の個別城郭の知識を問うとしています。学習のポイントも、『日本100名城公式ガイドブック』を参考に両方をまんべんなく学ぶことです
- 暗記量: 個人ブログの受験記(2024年6月23日受験・不合格)は「覚える情報量が多く、苦戦」と書いています(本人の感想で、客観的な難易度の値ではありません)
- 過去問の効き方: 分析サイトは、第18回2級の出題のうち過去問からの出題が66%だったと調べています(同サイト調べ。公式の数字ではなく、実施時期は未記載)。同サイトの3級は75%で、別級の数字なので混同できません
過去問からの出題が一定割合あると言っても、残りは初見です。自己採点の70問ラインに届くかを先に見るのは、この理由からです。
公開された2級受験記は6時間で不合格・約40時間で合格。ただし開始時点が分かるのは1件だけ
公開されている時間数つきの受験記は、確認できた限り次の2件です。n=2・自己申告で、別人・別回・別条件のため一般化しません。
| 記録1(個人ブログ・受験記) | 記録2(個人ブログ・合格記) | |
|---|---|---|
| 受験 | 2024年6月23日受験 | 第17回 |
| 自己申告の勉強時間 | 計6時間(テキスト2時間30分+2時間30分+本試験1時間) | 40時間ほど |
| 開始時点・期間 | 記載なし | 4級合格レベルから、勉強期間は2週間ちょっと |
| 結果 | 不合格 | 合格 |
記録2の著者は「過去問をすべて正解できたら50点以上」と書いています(著者の主張で、公式の保証ではありません)。合格点が70点という前提に対し、過去問の取り込みがどこまで点数になるかは人によって違います。時間の見積もりや計画は日本城郭検定 2級 勉強時間で扱っています。記録1は開始時点が記載されておらず、2件の差を開始時点や勉強時間の差とは断定できません。ここでは、合格記は書かれやすく、検索で見つかる記録に偏る点だけを注意として残します。
年1回のため落ちると次の開催まで待ち、境界を超えない受験は割に合わない
日本城郭検定は2026年から、年2回開催から年1回開催に変わりました。第28回は2026年6月28日でした。次回(2027年)の日程は、2026年10月19日時点で公式に掲載を確認できていません。日程は公式サイトで確認してください。
年1回になると、不合格のあとの再挑戦は次の開催まで待つことになります。このため、前の節の判定表の境界(過去問1回分でおおむね70問)に届かない状態で受けるのは、待つコストを考えると割に合いません。避けたい判断とこうすればOKは次のとおりです。
| 避けたい判断 | こうすればOK |
|---|---|
| 平均合格率73.6%を見て「7割は受かる」と考え、過去問を解かずに申し込む | 過去問1回分を解いて、100問中の正答数を数えてから決める |
| 70問に届かないまま「とりあえず受けてみる」 | 差を埋める期間を見積もり、公式の日程発表後に受験を決める |
落ちたあとの見直しは日本城郭検定 落ちた 原因で整理しています。
よくある質問
Q1. 日本城郭検定2級は難しいですか?
公式は2級を「中級レベル」とし、平均合格率は73.6%です(集計回数は公式に記載なし。2026年10月時点)。ただし3級(82.8%)よりは低く、準1級(35.8%)よりは高い位置で、「易しい」「難しい」は開始時点で変わります。過去問1回分でおおむね70問に届くかで判断するのが目安です。
Q2. 平均合格率73.6%はいつの数字ですか?
公式は2級の平均合格率を73.6%と表記していますが、いつからいつまでの何回分かは記載していません。そのため、特定の回の合格率とは読めません。
Q3. 3級を受けずに2級を受けてよいですか?
第28回の申込ページでは、申込は誰でもできるとされ、3級合格を求める記載はありません。一方で「3級不要」と明記した文も見つかっていません。受ける目安は、過去問1回分でおおむね70問に届くかで引いてください。
Q4. 落ちたら次はいつ受けられますか?
2026年から年1回開催のため、次の機会は次回開催まで待ちます。2027年の日程は2026年10月19日時点で公式に掲載を確認できていないので、公式サイトで確認してください。
Q5. 過去問と同じ問題はどれくらい出ますか?
分析サイト(お城検定ドットコム)は、第18回2級の出題の66%が過去問からだったと調べています(同サイト調べ。公式の数字ではありません)。過去問の入手と回し方は日本城郭検定 過去問 使い方をご覧ください。
