この記事の要点(2026年10月19日時点・公式サイトの取得日)
- 合格の目安は全級共通で、100問中おおむね70問以上の正答です(公式表記)
- 公式の平均合格率(集計回数は公式に記載なし)は3級82.8%・2級73.6%・準1級35.8%・1級4.9%。ここから逆算した平均不合格率は3級17.2%〜1級95.1%です(編集部算出・個々の回の値ではない)
- 見直しの順番は、(1)点差 (2)自分の級の位置 (3)落ちた型 (4)戻り先 (5)次回日程の確認
- 不合格者の人数や点数分布は公開されておらず、公開された不合格記3件は自己申告です。型への仕分けは公式の方法ではなく編集部の提案です
日本城郭検定に落ちたら、点差→級の位置→落ちた型→戻り先→次回日程の順で確認する
日本城郭検定に落ちたら、100問中おおむね70問との差と級を確かめ、落ちた型を切り分けると見直し先が決まります。型への切り分けは公式が示すものではなく、編集部の提案です。
- 自分の得点を、100問中おおむね70問と比べる
- 平均不合格率の表で、自分の級の位置を確かめる
- 公開された不合格記3件の型に、自分の落ち方を当てる
- 4類型の対処表で、学習の戻り先を引く
- 次回の日程は公式で確認してから、再受験の計画を組む
なお、不合格者の人数や点数分布を公式は公開しておらず、公開された不合格記3件も個人の自己申告です。限界は最後の節にまとめています。
まず自分の点を100問中おおむね70問と比べ、数点差か大きな差かで見直し先を分ける
公式の合格の目安は、全級共通で「全100問中おおむね70問以上正答」です。得点が分かるなら、70との差で次のように分けます。
| 自分の状況 | 確かめ方 | 見直し先(編集部の提案) |
|---|---|---|
| 得点が分かり、数点差(1〜数点) | 70問との差を数える | 全体を学び直すより、取り違えた問題の傾向を拾う(4類型の「数点差」) |
| 得点が分かり、大きな差(公開例では9点差) | 70問との差を数える | 出題範囲の広さに押された可能性。級の学習範囲を確かめる(4類型の「範囲の広さ」) |
| 得点が分からない | 過去問を1回分解き、得点を出す | 出した得点で上の行を引き直す。過去問の入手と回し方は日本城郭検定 過去問 使い方にまとめています |
公開された不合格記には、点差の例が3件あります(いずれも個人の自己申告)。1級で城びと掲載の合格者寄稿の著者は合格ラインに2点届かず、別の1級受験者は61点で、本人が目標とする合格圏内の70点とは9点差(編集部算出・自己申告値同士)でした。準1級では前回1点足りずに落ちたという記録があります。
合格ラインについての注意: 公式の表記は「おおむね70問」です。「問題の難易度によって合格ラインが変わり、過去に50点まで下げられたことがあるらしい」という記述が個人ブログの脚注にありますが、伝聞で、公式の記載ではありません。自分の回の合格ラインは、結果通知や公式の案内で確かめてください。
平均合格率から逆算すると、落ちる人は3級で約17%、1級で約95%と級で大きく違う
自分の級の行を探してください。公式の平均合格率は集計回数の記載がなく、個々の回の値ではありません。不合格率は「100−平均合格率」で出した編集部算出の値です(2026年10月19日時点)。
| 級 | 平均合格率(公式表記) | 平均不合格率(編集部算出) |
|---|---|---|
| 3級 | 82.8% | 17.2% |
| 2級 | 73.6% | 26.4% |
| 準1級 | 35.8% | 64.2% |
| 1級 | 4.9% | 95.1% |
4級の平均合格率は、今回の取得では確認できませんでした。1級については、日本城郭協会が第6回(平成27年5月)の合格率として5%を記しています。こちらは特定の回の値で、上の平均合格率4.9%とは条件が違います。
読み方としては、3級〜2級で落ちた場合は「少数派だが珍しくはない」位置で、準1級は落ちる人のほうが多い位置、1級は落ちるのが標準的な位置です。ただし、受験者層も回も平均されているので、自分の不合格の理由を示すものではありません。
2級の位置づけや、受ける前の判定は日本城郭検定 2級 難易度で整理しています。
公開された不合格記3件は、数点差の型と、範囲の広さや混同に押された型に分かれる
次の表は、公開された不合格記のうち、級と点差が確認できた3件の横断です。n=3で、全員が個人の自己申告です。結果は1級2件・準1級1件に偏り、3級・2級の記録は含みません。
| 記録 | 級 | 点差 | 落ちた型として語られていること | 回次 |
|---|---|---|---|---|
| 城びと掲載の合格者寄稿 | 1級・初受験 | 2点足りず(371人中20位) | 彦根城の「崋頭窓」を「唐破風」と取り違えるなど、平凡なミスの積み重ね | 第6回(2015年)。後に第8回で合格 |
| 個人ブログA | 1級・初受験 | 61点。目標70点との差は9点(編集部算出) | 熊本城の復旧計画案のうち採用検討中の方法を問う問題が2問(決定前の内容は把握できず)。「重箱の隅つつき系の問題もあった」 | 回の記載なし(2017年6月の記事) |
| 個人ブログB | 準1級 | 1点足りず | 点差の記録のみ。その後3回目で第18回に合格 | 前回の回次は記載なし |
型の読み取りを3つ挙げます(いずれも編集部の読み取りで、本人の自己申告に基づきます)。
- 用語の混同: 彦根城の窓の取り違えのように、似た名称を取り違えて落とす
- 範囲の広さ: 個人ブログAの記録には「出題範囲の広いこと広いこと」とあり、決定前の復旧計画案のような最新の話題も出ています
- 数点差: 2点・1点で届かなかった例があり、全体を学び直すより取りこぼしの傾向を拾う段階です
範囲の広さ・用語の混同・数点差・過去問頼みの4類型ごとに、公式の学習ポイントへ戻る
次の表で、自分の落ち方に近い行を引いてください。4類型への仕分けと戻る先は公式の方法ではなく、編集部の提案です。公式の学習のポイントは級別にあり、その要点を右列に添えています。
| 類型 | 当てはまる状況 | 戻り先(編集部の提案) | 公式の学習ポイント(級別) |
|---|---|---|---|
| 範囲の広さ | 出題の幅に押された。見たことのない城が出た | 自分の級の学習範囲を確かめ直す | 3級は日本100名城の知識を中心に。2級は日本100名城と続日本100名城をまんべんなく。準1級は100名城・続100名城以外のお城からも一部出題 |
| 用語の混同 | 窓・屋根・石垣などの似た名称を取り違えた | 誤答した問題の用語を並べ、違いをまとめ直す | 準1級は、今まで登城した城のパンフレットなどにも目をとおし、情報をまとめる |
| 数点差 | 1〜数点で届かなかった | 全体を学び直す前に、直近の誤答の傾向を拾う | 1級は、準1級までの知識に加え、城に関する最新の発見やニュースの資料も読んでおく |
| 過去問頼み | 過去問は解けたのに本番で届かなかった | 過去問以外の範囲に学習を広げる | (下の注を参照) |
過去問頼みの限界: 分析サイトの調べでは、第18回2級の出題のうち過去問からの出題は66%、同サイトによる3級は75%でした(実施時期は未記載・別の級同士の値で、同サイトも「傾向は試験ごとに異なる可能性」と注記)。個人ブログには、準1級は半分以上が過去問で構成されていると思われる(正確な割合は不明)という主観の記述もあります。過去問が出題の相当部分を占めることはあっても、過去問だけで足りるとは言い切れません。
戻り先の学習時間の組み方は、日本城郭検定 3級 勉強時間と日本城郭検定 2級 勉強時間にまとめています。複数の類型に当てはまるときは、誤答が多い型から戻ることを提案します。
次回(第29回)の開催日は公式で未定のため、年1回化を前提に日程確認から再受験を組む
公式サイトでは、2026年から日本城郭検定は年1回になる(従来は年2回)と案内されています。級ごとの差は確認できていません。直近の第28回は2026年6月28日(日)開催で、第29回の開催日は、2026年10月19日時点で公式が「未定」と表記しています。
そのため、この記事では次回の日付を書きません。再受験の計画は次の順で組みます。
- 公式サイトで、第29回の開催日と申込方法の公表を確認する
- 公表されるまでの期間は、4類型の戻り先に当てて学習を進める(空白期間の使い方は編集部の提案)
- 開催日が出たら、そこから逆算して残りの期間を決める
公表を待たずに戻り先の学習を始めるほうが、空白期間を使えます(編集部の提案)。受験料・申込期間は、本記事では扱っていません。公式の案内で確認してください。
この集計の限界: 不合格者数・点数分布・合格ラインの回別推移は公開されておらず、n=3は自己申告
読み方の注意
- 不合格者の人数・点数分布・合格ラインの回別推移は、公式に公開されたものを確認できませんでした
- 平均不合格率は、公式の平均合格率(集計回数の記載なし)からの編集部算出で、個々の回の値ではありません。4級は未確認です
- 不合格記3件は自己申告で、n=3です。3級・2級の記録は含まず、1級2件・準1級1件に偏っています
- 合格ラインが回で変わるという話は、個人ブログの伝聞で、公式根拠は確認できませんでした
- 出所の不明な掲示板のやり取りの再現は、採録していません
よくある質問
Q1. 日本城郭検定の合格点は何点ですか?
公式の表記は、全100問中おおむね70問以上の正答で合格です(全級共通)。「おおむね」付きの基準で、回によって合格ラインが変わるという話は個人ブログの伝聞にとどまり、公式の根拠は確認できませんでした。
Q2. 1級は何%の人が落ちますか?
公式の1級の平均合格率4.9%(集計回数の記載なし)から、平均不合格率は95.1%です(編集部算出・個々の回の値ではない)。協会は第6回(平成27年5月)の1級の合格率として5%も記しており、こちらは特定の回の値です。
Q3. 落ちたら次はいつ受けられますか?
第29回の開催日は、2026年10月19日時点で公式が未定としています。2026年から年1回になっている(従来は年2回)ので、日程は公式サイトで確認してください。
Q4. 過去問だけで足りますか?
足りるとは言い切れません。分析サイトの調べでは、第18回2級の出題のうち過去問は66%、同サイトの3級は75%でした(別の級同士の値)。過去問の使い方は日本城郭検定 過去問 使い方にまとめています。
Q5. 不合格者の点数分布や回ごとの合格ラインは公開されていますか?
確認できた範囲では、公開されていません。級別・回別の落ちた人数、点数分布、合格点の回別推移は、公式のページにはありませんでした。
