この記事の前提を最初に書きます。筆者は天文宇宙検定を受験していません。 本記事は体験談ではなく、公式サイトが公表している受験者データと受験料・日程を整理し、級選びと併願の判断材料をまとめた記事です。
- 調査日:2026年7月28日(更新:2026年9月24日)
- 一次ソース:天文宇宙検定 公式サイト(申込ページ/受験のご案内/第20回 受験者データと講評)
- ページ本文を取得できず検索結果の要約で確認した情報には△を付けています
- 次回(第22回)は2026年11月15日、申込受付は2026年7月30日開始、会場受験の締切は10月6日(火)——申込締切まで残り約10日です
結論:3・4級併願は「割引8,460円」と「合格率76〜82%」で成立する
| 判断材料 | 数値 |
|---|---|
| 4級の合格率 | 81.7%(会場受験・第20回) |
| 3級の合格率 | 76.3%(同上) |
| 2級の合格率 | 30.0%(同上。前回比8%低下) |
| 1級の合格率 | 0.9%(同上) |
| 3・4級併願の受験料 | 8,460円(単独なら3級5,000円+4級4,400円=9,400円/940円お得) |
| 2・3級併願 | 10,000円(単独合計11,200円) |
| 2・3・4級の3連続 | 14,000円(単独合計15,600円) |
3級と4級は、どちらも合格率が7〜8割です。この2つを併願する最大の意味は「滑り止め」ではなく、「1日で2つ取れる」ことにあります。
一方で、2級は合格率30.0%、1級は0.9%。3級と2級の間に断層があります。「3級が7割受かるなら2級も」と考えるのは危険です。
1. 公式が受験者データを公表している(これは珍しい)
当サイトでこれまで扱った検定(世界遺産検定/ニュース検定/歴史能力検定)の中で、級別の合格率・平均点・得点分布まで公式が公開しているのは、天文宇宙検定が最も詳細でした。
第20回(2025年11月16日実施)の公式データ
| 級 | 合格率 | 平均点 | 最高点 | 合格基準 |
|---|---|---|---|---|
| 4級(星博士ジュニア) | 81.7% | 74.0点 | 100点 | 60点以上 |
| 3級(星空博士) | 76.3% | 70.1点 | 100点 | 60点以上 |
| 2級(銀河博士) | 30.0% | 60.2点 | 96点 | 70点以上 |
| 1級 | 0.9% | 41.9点 | 70点 | 70点以上(60〜69点は準1級合格) |
得点分布(会場受験)
| 級 | 最多の得点帯 | 補足 |
|---|---|---|
| 4級 | 80〜89点(24.8%) | 60点以上が81.7%、70点以上が64.3% |
| 3級 | 70〜79点(25.1%) | 60点以上が76.3%、60〜89点で約68.0% |
| 2級 | 50〜59点(22.0%) | 60〜69点が21.6%=あと1〜2問の層が厚い |
| 1級 | 30〜39点(37.6%) | 67.0%が30〜49点。60点以上は10.1%のみ、最高点が70点 |
2級の「60〜69点が21.6%」は重い数字です。合格基準70点に対して、受験者の5人に1人が数問差で落ちている。2級を受けるなら、合格ラインぴったりを狙う計画は成立しないということです。
1級は最高点が70点=合格基準ぴったりでした。満点付近が誰もいない試験です。
オンライン受験のデータ
| 級 | オンライン合格率 | オンライン平均点 | 会場との差 |
|---|---|---|---|
| 2級 | 33.7%(平均61.8点) | — | 会場30.0%よりやや高い |
| 3級 | 76.2%(平均69.0点) | — | 会場76.3%とほぼ同じ |
| 4級 | 84.0%(平均74.1点) | — | 会場81.7%よりやや高い |
オンラインと会場で、合格率に大きな差はありません。「オンラインだから有利/不利」という判断材料は、このデータからは出てきませんでした。
2. 受験料と併願割引(公式)
| 級 | 受験料 |
|---|---|
| 1級 | 6,700円 |
| 2級(銀河博士) | 6,200円 |
| 3級(星空博士) | 5,000円 |
| 4級(星博士ジュニア) | 4,400円 |
| 併願 | 割引価格 | 単独合計 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 3・4級 | 8,460円 | 9,400円 | −940円 |
| 2・3級 | 10,000円 | 11,200円 | −1,200円 |
| 2・3・4級 | 14,000円 | 15,600円 | −1,600円 |
※1級は併願割引の対象外 △
割引額そのものは大きくありません(940円)。併願の価値は割引ではなく、「同じ日に2級分の認定を取れる」「テキストの学習範囲が重なる」点にあります。
当日の時間割(第22回・2026年11月15日)
4級と3級は同じ会場で、同じ日に連続受験できます。 公式の時間割は以下の通りです(公式「受験のご案内」より)。
| 級 | 開場 | 説明開始 | 試験開始 | 試験終了 |
|---|---|---|---|---|
| 4級(星博士ジュニア) | 10:30 | 11:00 | 11:10 | 12:00 |
| 3級(星空博士) | 12:30 | 13:00 | 13:10 | 14:00 |
| 2級・1級 | 14:30 | 15:00 | 15:10 | 16:00 |
- 試験時間は各級50分。試験開始後10分以降は入室不可。
- 4級終了(12:00)から3級開場(12:30)まで約30分の間隔があります。同じ会場で待機し、そのまま3級を受験できます。
- 4級と3級は時間帯が重なっていないため、1日で2つの級を受験する流れが成立します。
- 2・3・4級の3連続受験の場合も、同一日に受験可能です(14:00終了→14:30開場で3連続)。
確認できなかったこと:「同一会場での複数受験」が公式FAQに明文規定されているかは確認できませんでした。時間割が重ならない設計になっていることから同日受験が可能と判断できますが、会場の運営細則は申込後に届く受験票で必ず確認してください。
3. 日程と申込(2026年)
| 回 | 実施日 | 状況 |
|---|---|---|
| 第21回 | 2026年6月7日(日) | 終了(会場:釧路・仙台・小松・郡山・東京・松本・名古屋・京都・岡山・鹿児島・名護) |
| 第22回 | 2026年11月15日(日) | 申込受付中(2026年7月30日開始)。会場:札幌・仙台・高崎・東京・名古屋・大阪・岡山・広島・高松・福岡・名護(11会場)。オンライン試験も実施(2〜4級) |
申込締切(第22回)
| 受験形式 | 申込締切 |
|---|---|
| 会場受験 | 2026年10月6日(火) |
| オンライン受験 | 2026年10月1日(木) |
| 団体受験 | 2026年10月1日(木) |
- オンライン受験は2〜4級(1級は会場受験のみ)。併願にも対応
- オンライン受験の条件は小学生以上(試験当日において)
- 申込はWebショップ「Lagrange」からクレジットカードまたはコンビニ決済。郵便局の払込取扱票は会場受験のみ。オンライン受験はクレジットカード決済のみ
会場受験の申込締切(10月6日)まであと約10日です。 3・4級の同日受験を予定している方は、忘れずに1回の申込で両方の級を選択してください。
注意:2026年11月15日は3検定が重なっています
当サイトで調べた範囲で、2026年11月15日(日)は以下が同日です。
| 検定 | 内容 |
|---|---|
| 天文宇宙検定 第22回 | 本記事 |
| 歴史能力検定 第45回 | 年1回のみ |
| ニュース検定 第2回 | 年3回のうち2回目 |
3つとも受けることはできません。年1回しかない歴検を優先するか、天文宇宙検定の併願(1日で2級分)を取るか、年3回あるN検を後ろに回すか——この日の使い方は、複数検定を狙う人にとって最大の意思決定になります。
4. 出題とテキスト
- 出題は級別の公式テキストに準拠 △
- 3級・4級は基本的に公式テキストの学習で十分合格を狙えるが、雑学的な問題も含まれる △
- 問題集は2026〜2027年版が2026年春ごろ、テキストは2027〜2028年版が2027年春ごろに発刊予定 △
テキストが数年単位の版であるため、ニュース検定のような毎年の買い替えは不要です。この点は費用面で有利です。
5. どう選ぶか(データからの整理)
| あなたの状況 | 選択 | 根拠 |
|---|---|---|
| 天文の知識ゼロ、まず1つ取りたい | 4級単独 | 合格率81.7%・平均74.0点 |
| せっかくなので効率よく | 3・4級併願(8,460円) | どちらも7〜8割合格。940円割引 |
| 3級は取れる自信がある | 2・3級併願(10,000円) | ただし2級は合格率30.0%。3級を確保する保険として機能 |
| 2級を本気で狙う | 単独+十分な対策 | 60〜69点で落ちる層が21.6%。ぎりぎり狙いは危険 |
| 1級 | 相応の覚悟が必要 | 合格率0.9%、最高点70点、平均41.9点 |
3・4級併願が「入口として最も合理的」というのが、公式データから導ける結論です。
関連記事:世界遺産検定3級の勉強時間集計 / 歴検2級の難易度と出題構成 / ニュース検定の準2級と2級の違い
この記事の限界(必ずお読みください)
① 合格体験記を集めていない
本記事は公式データの整理であり、「何時間勉強したか」「どのテキストをどう使ったか」の体験記を集計していません。勉強時間については別記事(天文宇宙検定3級 勉強時間)で扱う予定です。
② 第22回の日程・申込(2026年9月24日更新)
2026年11月15日という実施日、申込開始2026年7月30日、申込締切(会場10月6日・オンライン10月1日)、会場一覧は、2026年9月24日時点の公式申込ページおよび受験のご案内ページから直接確認した情報です。 △は外しています。申込前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
③ データは第20回の1回分
合格率・平均点は2025年11月16日実施の第20回のものです。2級は前回比で8%低下しており、回によって変動します。複数回の推移を追えていません。
④ 併願の実例がない
3・4級を実際に併願した人の記録(体力・テスト間の過ごし方など)を集めていません。当日の時間割(4級11:10〜12:00、3級13:10〜14:00)は2026年9月24日に公式サイトで確認しましたが、当日の体感や待機場所の詳細は未収集です。
⑤ 筆者は未受験
当サイトは自ら受験しません。本記事の内容はすべて公開情報の集計であり、当日の時間割・体感難度は、併願者の記録が公開され次第、集計に追加します。
本記事の作成方法
調査日:2026年7月28日(更新:2026年9月24日)
筆者の受験歴:天文宇宙検定を受験したことはありません。
調査方法:
- 公式サイトの「受験者データと講評」「受験のお申し込み」「受験のご案内」ページを取得し、級別の合格率・平均点・得点分布・受験料・併願割引・日程・時間割・申込締切を一次情報として記載
- 初回調査(2026年7月28日)時点では第22回の申込情報が公式に未掲載のため、一部を解説記事から取得し△を付与。2026年9月24日の更新で公式ページから直接確認し、該当箇所の△を解除
- 公式データが存在する検定なので、体験記の推定に頼らず数値で判断材料を組み立てる方針を取りました
△印について:ページ本文の直接取得ができず、検索エンジンの要約経由で確認した情報源、または公式に未掲載で二次情報に基づく項目です。
確認できなかったこと:
- 複数回にわたる合格率の推移(第20回の1回分のみ)
- 3・4級併願時の当日の体感・待機場所の詳細(時間割は公式確認済み)
- 合格体験記・勉強時間の実データ
- 「同一会場で複数受験」の公式明文規定(時間割が重ならない設計から可能と判断)
免責:
- 本記事は天文宇宙検定を実施する団体とは一切関係がありません
- 日程・受験料・会場は変更される可能性があります。申込前に必ず公式サイトでご確認ください
- 本記事には一部アフィリエイトリンクを含む予定です(該当箇所は明示します)
更新予定:
- 第21回(2026年6月7日)の受験者データが公表されたら、合格率の推移として追加します
- 合格体験記・勉強時間の集計は別記事で扱います
- 第22回(2026年11月15日)終了後、受験者データが公表され次第、第20回データを更新します