アルト HA36S CVT交換費用の実例内訳|中古115,452円・リビルト232,000円・品番21000-74PJ0・出典付き(2026年10月時点)

最終更新: 2026-10-02 ・ 約14分で読めます ・ 修理費 編集部

この記事の要点

  • HA36S アルトのCVT本体交換費用は、中古CVT使用で115,452円(税込・実例)、リビルト使用で232,000円(編集部算出・税基準混在)が目安。フルード交換で済む場合は26,244円(税込・実例)で済む。
  • 工賃は7.0時間・42,000円(税抜)が整備工場実例。部品の種類(中古/リビルト)と依頼先で総額が大きく変わる。
  • リビルト品番は21000-74PJ0(DBA-HA36S・2WD・R06Aエンジン)、保証1年または20,000km。コア返却10日以内が条件(MCLオートパーツ・2026年10月時点)。
  • 初期のウィーン音・軽いジャダーはフルード交換(26,244円実例)で改善するケースがある。滑りが頻発・フルード交換後も改善しない場合は本体交換の段階。

この記事は、公開されている整備工場の作業記録・リビルト部品の販売ページを横断して集計したものです。筆者が実車を整備した記録ではありません(集計方法と出典はfrontmatter sourcesに記載しています)。

HA36S アルトのCVT交換費用とは、CVTユニット本体(部品代)と脱着工賃の合計額のことです。中古・リビルト・新品の選択と依頼先によって総額が異なります。


HA36S アルトのCVT交換費用は中古115,452円・リビルト232,000円が実例の目安

費用の答えは部品の種類と依頼先の組み合わせで決まります。まず全体像を表で確認してください。

ルート部品代の目安工賃の目安総額の目安保証
中古CVT(民間工場)60,000円(税抜・川村自動車工業実例)42,000円(税抜・7.0h)115,452円(税込・実例)無保証〜条件次第
リビルト(民間工場)190,000円(税込・MCLオートパーツ)42,000円(税抜・7.0h)232,000円(編集部算出・税基準混在)1年または20,000km
フルード交換のみ19,800円(強化フルードM305L 5L)4,500円26,244円(税込・実例)−

工賃42,000円(税抜)は川村自動車工業(秋田県仙北市・認証工場)の実例で、時間工賃6,000円/h × 7.0時間による値です。リビルト総額232,000円は190,000円(税込)と42,000円(税抜)の単純合算であり、税基準が混在しています(実際の支払額は工賃に消費税が加算されます)。CVT本体交換には認証工場の設備が必要なため、ディーラーまたは民間整備工場への依頼が前提です。


中古・リビルトの費用・保証・リスクを比較して選ぶ

部品ルートの選択は費用だけでなく保証とリスクの組み合わせで判断してください。

種別部品代総額目安保証リスク
中古CVT60,000円(税抜・実例)115,452円(税込・実例)無保証〜条件次第再故障時に部品代と工賃が再度かかる
リビルト品190,000円(税込)232,000円(編集部算出)1年または20,000km(コア返却10日以内)在庫がない場合がある
中古CVT交換115,452円に対しリビルト交換は232,000円で約2倍の費用になる
CVT交換費用の比較(税込)。中古=川村自動車工業実例、リビルト=編集部算出(税基準混在)。出典: グーネットピット・MCLオートパーツ

中古とリビルトでは総額に大きな差があります。 ただし中古は再故障時に追加費用が発生するリスクがあるため、保証期間内に再不具合が発生した場合のコストを加味して判断してください。

リビルト品は純正部品を再生したもので、1年または20,000kmの保証が付きます(MCLオートパーツ、DBA-HA36S・2WD・品番21000-74PJ0)。中古品は一般に保証なし〜短期保証であり、保証条件は工場と部品仕入先によって異なります。

避けたい判断: 部品代の安さだけで中古を選ぶこと。

こうすればOK: 中古とリビルトの総額差を出した上で、再故障リスクを含めた期待コストで比較する。走行距離が少なく乗り続ける予定がある場合はリビルトの保証が有利になるケースがあります。


CVTフルード交換で済む場合の費用は26,244円(税込)が実例

フルード交換で済むかどうかが最初の判断ポイントです。初期症状であればフルード交換(26,244円)で改善するケースがあります。

CVTフルード交換費用の内訳(KC TECHNICA・滋賀県・実例):

項目金額
強化CVTフルード M305L 5L(部品代)19,800円
抜き替え作業工賃4,500円
消費税(8%)1,944円
合計26,244円(税込)

この実例は2016年9月の作業記録で、消費税8%が適用されています。現在(2026年)は消費税10%が適用されるため、同じ部品代・工賃であれば総額は異なります。最新の費用は依頼先の整備工場で確認してください。

HA36S(R06Aエンジン)のCVTフルード全容量は5.7Lです。ドレーン排出量は2.0L、ストレーナー脱着時はさらに1.5Lが排出され、合計3.5Lが排出されます。全量交換(圧送交換)と部分交換(抜き替え)では使用フルード量と工賃が変わるため、依頼前に作業方法を確認してください。


HA36S CVT交換の部品品番と仕様を型式・駆動方式別に一覧化する

部品を特定するために必要な品番と仕様を確認してください。現時点では2WD用の一次情報のみ確認できています(4WD用品番は一次情報を取得できないため本記事には掲載しません)。

品名品番条件出典
CVTミッション(リビルト)21000-74PJ0DBA-HA36S・2WD・R06AエンジンMCLオートパーツ
CVTストレーナー26572-72MA0HA36S(R06A)成田自動車整備工場
CVTフィルター31726-3XX0AHA36S(R06A)・日産純正代用品成田自動車整備工場
CVTオイルパンガスケット24762-82KA0HA36S(R06A)成田自動車整備工場

リビルト品(21000-74PJ0)の価格は190,000円(税込・2026年10月2日時点)で、保証は1年または20,000km(コア返却10日以内が条件)です。価格は変動する場合があるため、発注前に出典ページで最新価格を確認してください。

同じスズキ系CVTの費用として、スズキ パレット MK21S CVT 交換 費用やスズキ ワゴンR MH23S CVT 交換 費用も参考になります。軽バンではハイゼットカーゴ CVT 交換 費用、同じスズキのスペーシアではスペーシア MK53S CVT 交換 費用で、部品代と保証の確認点を見られます。


ウィーン音・滑り・ジャダーの症状でフルード交換か本体交換かを判断する

症状の深刻度によって推奨する対応が変わります。まず現在の症状がどの段階にあるかを確認してください。

症状深刻度推奨対応費用目安
走行中に軽いウィーン音がする軽フルード交換で経過観察26,244円(税込・実例)
発進時に小刻みな振動(ジャダー)がある軽〜中フルード交換→改善しなければ診断26,244円〜
フルード交換後も症状が改善しない中整備工場で精密診断診断料+α
走行中に滑りが頻発する重CVT本体交換を検討115,452円〜(実例)
走行不能・異音が激しい重走行せずに搬送・本体交換115,452円〜(実例)

フルード交換は「万能な解決策」ではありません。 高走行車で長期間フルードを無交換だった場合、洗浄効果で堆積物が動いて症状が悪化することがあります。フルード交換で済むかどうかは整備工場での診断を先行させてください。自己判断での交換はリスクがあります。

なお、2026年10月時点でHA36S CVT仕様に特化したリコール・市場措置は確認されていません。スズキが2024年7月18日に届出したリコール(届出番号5511)はAGS仕様のみが対象(54,006台)であり、CVT仕様は対象外です。2019年10月のリコール(届出番号4572)はドライブシャフトが対象でCVT本体とは別の内容です。


修理費115,452〜232,000円と車両価値を比べて直すか売るかを判断する

修理費用が車両価値と正面からぶつかる金額帯です。判断の前に数字を3つ揃えてください。

判断の決め手: 修理費・査定額・乗換月額の3数字を揃えてから決める

  1. 修理見積: リビルト対応可能な民間整備工場で部品代と工賃を分けた内訳を取る
  2. 現車の査定額: 修理する前に取る。不調のままありのままを伝える
  3. 乗り換えた場合の月額: 中古車購入またはリースの実額

この3つが揃った時点で、答えはたいてい自動的に決まります。

HA36S アルトは2014年12月に発売され、後継HA37Sが2021年12月に登場するまで生産されたモデルです。走行10〜15万kmに達した車両では、CVT交換と前後してエアコンコンプレッサー・足回り・電装品の寿命が重なるケースがあります。今回の修理費を払っても次の出費が数年以内に来る可能性があります。

修理してから売っても、支払った修理費が査定額にそのまま上乗せされることはほぼありません。売る方向に傾いているなら、修理する前に査定を取ってください。

軽自動車 修理 20万 直すか 乗り換えかでは、修理費と乗り換えの損益判断を詳しく解説しています。車検 10万超えた 乗り換え 損益分岐では、車検費用と修理費の合算での損益分岐の判断基準をまとめています。


よくある質問

Q1. HA36S アルトのCVT交換費用はいくらかかりますか?

中古CVT使用で115,452円(税込・川村自動車工業実例)、リビルト品使用で232,000円(編集部算出・税基準混在)が目安です。工賃は42,000円(税抜・7.0時間・時間工賃6,000円/h)が整備工場実例です。フルード交換で済む場合は26,244円(税込・実例)が目安になります。いずれも2026年10月時点の情報であり、依頼先や部品調達状況によって変わります。

Q2. CVTフルード交換で治る症状と、本体交換が必要な症状の違いは何ですか?

初期のウィーン音や軽いジャダー(発進時の小刻みな振動)はフルード交換(26,244円・税込実例)で改善するケースがあります。一方、滑りが頻発する・フルード交換後も症状が改善しない・走行中に継続して異音が出るという場合は本体交換が必要な段階です。症状の深刻度は整備工場での診断で判断してもらうことをお勧めします。

Q3. リビルトCVTの品番と保証内容を教えてください。

DBA-HA36S(2WD・R06Aエンジン)対応のリビルト品番は21000-74PJ0です。MCLオートパーツの2026年10月2日時点での価格は190,000円(税込)で、保証条件は1年または20,000km(コア返却10日以内が条件)です。4WD用の品番は一次情報が確認できないため本記事では掲載していません。価格は変動するため、発注前に出典ページで最新価格を確認してください。

Q4. CVTフルード容量はどのくらいで、全量交換と部分交換の費用差はありますか?

HA36S(R06A)のフルード全容量は5.7Lです。ドレーン排出量は2.0L、ストレーナー脱着時はさらに1.5Lが追加排出されて合計3.5Lが排出されます。全量交換(圧送交換)と部分交換(抜き替え)では使用フルード量と工賃が異なります。強化CVTフルードM305L 5Lの部品代は19,800円・工賃4,500円の実例があります(KC TECHNICA・2016年9月の作業記録)。最新の費用は依頼先工場で確認してください。

Q5. HA36S アルトのCVT交換はDIYできますか?

CVT本体の脱着には7.0時間・認証工場の設備が必要です。CVT本体交換のDIYは推奨しません。CVTフルードの抜き替えについてはDIY事例がありますが、フルード交換が適切かどうか(症状が重い車両への交換で悪化するリスクあり)を先に整備工場で診断してもらうことをお勧めします。

Q6. HA36S アルトのCVT仕様にリコールはありますか?

2026年10月時点で、HA36S CVT仕様に特化したリコール・市場措置は確認されていません。スズキが2024年7月に届け出たリコール(届出番号5511)はAGS仕様(54,006台)のみが対象であり、CVT仕様は含まれません。2019年10月のリコール(届出番号4572・全912台)はドライブシャフトが対象でCVT本体とは別内容です。自車の対象確認はスズキ公式のリコール情報ページで車台番号を調べてください。

Q7. 中古CVTと整備工場の費用内訳はどのように確認できますか?

本記事が参照した実例は川村自動車工業(秋田県仙北市・認証工場)のグーネットピット掲載の整備記録です。中古CVT部品代60,000円(税抜)・工賃42,000円(税抜)・CVTフルード代4,900円(税抜)の合計を消費税8%で換算した総額が115,452円(税込)です。この実例はDBA-HA36S グレードS 平成27年式の2015年当時の記録であり、消費税率は現在(10%)と異なります。現在の費用は依頼先工場で見積を取ってください。


この記事の集計方法について

出典

  1. MCLオートパーツ「スズキ アルト HA36S リビルト CVT ミッション 純正品番 21000-74PJ0」(Yahoo!ショッピング) (取得日: 2026-10-02)
  2. 株式会社川村自動車工業「アルト CVT交換」(グーネットピット整備記録) (取得日: 2026-10-02)
  3. KC TECHNICA「アルト HA36S NA CVT CVTフルード交換 滋賀県 軽自動車」(グーネットピット整備記録) (取得日: 2026-10-02)
  4. 成田自動車整備工場「アルト HA36S CVT ストレーナー交換」(整備工場公式サイト) (取得日: 2026-10-02)
  5. スズキ株式会社「アルト、アルト ラパン、ソリオ、スイフト、エスクードのリコールについて」(スズキ公式リコール情報・届出番号5511) (取得日: 2026-10-02)
  6. スズキ株式会社「アルトのリコールについて」(スズキ公式リコール情報・届出番号4572・ドライブシャフト) (取得日: 2026-10-02)
  7. スズキ株式会社「スズキ、軽自動車 新型「アルト」を発売」(四輪製品ニュース・2014年12月22日) (取得日: 2026-10-02)