この記事の要点
- キャスト LA250S のCVT交換費用は、総額を1つの見積りとして公表した一次情報を確認できていません。 公表されているのは、リビルト部品代の販売ページ(2社)と、持込の中古CVTを載せ替えた脱着工賃の実例1件です。
- 部品代は190,000円(MCLオートパーツ・キャストスタイル用・KFVE表記)と194,700円(部品堂・キャストアクティパ表記)で、どちらも工賃別・税区分不明です(2026年10月26日取得)。
- 工賃は税込61,600円(7時間)ですが、平成30年式キャスト1台・愛知県の1店・2019年12月時点・お客様が持ち込んだ中古CVTの脱着工賃で、リビルト品の取付工賃と同額とは限りません。
- 払う前に、車台番号でリコールを照会してください。公表されているキャストのリコール2件(届出番号5440・5321)はCVTとは無関係です。
この記事は、公開されている作業実績・部品販売ページ・メーカーのリコール情報を突き合わせたもので、筆者が実車を整備した記録ではありません。令和8年(2026年)10月26日時点の情報です。LA250S のCVT載せ替えで確認できた費用は工賃の1件だけなので、「相場」とは書きません。手元の見積書を公表例の行と見比べるための材料としてお使いください。
キャスト LA250S のCVT本体交換の総額は公表されておらず、公表されているのは部品代と持込脱着工賃の別々の数字
ここでいう「CVT交換費用」は、CVT本体(リビルト)の部品代と、載せ替えの脱着工賃(必要ならフルード等の諸費用)の合計を指します。CVTフルードの交換だけの話ではありません。フルード交換との違いは最後の章で触れます。
キャスト(LA250S)のCVT本体交換の総額は公表されておらず、リビルト部品代の公表例190,000円(税区分不明)と持込脱着工賃の実例1件(税込61,600円)を足した251,600円は、別出典の足し合わせの参考値です。
公表例の出どころと条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 | 条件 |
|---|---|---|
| 工賃(実例) | 税込61,600円 | AUTO DOCTOR(愛知県あま市・指定工場)・平成30年式キャスト(DBA-LA250S)・2019年12月時点・お客様持込の中古CVTの載せ替え |
| 部品代(1社目) | 190,000円 | MCLオートパーツ(Yahoo!ショッピング)・キャストスタイル用・エンジン型式KFVE表記・東京都向け送料無料・部品代のみ |
| 部品代(2社目) | 194,700円 | 部品堂(Yahoo!ショッピング)・キャストアクティパ表記・送料無料(全国一律)・部品代のみ |
61,600円や、部品代と足した値を、総額や相場として読まないでください。 工賃は1店・1台・持込の中古CVTという条件の実例で、部品の価格や保証は作業実績に書かれていません。部品代は販売ページの価格で、税込か税抜かが原文にありません。どちらも「手元の見積書を点検するための材料」です。
払う前に無償で直る可能性(リコール・新車保証)を確かめる手順はリコール 保証延長 車台番号 照会の記事にN-BOXの例がありますが、キャストの確認は後ろの章に書きました。直すか手放すかの判断は軽自動車 修理 20万 直すか 乗り換えるかで扱っています。
部品代190,000円(税区分不明)と工賃61,600円(税込)を足すと251,600円、194,700円なら256,300円だが、別出典の足し合わせの参考値で税区分が混在している
見積書に並ぶ順(部品代→工賃→フルード等→税)で、公表例を並べました。右端の列に手元の見積の金額を書き込むと、行ごとに見比べられます。
| 見積書の行 | 公表例A(MCL) | 公表例B(部品堂) | 実測か合成か | 税区分 | 自分の見積 |
|---|---|---|---|---|---|
| リビルトCVT部品代 | 190,000円 | 194,700円 | 実測(販売ページの価格) | 原文に記載なし(不明) | |
| 脱着工賃 | 61,600円 | 61,600円 | 実測(2019年12月の1店・持込中古CVT) | 税込 | |
| フルード等の諸費用 | 公表例なし | 公表例なし | − | − | |
| 足し合わせ(編集部算出) | 251,600円 | 256,300円 | 合成(別出典の足し合わせ) | 混在(部品代は不明+工賃は税込) |
- 式(編集部算出): 190,000円+61,600円=251,600円、194,700円+61,600円=256,300円です。
- この2つの値は、別出典の足し合わせ・税区分混在の参考値です。部品は販売ページ、工賃は2019年12月の1店の持込脱着工賃で、同一の見積りではありません。フルード代・諸経費・消費税の扱いは含まれていません。
- 部品代の税の扱いは2社とも原文にないため、足し合わせた値を税込とは言えません。見積書が税込か税抜かを先に確認してください。
差が出たときは、次の欄で理由を引きます。
| 差が出た行 | 確認すること |
|---|---|
| 部品代が違う | 部品の種類(リビルト・中古・新品)と、適合・エンジン型式の表記。車検証の型式欄と車台番号で販売店に確認します(後述の部品条件の章) |
| 工賃が違う | 持込か、部品を購入しての取付か。作業時間(実例は7時間)と時間単価。実例を7時間で割ると8,000円/時(税抜・編集部算出)ですが、店が公表した工賃単価ではなく、この1件の値です |
| 合計が違う | 見積書が税込か税抜か。フルード等の諸費用の行があるか |
工賃61,600円(税込・7時間)は持込の中古CVTを載せ替えた1件の脱着工賃で、2019年12月時点・リビルト品の取付工賃と同額とは限らない
工賃の出どころは、グーネットピットに載ったAUTO DOCTOR(愛知県あま市・指定工場)の作業実績です。症状の詳細は書かれておらず、同ページの題は「走行不良です!」で、中古のCVTを持込で交換した内容です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車 | 平成30年(初年度登録)・DBA-LA250S |
| 作業 | 「CVT交換」(区分は脱着)・お客様持込の中古CVT |
| 金額(税抜) | 56,000円 |
| 消費税 | 5,600円 |
| 総額(税込) | 61,600円 |
| 作業時間 | 7時間 |
| 時点 | 2019年12月(ページの注記に「2019年12月時点の作業内容・費用」とあります) |
6年以上前の、1店・1台の費用です。 ページには最新の費用は店舗へ問い合わせるよう注記があります。持込とは、部品を自分で用意して工場に取り付けてもらうことです。この実例では持込部品の価格・走行距離・保証が記載されていません。リビルト品を取り付ける工賃が同額かどうかは、公表された実例がなく分かりません。
中古CVTの事業者公式の価格・保証は確認できていません。ダイハツ純正の新品CVTの部品価格や、ダイハツ販売会社が公表する載せ替え工賃・総額も、公開の一次情報が見つかりませんでした。
リビルトCVTの部品代は2社で190,000円・194,700円(いずれも工賃別)、保証・コア返却はMCLのみ記載で、適合は車検証と車台番号で販売店に確認する
見積の部品代が公表例と違うときは、部品の販売条件を見ます。LA250S 向けのリビルトCVTを販売する2事業者の公表内容は次のとおりです(令和8年(2026年)10月26日取得)。
| 項目 | MCLオートパーツ | 部品堂 |
|---|---|---|
| 適合の表記 | キャストスタイル・LA250S・エンジン型式KFVE・純正品番30400-B2630 | キャストアクティパ(原文表記)・LA250S |
| 価格 | 190,000円(東京都向け送料無料) | 194,700円(送料無料・全国一律) |
| 税区分 | 原文に記載なし | 原文に記載なし |
| 工賃 | 含まれない(部品代のみ) | 含まれない(部品代のみ) |
| 保証 | 1年または2万km | ページに記載なし |
| コア返却 | 到着から10日間以内。返却がない場合はコア代を支払う選択肢がある(金額は原文に見当たらない) | ページに記載なし |
| 付属 | ミッション・コンバーター | トルクコンバーター付属 |
| 納期 | コア在庫のため注文から発送まで数日 | 受注生産・12〜14日以内に発送 |
適合は断定できません。 公式カタログでは、LA250S は2WD(FF)、LA260S はフルタイム4WDです。キャストは自然吸気(NA)とターボの2種類のエンジンがあり、MCLの「KFVE」表記や部品堂の「アクティパ」表記が自分の車のどれに当たるかは、公表資料から対応を断定できません。車検証の型式欄と車台番号で、依頼先に適合を確認してください。部品堂の保証とコア返却は、ページに記載がないため確認できていません。購入前に店舗への確認が必要です。
キャストの販売期間は2015年9月〜2023年6月(スタイル・アクティバ・スポーツ)で、アクティバとスポーツは2015年9月〜2020年1月です。年式別・グレード別の費用表は、一次情報がないため作っていません。
他のダイハツ車のCVT交換費用はタント CVT 交換 費用とダイハツ ムーヴコンテ CVT 交換 費用にありますが、車種が違うため金額はキャストに使えません。
払う前に、車台番号でリコールを照会し、新車保証が使えるかを販売店に聞く:公表されているキャストのリコール2件はCVTとは無関係
載せ替えの見積を受け入れる前に、無償で直る可能性を確かめます。公表されているキャストのリコールは次の2件で、どちらも変速機とは関係がありません(令和8年(2026年)10月26日取得)。
| 届出番号・届出日 | 不具合内容 | LA250S の対象 |
|---|---|---|
| 5440・令和6年1月24日 | 運転者席ドアの側面衝突時のドアロックの作動(衝突時に全ドアが施錠され、乗員の救出に時間を要するおそれ)。運転者席のドアロックを対策品と交換 | 239,616台・車台番号 LA250S-0000067〜LA250S-0239782・製作期間 平成27年8月31日〜令和5年6月9日 |
| 5321・令和5年5月26日 | 燃料ポンプのインペラの変形によるポンプケースとの接触・作動不良(最悪の場合は走行中のエンスト)。燃料ポンプを対策品と交換 | 9,753台・車台番号 LA250S-0169088〜LA250S-0178840・製作期間 令和元年5月9日〜令和元年9月2日 |
- CVTのリコール・改善対策は、ダイハツ公式の検索では確認できませんでした。 ただし「無い」とは断定できません。車台番号での照会が確実です。
- 5321の案内に「加速不良」の語があります。 ダイハツのページには「加速不良などのエンジン不調が発生した際は、速やかにダイハツ販売店にご連絡を」とあります。CVTの症状と紛らわしいので、原因は自分で断定せず、販売店に聞いてください。
- 対象車の製作期間は、購入時期や初度登録とは異なります。 年式や車種名だけで対象かどうかを判断せず、車台番号で照会します。
- 同じ表に LA260S の行もあります。型式を取り違えないでください。
手順は次の順です。順序の図であって、整備手順ではありません。
- 車検証で車台番号を確認する
- ダイハツ公式の「リコール等情報対象車両検索」に車台番号を入力する(1999年4月以降の届出分が対象)
- 未修理の項目があれば、販売会社に連絡して無償の点検・修理を受ける
- 新車保証が使えるかを販売店に聞いてから、見積を検討する
新車保証は、ダイハツ長崎販売のページでは次のとおりです。
| 保証 | 条件 | 注意 |
|---|---|---|
| 一般保証 | 新車登録から3年または6万km以内 | 装備部分 |
| 特別保証 | 新車登録から5年または10万km以内 | 車の走行に関わる部位。確認したページに対象機構名の列挙は無く、CVTの明記は確認できていません |
キャストの販売終了は2023年で、特別保証の5年を足すと2028年です(編集部算出)。この年までに新車登録された最後の車でも特別保証は終了する目安で、走行10万km超ならさらに早く終わります。個別の登録年・距離は車検証で確認し、CVTが保証の対象かは販売店に聞いてください。
CVTフルード交換だけなら14,300円〜(販売会社の料金表・LA250S専用でない)で本体交換とは別作業、見積に迷う場合は専用記事で判断する
見積に「CVTフルード」の行があっても、本体交換とは別作業です。滋賀ダイハツ販売の整備料金表には「CVTオイル交換 14,300円〜」があります。「〜」表記で、車種や条件により異なり、キャスト専用の料金ではありません(令和8年(2026年)10月26日取得)。症状が収まるかは工場の診断で決まり、この記事はフルード交換を勧めるものではありません。フルード交換の方式別の費用はムーヴ CVTフルード 交換 費用とダイハツ CVTフルード交換費用にありますが、別車種の金額なのでキャストには使えません。
見積を受けたときに依頼先へ聞くことは次のとおりです。
- 部品の種類(リビルト・中古・新品)と、持込か購入か
- 保証の期間・範囲(工賃が保証に含まれるか)とコア返却の条件
- 工賃に含まれる作業と、フルード等の諸費用の有無
- 見積が税込か税抜か
この記事には、キャストの故障車の査定額の一次情報がありません。そのため、載せ替え費用と買取額を比べる閾値は作っていません。直すか手放すかは軽自動車 修理 20万 直すか 乗り換えるかで決めてください。
よくある質問
Q1. キャスト LA250S のCVT交換は総額でいくらですか?
総額として公表された情報は確認できていません。リビルト部品代の公表例190,000円(MCL・税区分不明)と持込脱着工賃の実例1件(税込61,600円・2019年12月)を足した251,600円、部品堂の194,700円(税区分不明)と足した256,300円は、別出典の足し合わせ・税区分混在の参考値で、相場ではありません。
Q2. リビルトCVTの部品代に工賃は含まれますか?
含まれません。MCLオートパーツの190,000円と部品堂の194,700円(いずれも令和8年(2026年)10月26日取得・税区分不明)は部品代のみで、取付工賃は別です。
Q3. CVTの載せ替えは何日かかりますか?
預かり日数の公表実例は確認できていません。工賃の実例の作業時間は7時間(1店・1台)です。部品の納期は、MCLがコア在庫のため注文から発送まで数日、部品堂が受注生産で12〜14日以内の発送です。
Q4. キャストにCVTのリコールはありますか?
公表されているキャストのリコール2件(届出番号5440・5321)は、CVTとは無関係です。CVT関連のものはダイハツ公式の検索で確認できませんでしたが、無いとは断定できません。車検証の車台番号で公式の「リコール等情報対象車両検索」に入力して照会してください。
Q5. CVTフルード交換だけで直りますか?
直るかは工場の診断で決まります。滋賀ダイハツ販売の料金表の「CVTオイル交換 14,300円〜」はキャスト専用ではなく、車種や条件で異なります。本体交換とは別の作業です。
Q6. リビルトのコアを返却しないとどうなりますか?
MCLオートパーツは、到着から10日間以内にコアを返却する条件で、返却がない場合はコア代を支払う選択肢がありますが、金額は原文に見当たりません。部品堂のページには保証もコア返却の条件も記載がなく、購入前に店舗へ確認が必要です。
この記事について
- 本記事は筆者が実車を整備した記録ではありません。グーネットピット掲載の作業実績、リビルト部品の販売ページ、ダイハツのリコール情報・保証案内・整備料金表を突き合わせたものです
- 工賃の実例は1店・1台(n=1)で、持込の中古CVTの脱着工賃です。リビルト品の取付工賃の公表実例は確認できていません
- 確認できていない条件: ダイハツ純正新品CVTの部品価格、ダイハツ販売会社の載せ替え工賃・総額、中古CVTの事業者公式の価格・保証、部品堂の保証・コア返却条件、キャストのCVT関連のリコール・改善対策(無いとは断定しない)、故障車の査定額
- 金額の時点: 工賃は2019年12月、部品販売ページ・リコール・保証・料金表は令和8年(2026年)10月26日取得です
- リコール・保証の適用可否は車台番号と販売会社でしか判定できません。本記事で自己判断せず、公式の照会と販売店への確認を行ってください
- 最終確認日: 令和8年(2026年)10月26日
