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スポーツ|子どものスポーツ

子どものスポーツ習い事はいくらかかる?年間費用の見積もり方

子どものスポーツ費用に、すべての年齢・競技へ共通する「平均」はありません。公表されている調査を分けて見ると、3〜6歳は月5,000〜1万円未満が最多です。中学生の年間平均は、運動部50,857円、スポーツクラブ155,799円でした。

ただし、幼児の数字は月額の範囲、中学生の数字は9費目を足した年額です。同じ条件の平均ではありません。年齢と通い方が近い数字を選び、最後は教室やチームの説明から自分の年額を組み立てます。

最終更新日: 編集:RAXUS Link編集部

この記事で分かること

  1. 1幼児の運動・スポーツの習いごとは、月5,000〜1万円未満が最多
  2. 2中学生の年間平均は運動部50,857円、スポーツクラブ155,799円
  3. 3月謝だけでなく、用品・交通・大会・遠征などを分けて年額を見積もる

年間費用は年齢と活動形態で分けて見る

近い目安を選ぶには、子どもの年齢だけでなく、習いごと・運動部・スポーツクラブのどれかを分けて見ます。

子どもの条件調査で分かる費用対象と定義
3〜6歳・運動スポーツの習いごと月5,000〜1万円未満が52.1%で最多n=979。月謝・用具代・交通費などを含む月平均
4〜11歳月5,000〜1万円未満が27.2%、支出なしが27.6%n=1,350。スポーツをしていない子も含む全員への質問
中学生・運動部年50,857円n=1,615。部費・用品・交通・遠征など9費目の平均合計
中学生・スポーツクラブ年155,799円n=508。同じ9費目の平均合計

出典: 笹川スポーツ財団「全国の幼児(3〜6歳)を対象とした運動実施状況に関する調査研究 2023年度」「4〜11歳のスポーツライフに関する調査2023」「中学生のスポーツ活動と保護者の関与に関する調査」。

この表は、年齢が上がるほど必ず高くなることを示すものではありません。調査対象も、質問の形式も異なります。幼児・小学生は近い月額帯を探すため、中学生は運動部とスポーツクラブの違いを見るために使います。

幼児は月5,000〜1万円未満がもっとも多い

3〜6歳の幼児を対象とした2023年度調査では、運動・スポーツの習いごとにかかる月平均の支出は、5,000〜1万円未満が52.1%でもっとも多い結果でした。次いで1〜2万円未満が17.3%、3,000〜5,000円未満が15.4%です。回答者は979人で、費用には月謝だけでなく用具代・交通費なども含みます。

月5,000〜1万円未満が12か月続くと単純計算で年6万〜12万円未満です。これは編集部による年換算で、調査が示した年間平均ではありません。入会した月だけ払う費用や、遠征がある月の増額もあるため、年額を確定する数字には使えません。

出典: 笹川スポーツ財団「全国の幼児(3〜6歳)を対象とした運動実施状況に関する調査研究 2023年度」。全国の保護者を対象とするインターネット調査で、調査期間は2023年11月8〜10日です。

4〜11歳の数字には「支出していない」家庭も入る

4〜11歳の2023年調査では、月5,000〜1万円未満が27.2%、1〜2万円未満が16.7%でした。一方、支出していない回答も27.6%あります。回答者1,350人全員への質問なので、この分布を「スポーツに通っている子だけの平均」として読むことはできません。

ここから分かるのは、費用がない家庭から月3万円以上の家庭まで幅があることです。自分の子どもがすでに通っている、または入会を検討している場合は、支出なしを含まない幼児調査や、教室の見積書を優先します。

出典: 笹川スポーツ財団「4〜11歳のスポーツライフに関する調査2023 調査票・単純集計結果」問23。

中学生は運動部が年50,857円、スポーツクラブが年155,799円

中学1〜3年生の保護者を対象とした2025年1月調査では、家庭が1年間に支払った費用の平均は次のとおりでした。

活動形態年間費用の平均費用回答のn
学校の運動部50,857円1,615
スポーツクラブ・教室155,799円508

スポーツクラブの平均は運動部の約3.1倍です(155,799÷50,857、編集部算出)。ただし、調査報告書も個人差と一部の高額ケースが平均を押し上げる点に注意を促しています。スポーツクラブでは年20万円を超える回答が20.7%あり、平均だけで予算を決めるとずれる家庭があります。

費用総額は、部費または会費・参加費、保護者会費、後援会費、用品費、交通費、合宿・遠征費、飲食費、大会参加費、その他の9項目の合計です。自治体などの補助金は除いて回答するよう指定されています。

出典: 笹川スポーツ財団「中学生のスポーツ活動と保護者の関与に関する調査」。調査全体の回収数は3,136人、費用の集計人数は上表のとおりです。

月謝以外は用品・遠征・交通・大会まで見る

中学生の調査では、スポーツクラブの費用総額に占める会費・参加費は43.8%でした。残り56.2%は編集部算出で、用品費14.1%、合宿・遠征費13.2%、そのほかの費目28.9%です。「月謝以外」と完全に同じ区分ではありませんが、会費だけでは総額の半分も説明できないことが分かります。

運動部では用品費が41.2%でもっとも大きく、合宿・遠征費14.2%、部費13.2%が続きます。月謝や部費が低くても、ユニフォーム、シューズ、競技用具の購入や買い替えで年額が増える場合があります。

大会の規模による幅もあります。スポーツクラブで「大会なし・不参加」の年間平均は81,867円(n=196)、「全国大会出場」は422,915円(n=46)でした。高額例の影響があり、全国大会へ出れば必ずこの金額になるという意味ではありません。体験時には、現在の月謝だけでなく、大会・遠征に参加する可能性と過去の実績も聞きます。

年間費用は6項目に分けて計算する

教室やチームの説明を受けるときは、次の式に当てはめます。

子どものスポーツ年間費用
月謝・会費
月額 × 支払う月数
入会時費用
入会金・登録料・初年度だけの費用
用品費
ユニフォーム・靴・用具・買い替え
移動費
送迎の交通費・駐車場・公共交通
大会・遠征費
参加費・宿泊・移動・合宿
そのほか
飲食・保護者会費・施設利用など
年間合計
上の6項目の合計

月謝は「月額×12」と決めつけず、休会月、年払い、開催期を確認します。用品は初年度と2年目以降で分け、サイズ変更による買い替えの頻度を聞きます。大会・遠征は全員参加か希望者だけか、費用をいつ知らせるかも確認します。

  • 表示された月謝に施設費・保険・登録料が含まれるか
  • 初年度に必要な指定用品と合計額
  • 1年間の大会・遠征・合宿のおおよその回数
  • 大会参加が必須か任意か
  • 送迎、駐車場、当番に追加負担があるか
  • 退会・休会の締切と、返金されない費用

公的データだけでは個別教室の年額は決まらない

今回の調査からは、地域ごとの月謝、個別教室の最新料金、兄弟割引、競技ごとの指定用品の価格までは分かりません。幼児・4〜11歳の調査は費用帯、中学生調査は活動形態別の平均であり、特定の競技の見積もりではありません。

そのため、公的データは「説明された金額がどの範囲にあるか」を見る入口に使い、最終的な年額は見積書と年間予定表から計算します。家計全体で続けられるかは、固定費と変動費に分ける家計の見直し方も使えます。

RAXUS Linkでは、競技をまたいだ実際の負担を比べるため、子どものスポーツ家庭負担調査も行っています。現在は回答収集中で、回答数が基準に達するまで競技別の数字は公開しません。スポーツカテゴリでは、始める・選ぶ・続ける状況から関連情報を探せます。

よくある質問

Q子どものスポーツ習い事は年間いくらを見込めばよいですか?
A3〜6歳の調査では月5,000〜1万円未満が最多で、単純年換算は6万〜12万円未満です。ただし年間平均ではなく、入会金や大会・遠征が別なら追加します。中学生は活動形態が近い運動部またはスポーツクラブの年額を参照してください。
Q月謝が安ければ年間費用も安くなりますか?
A必ずしもそうではありません。中学生の調査では、運動部は用品費、スポーツクラブは会費・参加費に加えて用品・遠征などが総額を構成しています。月謝以外の6項目を確認してから比べます。

次にやること

  1. STEP 1スポーツカテゴリから探す始める・選ぶ・続けるの入口を見る
  2. STEP 2家庭負担調査に回答する月謝・用品・送迎・当番・遠征の実態を匿名で伝える

出典

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