バッテリー上がりの対処手順|自分で始動するか、呼ぶかを順に確認
バッテリーが上がったときは、次の順に上から確かめてください。(1)安全な場所にいるか、(2)自分で始動してよい条件がそろっているか、(3)そろわなければロードサービスを呼ぶ、(4)始動できたら後で点検を受ける。(1)が「いいえ」なら、まず安全な場所へ避難してからほかの確認に進みます。(2)が「いいえ」なら、呼ぶ手順へ進めば足ります。
最終更新日: 編集:RAXUS Link編集部
この記事で分かること
- 1高速道路上など危険な場所では、先に安全な場所へ避難してから救援を要請する
- 2自分で始動する前に、救援車(12V車)・ケーブル・車種(HV・EV)・バッテリー液の凍結を確かめる
- 3救援車が無い・不慣れなときは JAF などロードサービスを呼び、始動後はバッテリーの点検を受ける
まず安全な場所にいるか確認する
出典:JAF「JAFを呼ぶ」(2026-10-15確認)
自分で始動してよいか確かめる
手順に進む前に、次の5点がすべて「はい」か確かめます。1つでも「いいえ」なら、「呼ぶ場合」の節へ進んでください。
- 救援してくれる車がある(12Vのバッテリーを積んだ車)
- 救援車がトラック(24V)やハイブリッド車ではない
- ブースターケーブルがあり、被膜の破損・断線・クリップのガタがない
- 自分の車がハイブリッド車・EV の場合、次の「ハイブリッド車・EV で変わること」を読んで手順を確認できた
- バッテリー液が凍っていない。整備に不慣れで自信がない場合は呼ぶ
- 救援車は12Vのバッテリーを装着している車を使います(Honda フリード 2025年版取扱説明書)。
- トラックは電圧が違い24Vと高圧なので、救援車に使えません。ハイブリッド車も、JAF は構造上、他の車のバッテリー上がりを救援できないと案内しています(JAF「自動車のバッテリー上がりと応急処置」2025年07月現在)。
- 日産リーフ(ZE1)は救援車として使用しないとされています。他の EV は、救援車にする車の取扱説明書で確認してください。
- バッテリー液が凍っている場合は、溶けるまでジャンプスタートはできません(Honda フリード 2025年版取扱説明書)。
- ケーブルは使う前に、被膜の破損や断線、バッテリー端子を挟むクリップのガタを確認します(JAF)。
- 救援車とブースターケーブルがない場合や、自動車整備に不慣れで自信がない場合は、JAF に任せるのがおすすめとされています(JAF)。
- 携帯型のジャンプスターターを使う場合は、機器の取扱説明書に従ってください。このページでは使い方を扱いません。
出典:JAF「自動車のバッテリー上がりと応急処置」(2025年07月現在)/ Honda「ジャンプスタートの方法」(フリード 2025年版取扱説明書)/ 日産「電気自動車の12Vバッテリーがあがった場合の対処方法を教えて。」(リーフ ZE1・2025-09-24更新)。いずれも2026-10-15確認。
ジャンピングスタートの手順(12V車同士)
ここは、上がった車も救援車も12Vの車で、ハイブリッド車・EV ではない場合の手順です。車種ごとに接続位置が異なる場合は、取扱説明書に従ってください。
- 上がった車のバッテリーのプラス端子に、ケーブルをつなぐ
- 救援車のバッテリーのプラス端子に、同じケーブルのもう一端をつなぐ
- 救援車のバッテリーのマイナス端子に、別のケーブルをつなぐ
- 上がった車の、端子ではなくエンジンの金属部分などに、そのケーブルのもう一端をつなぐ
- 救援車のエンジンをかけ、AT 車はパーキング、MT 車はニュートラルになっていることを確認してサイドブレーキをかけ、回転を少し高く保つ
- 上がった車のエンジンを始動する
- 始動したら、つないだときと逆の順番でケーブルを外す
出典:JAF「自動車のバッテリー上がりと応急処置」(2025年07月現在・2026-10-15確認)
ハイブリッド車・EV で変わること
ハイブリッド車・EV は、救援を「する」側と「受ける」側で扱いが違います。下の表のメーカー列は、その車種の取扱説明書の記載で、他の車種に一律には当てはまりません。自分の車の取扱説明書を確認してください。
| 項目 | JAF の一般的な案内 | トヨタ シエンタ HEV(取扱書 2207版)の例 | 日産リーフ ZE1 の例 |
|---|---|---|---|
| 救援車にできるか | ハイブリッド車は構造上、他の車を救援できない | 救援用端子で他の車のバッテリーあがりを救援することはできない | 救援車として使用しない |
| 救援を受けるとき | (EV)補機バッテリーが上がった場合は、ジャンピング作業などで応急復旧が可能。走行用バッテリーが上がった場合は、近くの給電施設まで搬送 | ヒューズボックス内の救援用端子に赤ケーブルをつなぎ、救援車のプラス端子へ。黒ケーブルは救援車のマイナス端子へ、もう一端は未塗装の金属部へ | ジャンプスタートを行うときは充電ケーブルを取り外す |
| 救援車側の操作 | − | 救援車のエンジンをかけ、回転を少し高めにして約5分間充電する | − |
| 注意 | バッテリーの状態によっては、応急復旧できない可能性もある | 電子キーを携帯する。ケーブル接続時にオートアラームが作動し、ドアが自動施錠されることがある。READY インジケーターの点灯を確認してから、逆の順でケーブルを外す。押しがけによる始動はできない | 押しがけによる始動はできない |
出典:JAF「自動車のバッテリー上がりと応急処置」(2025年07月現在)/ JAF「電気自動車(BEV)のバッテリーが上がりました。充電はできますか。」(2024-02-15)/ トヨタ「取扱書 補機バッテリーがあがったときは」(シエンタ HEV 2207)/ 日産 FAQ(リーフ ZE1)。いずれも2026-10-15確認。
端子の位置や方式は車種で異なります。表の手順をそのまま他の車で行わず、必ず自分の車の取扱説明書で確かめてください。
呼ぶ場合(JAF・保険付帯)
上の条件で1つでも「いいえ」があったら、無理に自分で始動せず、ロードサービスを呼びます。救援車やケーブルがない場合、整備に不慣れで自信がない場合は、JAF に任せるのがおすすめとされています。
JAF のアプリやウェブサイトから救援を要請すると、GPS で位置が特定でき、出動状況も確認できます。
呼び先は、JAF と自動車保険の付帯サービスで考え方が違います。
| JAF | 自動車保険の付帯ロードサービス | |
|---|---|---|
| かかるもの | 「人」にかかる | 「クルマ」にかかる |
| 回数 | 会員なら何度使っても原則無料 | 通常は年間の利用回数に制限(内容は各社で異なる) |
| 例 | 会員は24時間いつでも原則無料。部品代などは別 | 東京海上日動のロードアシストでは、応急対応にバッテリーの点検・ジャンピングを含む。部品代・消耗品代は除く。利用前に事前連絡が必要 |
出典:JAF「JAFを呼ぶ」/ JAF「自動車保険のロードサービスとの違い」/ JAF「自動車のバッテリー上がりと応急処置」/ JAF「ロードサービス料金表」(2024年4月1日改正)/ 東京海上日動「ロードアシスト」(2026-10-15確認)。保険付帯の条件は会社・契約で異なります。
非会員の場合の料金や、保険・保証が負担する範囲は、非会員のときの料金と、保険・保証が負担する範囲(急な修理費への備え方)で整理しています。付帯のロードサービスの回数や条件は、契約書や約款で確かめてください。更新時の見直しは付帯のロードサービスの回数・条件の確認(任意保険の見直し)が参考になります。
かかった後に確認すること
- 上がる原因として多いのは、ライト類や室内灯の消し忘れです。長期間乗らない場合も上がる可能性があります。
- 交換時期の目安は、一般的なガソリン車で2〜5年、アイドリングストップ車で2〜3年、ハイブリッド車・EV の補機バッテリーで2〜5年程度です(JAF、2026年06月現在)。使い方で幅があります。
出典:JAF「自動車のバッテリー上がりと応急処置」(2025年07月現在)/ JAF「バッテリー上がりの原因と症状、点検方法とは?」(2025年07月現在)/ JAF「クルマのバッテリー交換の時期はいつ?寿命の目安や交換が必要なサインを解説」(2026年06月現在)。いずれも2026-10-15確認。
迷ったときの確認先
次にやること
出典
- JAF「自動車のバッテリー上がりと応急処置」(2025年07月現在)
- JAF「電気自動車(BEV)のバッテリーが上がりました。充電はできますか。」(更新 2024-02-15)
- JAF「バッテリー上がりの原因と症状、点検方法とは?」
- JAF「クルマのバッテリー交換の時期はいつ?寿命の目安や交換が必要なサインを解説」(2026年06月現在)
- JAF「ロードサービス料金表」(2024年4月1日改正)
- JAF「JAFを呼ぶ」
- JAF「自動車保険のロードサービスとの違い」
- トヨタ「取扱書 補機バッテリーがあがったときは」(シエンタ HEV 2207)
- 日産「電気自動車の12Vバッテリーがあがった場合の対処方法を教えて。」(リーフ ZE1・更新 2025-09-24)
- Honda「ジャンプスタートの方法」(フリード 2025 取扱説明書)
- 東京海上日動「ロードアシスト」

