このページの要点

オランダの法定授業料はEEA国籍などに限られ、日本国籍のお子さんは大学が決める機関授業料を払います。

  • よく見かける年2,694ユーロ(2026-2027年度・約48万円)は法定授業料で、対象はEEA・スイス・スリナム国籍などで同等の学位をまだ取っていない学生です
  • 日本国籍のお子さんが払うのは機関授業料。フローニンゲン大学の規則では学士フルタイムで年14,000・17,200・19,800・32,000ユーロ(学部別。約252万〜576万円)
  • 生活費を足した1年の目安は文系〜理工系で約496万〜680万円、3年で約1,489万〜2,041万円(医学は別)。ほかに滞在許可254ユーロ、出願手数料75〜100ユーロがかかります

オランダの大学を調べ始めると、年50万円ほどという数字と、年300万円を超える数字の両方が出てきて混乱します。どちらも間違いではありません。オランダには法定授業料と機関授業料という2本立ての制度があり、安いほうはEEA国籍などの学生に限られているからです。日本国籍のお子さんに適用されるのは高いほうです。この記事では、オランダ政府・Nuffic(オランダ高等教育国際協力機関)・大学の公式規則をもとに、英語で学べる学位の実額、生活費を含めた3年の総額、そして日本の高校からそもそも出願できるのかまでを、保護者の判断材料として整理します。

出典と前提(2026年11月3日時点)。 金額はオランダ政府(Rijksoverheid)、Nuffic運営のStudy in NL、フローニンゲン大学とライデン大学の公式規則・公表額、オランダ入国管理局(IND)の公表値によります。円換算は欧州中央銀行(ECB)の参照レート1ユーロ=177.10円(2026年11月2日)を踏まえ、安全側に1ユーロ=180円で計算しています。授業料は大学・学部・年度ごとに改定されるため、志望校の公式ページで必ず最新額をご確認ください。

結論:安いほうの授業料は日本国籍では使えない

POINT

オランダの授業料は法定授業料と機関授業料の2本立てです。法定授業料はEEA国籍などの条件を満たす学生だけが払える額で、日本国籍のお子さんは大学が独自に決める機関授業料になります。差は年およそ200万〜530万円です。

最初に全体像を置きます。オランダの大学の授業料は、政府が毎年決める法定授業料(wettelijk collegegeld)と、大学が自分で決める機関授業料(instellingscollegegeld)の2種類です。Rijksoverheidの公表によると、法定授業料のフルタイムの額は2026-2027年度が2,694ユーロ、2025-2026年度が2,601ユーロでした。機関授業料については「法定授業料を下回ることはなく、大学が自ら額を決める」と定められています。つまり安いほうが政府の決める定額で、高いほうは大学ごとの言い値です。

問題は、どちらが適用されるかです。Study in NLは法定授業料の対象を「EEA諸国・スイス・スリナムの出身で、オランダの政府助成を受ける機関で同等の学位をまだ取得していない学生」と説明しています。日本国籍のお子さんはここに含まれません。したがって検索で最初に出てくる年2,694ユーロ(約48万円)という数字は、ご家庭の予算には使えない数字です。

オランダの大学の学費・結論早見表(学士・2026-2027年度・1ユーロ=180円)

項目日本国籍のお子さんの場合根拠
適用される授業料機関授業料(大学が独自に決める額)Study in NL(法定授業料の対象はEEA・スイス・スリナム国籍などに限られる)
参考:法定授業料使えない。2026-2027年度 年2,694ユーロ(約48万円)Rijksoverheid(2025-2026年度は2,601ユーロ)
機関授業料の実額(学士フルタイム)年14,000/17,200/19,800/32,000ユーロ=約252万/310万/356万/576万円(学部別)フローニンゲン大学 登録・授業料規則 2026-2027 Article 16b・Appendix 2
生活費月1,000〜1,500ユーロ(約18万〜27万円)。ビザの資金証明は月1,130.77ユーロStudy in NL/IND(2026年の留学の資金要件)
1年の総額の目安約496万〜680万円(文系〜理工系・生活費の下限〜上限)当サイトの試算(下の総額表)
卒業までの総額(学士3年と仮定)約1,489万〜2,041万円同(研究大学の学士は3年・180 ECTS)
そのほかに必ずかかるもの滞在許可の申請料254ユーロ(約4.6万円)、出願手数料75〜100ユーロ(約1.4万〜1.8万円)、航空券IND/Study in NL

国ごとの学費を同じ物差しで並べたい場合は海外大学の学費を総額で比べる記事、学費と生活費の両方が安い国を探すなら海外大学の費用が安い国をご覧ください。同じヨーロッパで「授業料が無料」と言われるドイツについてはドイツの大学の学費で、何が無料で何が無料でないのかを整理しています。

同じ大学の同じ表に、国籍で違う2つの額が並んでいる

POINT

機関授業料には、さらにEEA国籍用と非EEA国籍用の2本の額があります。大学のウェブページの要約だけを見ると安いほう(EEA国籍用)を自分の額だと取り違えやすく、競合記事の数字のばらつきもここから生まれています。

ここが、調べてもわかりにくい最大の理由です。機関授業料は「非EEA国籍の学生が払う高い額」とだけ説明されることが多いのですが、実際の規則はもう一段細かくなっています。フローニンゲン大学の「登録・授業料規則 2026-2027」は、機関授業料(同大学の表記では tariff II)を次の2つの条文に分けています。

  • Article 16a(EEA国籍の学生向けの機関授業料):学士フルタイムは12,200・16,000・17,200・27,800ユーロ。EEA国籍でも、すでに同じ水準の学位を取っている(2つ目の学位になる)場合などはこちらになります
  • Article 16b(非EEA国籍の学生向けの機関授業料):学士フルタイムは14,000・17,200・19,800・32,000ユーロ。日本国籍のお子さんはこちらです

同じ「機関授業料」という名前で、国籍によって2本の額が並んでいるわけです。そして大学のウェブページの要約ページは、しばしば Article 16a の額(12,200ユーロなど)を前面に出します。保護者が最初に目にするのが安いほうの額になりやすく、予算を1〜2割(差のある学部で13〜19%)低く見積もる原因になります。金額は要約ページではなく、大学が毎年公表する登録・授業料規則の本文で確認してください。

フローニンゲン大学の学士フルタイムの授業料(2026-2027年度・Appendix 2より)

区分法定授業料機関授業料(EEA国籍)機関授業料(非EEA国籍=日本国籍)
人文・哲学・宗教文化/経済経営・法/空間科学/行動社会科学2,694ユーロ12,200ユーロ14,000ユーロ(約252万円)
理工学(Science and Engineering)/人間運動科学2,694ユーロ16,000ユーロ19,800ユーロ(約356万円)
University College Groningen/Campus Fryslân(Global Responsibility and Leadership)5,343ユーロ(法定でも高い枠)17,200ユーロ17,200ユーロ(約310万円)
医学・歯学2,694ユーロ27,800ユーロ32,000ユーロ(約576万円)

学部で桁が変わることが、志望校選びより先に効きます。 同じ大学の学士でも、人文系と医歯系では年約324万円の差があります。理工系を志望するなら、どの大学でも文系より年100万円前後上振れると見ておくのが安全です。なお University College Groningen は、法定授業料の枠でも「少人数・集中的な教育」として5,343ユーロの高い額が設定されており、国籍による差がない代わりに全員が高い額を払う形になっています。

大学・年度が変わると、額も上がる(ライデン大学の例)

POINT

ライデン大学は2027-2028年度の額をすでに公表しており、法定授業料は2,771ユーロ、非EEA国籍の学士はほとんどの学部で14,700ユーロです。授業料は毎年上がる前提で総額を組んでください。

いま高1・高2のお子さんが入学するのは2028年前後です。そこで、すでに2027-2028年度の額を公表しているライデン大学の数字を並べてみます。法定授業料は2,771ユーロで、2026-2027年度の2,694ユーロから77ユーロ上がっています。Rijksoverheidが公表している法定授業料は、2023-2024年度の2,314ユーロから2024-2025年度2,530ユーロ、2025-2026年度2,601ユーロ、2026-2027年度2,694ユーロと、毎年上がってきました。機関授業料も大学が毎年改定するため、上がる前提で見積もるのが安全です(改定幅は年度・大学ごとに異なるので、入学予定年度の公表額で確認してください)。

ライデン大学の学士の授業料(2027-2028年度・公表額・1ユーロ=180円)

区分非EEA国籍(日本国籍)円換算の目安
ほとんどの学部14,700ユーロ約265万円
理学部・生命医科学19,200ユーロ約346万円
医学31,400ユーロ約565万円
Leiden University College The Hague18,050ユーロ+追加料3,070ユーロ合計21,120ユーロ=約380万円

2つの大学を並べると、文系で14,000〜14,700ユーロ、理工・生命系で19,200〜19,800ユーロ、医学で31,400〜32,000ユーロと、オランダの研究大学の相場がおおよそ見えてきます。Study in NLは、EEA以外の国籍の学生の学士の平均を9,000〜20,000ユーロとしています。文系と理工・生命系はこの範囲に収まりますが、医学はこれを大きく上回ります(平均のレンジに医学のような高額課程は表れません)。ただし平均で予算を組まず、志望校・志望学部の実額を規則で引いてください。ここが2割ずれると、3年で100万円以上ずれます。なお大学ランキングで候補を絞るご家庭も多いと思いますが、順位は提供元(QS・THEなど)と年度で入れ替わるうえ、授業料は大学ではなく学部で決まります。本記事が順位表を載せていないのはこのためです。

研究大学(WO)と応用科学大学(HBO)で、学費も年数も入学資格も変わる

POINT

オランダの大学は研究大学と応用科学大学の2本立てです。学士の年数が3年と4年で違い、入学に必要な資格も違います。日本の高校卒業資格との関係では、この区別が決定的に効きます。

オランダの高等教育は、研究中心の研究大学(wetenschappelijk onderwijs・WO)と、職業実践的な応用科学大学(hoger beroepsonderwijs・HBO、オランダ語ではhogeschool)に分かれています。Nufficの説明では、研究大学の学士は3年・180 ECTS、応用科学大学の学士は4年・240 ECTSです(オランダの大学進学準備課程であるVWOの修了者は3年で終える短縮ルートもあります)。

研究大学(WO)と応用科学大学(HBO)の違い(Nuffic/Study in NLより)

項目研究大学(WO)応用科学大学(HBO)
学士の年数・単位3年・180 ECTS4年・240 ECTS
入学に必要なオランダの資格VWOディプロマ(大学進学課程の修了証)HAVOディプロマまたはMBOレベル4
日本の高校卒業資格との関係Nufficの一般評価ではHAVO相当のため、原則として直接は届かないNufficの一般評価がHAVO相当なので、要件の面では届く
性格研究志向。学術的な設定で学ぶ特定の職業に向けた実践的な課程
非EEA国籍の学費の実額(例)フローニンゲン大学 年14,000〜32,000ユーロ(2026-2027年度)ハンゼ応用科学大学 年9,302ユーロ(2025-2026年度の額。同校の2026-2027年度版の冊子に記載)

ここで押さえてほしいのは、4年の応用科学大学を選ぶと学費のかかる年数が1年増えるということです。たとえばハンゼ応用科学大学(フローニンゲンの応用科学大学)は、2026-2027年度版の冊子で2025-2026年度の学士の授業料を「EU/EEA学生は2,601ユーロ、非EU/EEA学生は9,302ユーロ」と公表しています。同じ市内の研究大学(フローニンゲン大学の文系14,000ユーロ)より年4,698ユーロ(約85万円)安い計算です。ただし4年で通うと総額37,208ユーロ、研究大学の文系を3年で終えると42,000ユーロで、差は4,792ユーロ(約86万円)まで縮みます。さらに生活費が1年分(下限で13,569ユーロ=約244万円)増えるため、総額では逆転します。「年額が安いほう」ではなく「卒業までの総額」で比べてください。なお授業料の水準は大学・課程ごとに違うので、志望校の公表額で確認してください。

1年と3年でいくら?保護者向けの総額シート

POINT

授業料に生活費を足した1年の目安は約496万〜680万円、学士3年で約1,489万〜2,041万円です。生活費の下限はビザの資金証明の額(月1,130.77ユーロ)、上限はStudy in NLの目安の上限(月1,500ユーロ)をとりました。

ここまでの数字を1年分・円に直して積み上げます。生活費は、Study in NLが「学生は平均で月1,000〜1,500ユーロを使う」としており、その内訳(Nibud 2024年)は家賃561ユーロ・食費244ユーロ・教材41ユーロ・交通費67ユーロ・余暇とスポーツ239ユーロです。部屋代は「月450〜1,000ユーロ」と幅があり、都市と物件で大きく動きます。一方でINDは留学の滞在許可に月1,130.77ユーロ(2026年1月1日から12月31日まで適用)の資金証明を求めており、この額がStudy in NLの目安の範囲内に収まります。そこで下限=月1,130.77ユーロ(年13,569.24ユーロ)、上限=月1,500ユーロ(年18,000ユーロ)として計算します。

オランダの大学(研究大学・学士)の1年あたりと総額(当サイトの試算・1ユーロ=180円)

ケース授業料1年あたり(生活費下限)1年あたり(生活費上限)学士3年の総額
文系(人文・経済経営・法・社会科学)14,000ユーロ27,569ユーロ=約496万円32,000ユーロ=約576万円約1,489万〜1,728万円
University College(少人数の学際課程)17,200ユーロ30,769ユーロ=約554万円35,200ユーロ=約634万円約1,662万〜1,901万円
理工・生命系(Science and Engineering ほか)19,800ユーロ33,369ユーロ=約601万円37,800ユーロ=約680万円約1,802万〜2,041万円

この表は当サイトの試算です。 1年あたり=授業料+生活費(月額×12)。授業料はフローニンゲン大学の2026-2027年度の非EEA国籍向けの額を使い、在学年数は研究大学の学士の3年で計算しています。航空券、渡航前の英語試験の受験料、出願手数料(75〜100ユーロ)、滞在許可の申請料(254ユーロ)、入居時の敷金や家具代、留学保険は含みません。 また医学(32,000ユーロ)は標準修業年限が3年ではないため総額を出していません。為替の影響は小さくありません。文系の1年27,569ユーロは、1ユーロ=160円なら約441万円、200円なら約551万円で、為替だけで年110万円動きます。

ひとつ、他の記事と数字の置き方が違う点を説明しておきます。ビザの資金証明は、授業料や生活費に上乗せされる追加費用ではありません。これは「生活費を払える」ことを入国前に示すための金額で、使うお金そのものです。資金証明の額を生活費とは別の行として足すと、総額が1年で約244万円ふくらんで見えてしまいます。上の表では資金証明の額を生活費の下限として使い、二重に数えていません。

自己負担を下げる方法を検討するなら海外大学の返済不要の奨学金を、日本の大学と併願して比べる進め方は海外大学と日本の大学の併願をご覧ください。

日本の高校から出願できるのか:大学ごとに基準が違う

POINT

Nufficの一般評価では、日本の高校卒業証明書はHAVO相当です。研究大学はVWO相当を求めるため原則として届きませんが、最終判断は大学が行い、ライデン大学は、普通科・進学課程の卒業資格で高3の評定平均4.5以上かつ全科目4以上なら、日本の高校卒業資格のまま審査します。

費用の次に保護者が知りたいのは「うちの子は今の成績で出願できるのか」です。ここは「日本の高卒では無理」も「ライデンなら入れる」も、どちらも半分しか正しくありません。順を追って整理します。

一般評価では、日本の高校卒業資格は研究大学には届かない

まず一般評価です。Nufficは日本の「High School Certificate of Graduation(卒業証明書)」をHAVOディプロマに相当するとしています。そしてNufficの説明では、研究大学(WO)の学士に進むにはVWOディプロマが必要で、応用科学大学(HBO)の学士はHAVOディプロマまたはMBOレベル4で足ります。つまり一般評価のままなら、日本の高校卒業資格は応用科学大学には届き、研究大学には届かないという位置づけです。

ただし最終判断は大学が行う(ライデンとフローニンゲンで扱いが違う)

ただしStudy in NLは、出願資格の判定について「大学がNufficに照会する」が「資格の承認について最終判断を行うのは大学である」と明記し、大学の判断がNufficの初期評価と一致しないことがあるとも書いています。実際、ライデン大学が公表している「General admission: diploma requirements 2027/2028」の日本の欄は、次のようになっています。

ライデン大学の学士に日本の高校から出願する基準(2027/2028年度の公表資料より)

ルート基準注意点
① 高校の成績で直接普通科・進学課程(職業科目を含まない)の高校卒業資格で、高3の評定平均が5段階で4.5以上、かつどの科目も4以上「リストにあること」は入学の保証ではなく、成績・履修科目・科目のレベルも審査される
② 評定が4.0以上の場合どの科目も4以上で、加えて大学入学共通テストの3科目(国語/日本史探究・世界史探究・地理探究・政治経済・発展的な理科科目のいずれか/数学I+A(文系)または数学II+B(理工系))の平均が70%超(上位15%)、かつ高校の偏差値が60超日本の偏差値と共通テストの点数を大学が直接見る。高3の1月に共通テストを受ける必要がある
③ 自国の大学で1年最低限の要件を満たさない(見込みの)場合の代替として、自国の研究大学の学士課程を最低1年、良い成績で修了する日本の大学の授業料が1年分かかり、渡航が1年遅れる
④ IB・A-LevelのカリキュラムIBやA-Levelを履修した場合は、国の卒業資格ではなくIB・A-Levelの要件で審査される国内のインターナショナルスクールや一部の高校で履修した場合はこちらが基準になる。AP(College Board)はライデン大学では米国の地域認定機関の認定を受けた高校のディプロマ+GPA3.5以上が前提の別経路で、日本の高校卒業資格にAPを足す形では当てはまらない
⑤ 高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)大学1〜2年の良い成績と併せてのみ考慮される単独では使えない

一方で、フローニンゲン大学の「VWO相当の資格」の国別リストには日本が載っていません。同大学は、リストに国がない場合は「その国の中等教育の卒業資格が当校の一般的な到達水準の要件を満たしていない可能性がある」としつつ、「中等教育の卒業資格に加えて、英国のAレベル3科目、国際バカロレアのHL4科目、AP(College Board)4科目などの国際的な証明を取得していれば出願できる場合がある」と説明しています。同じオランダの研究大学でも、大学によって日本の高校卒業資格の扱いがここまで違います。

避けたい

「オランダは日本の高卒では入れないらしい」と聞いて、志望校を調べる前に候補から外す

こうすればOK

志望校の国別の出願資格のページ(または公表されているディプロマ要件の資料)で日本の欄を直接読む。大学によって、評定平均で直接審査する大学と、日本をリストに載せていない大学がある

避けたい

「ライデン大学が評定4.5で入れるなら、オランダの大学はどこでも同じ基準だろう」と考える

こうすればOK

出願資格の最終判断は大学が行う。志望校ごとに基準を確認し、届かない大学には別のルート(日本の大学で1年・IB/A-Level・応用科学大学)を当てる。同じ国際資格でも大学ごとに扱いが違う(AP4科目を認める大学もあれば、米国認定校のディプロマを前提にする大学もある)

避けたい

ファウンデーション(準備課程)の費用を、オランダの大学の学費として見積もる

こうすればOK

準備課程はオランダの大学が直接提供しているとは限らない。提供主体(大学か民間の事業者・提携校か)、費用、修了後にどの大学のどの課程へ進めるのかの3点を、申し込む前に書面で確認する

避けたい

英語のスコアだけ上げておけば、出願資格はあとで何とかなると考える

こうすればOK

英語の証明と出願資格(高校の成績)は別の関門。ライデン大学は日本について「語学試験の免除なし」と明記しており、評定・共通テスト・英語スコアの3つを並行して準備する

英語の証明については、ライデン大学の学士はIELTS Academicで総合6.0かつ各セクション6.0、TOEFL iBTは新しい体系で総合4.5・各セクション4.5(2026年1月21日より前に受験した場合は総合80・各20)です。フローニンゲン大学は課程のレベルに応じてIELTS 6.0・6.5・7.0の3段階を設けています(法学など一部は7.0)。TOEFLは基準の示し方が大学で分かれており、フローニンゲン大学は2026年1月21日より前の体系で80・90・100と公表しています。どちらの体系の数字なのかを、志望校のページで確かめてください。試験の選び方はIELTSとはとTOEFL iBTとはで整理しています。

英語で学べる課程は、増える方向ではなく減る方向に動いている

POINT

オランダ政府は「課程は原則オランダ語で行う」という方針を打ち出しました。英語で学べる課程が将来も開講されている保証はないため、出願前に志望課程の開講言語を公式ページで確認してください。

ここは、費用の話と同じくらい保護者に影響する論点です。お子さんが入学するのは2〜3年後で、卒業するのはその3年後です。その間に志望した課程が英語で開講されなくなる可能性を、いまの時点で考えておく必要があります。

まず現状の実測です。Nufficが2026年9月4日に公表した調査によると、2025-2026年度の研究大学の学士課程434課程のうち、オランダ語で行う課程が53%、英語のみが32%、英語とオランダ語の併用が15%でした。留学生は129,764人で、全学生の17%です。英語のみで学べる学士は、研究大学の学士の3割ほどという規模感です。

次に政策の動きです。オランダ政府は2026年10月5日の発表で、高等教育の国際化について新しい方針を示しました。公表された内容を、決まったことと決まっていないことに分けて整理します。

英語課程をめぐるオランダ政府の方針(2026年10月5日の公表より)

論点公表されている内容
授業言語の原則課程は原則としてオランダ語で行い、他の言語に社会的な付加価値がある場合に限って例外とする
外国語教育の事前審査(toets anderstalig onderwijs)法案から外す方針が示された(De toets anderstalig onderwijs vervalt)。法律が成立したわけではない
誰が判断するのか大学が自ら判断する。判断の基準は、労働市場/地域の事情/課程の国際的な志向/研究分野の国際的に固有の価値の4つ
法律(Wet Internationalisering in Balans)政府は2026年末までに国家評議院(Raad van State)へ提出することを目指すとしており、2026年11月3日時点で成立していない
数値目標公表資料に数値目標の記載はない

つまり、事前審査を置かず、各大学が4つの基準で自ら判断する形にするという方針です。法律そのものはまだ成立しておらず、ここで決まっているのは政府の方針までです。ここから言えるのは「英語の課程がなくなる」ではなく「どの課程を英語で続けるかの判断が大学に委ねられ、縮小の方向に圧力がかかっている」ということです。保護者としては、次の2つを出願前に確認してください。

  1. 1志望課程の開講言語を、大学の公式の課程ページで確認する。オランダ語との併用課程(15%)は、入学後にオランダ語の科目が含まれる可能性があります。「英語で学べる大学」という紹介記事ではなく、課程単位のページで確かめてください。
  2. 2入学予定年度の募集要項が公開されたら、開講言語が変わっていないか再確認する。年度をまたいで方針が変わる可能性がある領域です。説明会やメールでの問い合わせの記録を残しておくと、あとで比較できます。

締切は2本立て。1月15日を逃すと原則その年度は終わり

POINT

オランダの出願はStudielinkという共通システムから行います。定員制(numerus fixus)の課程は1月15日、それ以外は5月1日が締切で、5月1日までに出せば要件を満たす限り入学する権利が生じます。

オランダの出願スケジュールには、日本の大学受験にない特徴が2つあります。1つは締切が2本立てであること、もう1つは締切を守ることに法的な意味があることです。

Studielinkの出願締切(Studielinkの公式案内より)

課程の種類締切締切を守るとどうなるか締切を過ぎるとどうなるか
定員制(numerus fixus)の課程1月15日の23時59分選抜の対象になる原則としてその年度はその課程に出願できない(大学が例外的な救済手続を定めている場合がある)
定員制でない課程5月1日の23時59分入学要件を満たしていれば入学する権利が生じる大学は登録を断ることができる

ここは制度の建て方として押さえておく価値があります。Studielinkは「入学要件を満たし、5月1日までにStudielinkで最初の登録申請を出した場合、入学する権利がある」と説明し、同時に「5月1日の締切を過ぎてStudielinkで最初の登録申請を出した場合、大学は登録を断ることができる」と明記しています。つまり5月1日は「早めに出したほうがよい日付」ではなく、権利が発生する境目です。あわせて、必修とされた進路選択チェック(study choice check)を正当な理由なく欠席すると「入学する権利を失う」とも定められています。

ただし1月15日については、大学が例外的な救済手続を置いていることがあります。フローニンゲン大学の登録・授業料規則(2026-2027年度)は、期限までに申請できなかった志願者が選抜への参加を申し出る手続を定めており、早く申請できなかったことを証明できる/1月15日後すみやかに申し出た/その課程の選抜がまだ始まっていない/参加を認めないと著しく不公平になるという要件をすべて満たすことを求めています。あてにできる抜け道ではありませんが、「1日遅れたら絶対に終わり」と思い込んで問い合わせずに諦めるのも違う、という程度には知っておいてください。

確認ポイント: 非EEA国籍の学生には、大学が独自にこれより早い締切(たとえば4月1日)を設けている場合があります。ビザの手続きに時間がかかるためですが、締切の日付は大学・課程ごとに異なるので、志望校の出願ページで必ず確認してください。本記事では一般化できる日付として、Studielinkの公式案内にある1月15日と5月1日のみを示しています。

国をまたいで出願時期を並べたい場合は海外大学の出願方法とスケジュールに、米国のCommon Appや英国のUCASを含めた全体像をまとめています。

ビザ・保険・アルバイト:学費の外で決まるお金

POINT

滞在許可の申請料は254ユーロ、資金証明は月1,130.77ユーロです。保険は働くかどうかで入るものが変わり、学業だけならオランダの公的保険には加入できません。

授業料と生活費のほかに、制度で決まっている金額があります。INDの公表値は次のとおりです。

留学の滞在許可にかかるお金と条件(IND/Study in NLの公表より)

項目内容出典の記載
滞在許可の申請料254ユーロ(約4.6万円)。新規申請も延長も同額IND「Study(all education levels)- First application or change in purpose of stay」
資金証明(生活費)月1,130.77ユーロ(高等専門教育=hbo、または大学)。中等教育と中等職業教育=mbo は月928.58ユーロIND。2026年1月1日から12月31日まで適用
出願手数料非EEA国籍の学生には75〜100ユーロの出願・事務手数料がかかる場合があるStudy in NL
アルバイト週16時間まで、または夏季のみ。雇用主がUWV(雇用保険等の実施機関)から就労許可(TWV)を取る必要があるIND
健康保険(学業のみの場合)オランダの公的保険には加入できない。自国の十分な補償のある保険か、民間の保険に入るStudy in NL
健康保険(アルバイトをする場合)オランダの公的保険への加入が義務になるStudy in NL(「アルバイトがあればオランダの公的保険が必要」)

保険のところが、他の記事ではあまり説明されていない分岐です。オランダでは、留学目的だけで滞在している学生はオランダの公的保険に加入することが法律上できません。したがって日本の保険か民間の留学保険で備えます。ところがアルバイトを始めると公的保険への加入義務が生じ、Study in NLの生活費の内訳では公的保険の基本料が月133ユーロ(2024年のNibudの数値)とされています。「アルバイトで生活費の足しにする」という計算は、保険料の増加と、雇用主側の就労許可という2つの条件を織り込んで考えてください。週16時間という上限もあり、学費を稼げる水準ではありません。

留学保険の選び方そのものは高校生の留学保険で扱っています。大学生の場合も、補償の見方は同じ考え方で読めます。

1年目に単位が足りないと放校になる(お金の面で一番大きいリスク)

POINT

オランダの大学には、1年目に一定の単位を取れないと在籍を続けられない制度(BSA)があります。フローニンゲン大学の規則では学士フルタイムで45 ECTS未満が基準で、同じ課程に2年間再登録できません。

最後に、3年分の学費を払う前提そのものが崩れるリスクに触れておきます。オランダの大学には拘束力のある進学助言(bindend studieadvies・BSA)という制度があります。1年目の成績が基準に届かないと、その課程の在籍を続けられなくなる仕組みです。フローニンゲン大学の「BSAマニュアル」(2024年11月以降有効)には、こう定められています。

  • 基準:学士フルタイムで1年目に45 ECTS未満しか取得できなかった場合、否定的なBSAが出される(パートタイムは20 ECTS未満。University College Groningenなどは60 ECTS=1年分の全単位が基準)
  • 帰結:否定的なBSAが出ると、その課程に登録できなくなる
  • 期間:否定的なBSAは翌年度の9月1日から2年間有効(つまり2年間は戻れない)
  • 範囲:同じクラスタに分類された関連課程にも及ぶ(似た課程への乗り換えで回避できるわけではない)
  • 例外:個人的な事情がある場合に限り、判定を延期できる

日本の大学の感覚だと、1年目の単位が足りなければ留年して取り直すイメージですが、オランダではその課程から出なければならないという設計です。1年目の授業料(文系なら14,000ユーロ=約252万円)と生活費(約244万円)を払ったうえで学位につながらず、2年間は同じ課程に戻れません。費用の面では、授業料の金額そのものより大きなリスクです。

BSAの基準値は大学・課程ごとに違います。 基準は各課程の教育・試験規程(Onderwijs- en Examenregeling・OER)で定められるため、ここに挙げた45 ECTSはフローニンゲン大学の例です。志望校のBSAの基準値と、個人的な事情が考慮される条件を、入学前に確認してください。英語で3年間の課程を学び切る学力と英語力が足りているかを、出願前に家族で率直に話し合う材料にもなります。

高校生のうちに逆算しておく準備の順番

POINT

オランダは出願の締切が1月15日と5月1日で、高3の1月に共通テストが必要になるルートもあります。評定・共通テスト・英語スコアの3つを並行して準備するため、高1からの逆算が効きます。

  1. 1高1:課程と授業言語を決める。 志望分野の学士が英語で開講されているかを、大学の課程ページで確認する。研究大学(3年)と応用科学大学(4年)のどちらを狙うかも、この段階で見当をつける。
  2. 2高1〜高2:評定を作る。 ライデン大学のように高3の評定平均で直接審査する大学があるため、評定は出願資格そのものになる。4.5以上(どの科目も4以上)を目標に、職業科目を含まない普通科・進学課程の履修を維持する。
  3. 3高2:出願資格のルートを決める。 ①評定で直接 ②共通テスト+偏差値 ③日本の大学で1年 ④IB・A-Levelなどの国際カリキュラム のどれを使うかを、志望校ごとの基準と照らして決める(国際資格の扱いは大学ごとに違うので志望校の規定で確かめる)。③を選ぶと渡航が1年遅れ、日本の大学の学費が1年分かかる。
  4. 4高2〜高3:英語試験のスコアを取る。 IELTS Academicで総合6.0〜7.0、TOEFL iBTは新体系で4.5前後が目安(課程によって違う)。スコアは2年以内のものを求められるため、取る時期に注意する。
  5. 5高3の1月:共通テストを受ける(ルート②を使う場合)。 指定された3科目の平均70%超が条件になるため、オランダ一本でも受験が必要になる。同じ時期に、定員制の課程の締切(1月15日)が来る。
  6. 6高3の1月〜5月:Studielinkで出願する。 定員制は1月15日、それ以外は5月1日。非EEA国籍向けに大学独自の早い締切がある場合は、そちらに合わせる。
  7. 7入学許可が出たら:お金と住まいと保険を手配する。 資金証明(月1,130.77ユーロ分)を用意し、滞在許可(254ユーロ)を申請し、学生寮や部屋を探す。部屋は月450〜1,000ユーロと幅があり、確保の時期で費用が変わる。

海外大学進学そのものの全体像は海外大学進学ガイドで、日本の大学と比べて決める進め方は海外大学と国内大学どっちで整理しています。少人数の学際的な課程に関心があるならリベラルアーツカレッジも、オランダのUniversity Collegeを理解する手がかりになります。

最後にチェック

オランダの大学を「学費が安い国」として候補に入れる前に、次の7点を確認できているかご覧ください。

チェックはこの画面の中だけの表示で、保存も送信もされません。

Q.オランダの大学の学費は、日本人でも年50万円ほどなのですか。

いいえ。年50万円ほどという額は法定授業料で、日本国籍のお子さんには適用されません。 Rijksoverheidが公表する法定授業料(wettelijk collegegeld)は2026-2027年度でフルタイム年2,694ユーロ(約48万円)ですが、Study in NLはこの額の対象を「EEA諸国・スイス・スリナムの出身で、オランダの政府助成を受ける機関で同等の学位をまだ取得していない学生」と説明しています。日本国籍のお子さんが払うのは大学が独自に決める機関授業料で、フローニンゲン大学の2026-2027年度の規則では学士フルタイムが14,000・17,200・19,800・32,000ユーロ(学部別・約252万〜576万円)です。

Q.オランダの大学を英語だけで卒業できますか。

英語で行う課程を選べば可能ですが、学士の選択肢は3割ほどです。 Nufficが2026年9月に公表した調査では、2025-2026年度の研究大学の学士434課程のうち、英語のみが32%、英語とオランダ語の併用が15%、オランダ語が53%でした。また政府は2026年10月5日に「課程は原則オランダ語で、他の言語は社会的な付加価値がある場合に限る」という方針を示し、事前審査を置かず各大学が4つの基準で自ら判断する形にするとしました。法律(Wet Internationalisering in Balans)は2026年11月3日時点で成立していません。志望課程の開講言語は、入学予定年度の募集要項が出た時点で改めて確認してください。

Q.日本の高校を卒業しただけで、オランダの研究大学に出願できますか。

大学によって違います。 Nufficは日本の高校卒業証明書をHAVOディプロマ相当としており、研究大学(WO)の学士はVWOディプロマを求めるため、一般評価のままでは届きません。ただし最終判断は大学が行います。ライデン大学の公表資料では、普通科・進学課程の高校卒業資格で高3の評定平均4.5以上(どの科目も4以上)なら出願でき、評定4.0以上なら共通テスト3科目の平均70%超と高校の偏差値60超も考慮されます。一方でフローニンゲン大学のVWO相当の資格の国別リストには日本が載っておらず、A-Level3科目・IB HL4科目・AP4科目などがあれば出願できる場合があると説明されています。志望校ごとに、公表されているディプロマ要件を直接読んでください。

Q.研究大学と応用科学大学は、どちらが費用を抑えられますか。

年額だけでなく、卒業までの総額で比べてください。 Nufficによると研究大学(WO)の学士は3年・180 ECTS、応用科学大学(HBO)の学士は4年・240 ECTSです。応用科学大学は年額が低い場合があります(ハンゼ応用科学大学は2025-2026年度の学士で非EU/EEA学生9,302ユーロ)。ただし年数が1年長いため4年で37,208ユーロとなり、フローニンゲン大学の文系(年14,000ユーロ)を3年で終えた場合の42,000ユーロとの差は4,792ユーロ(約86万円)まで縮みます。生活費が1年分(下限で約244万円)増えると総額では逆転します。年額の安さが総額の安さになるとは限りません。授業料は大学・課程ごとに違うので志望校の公表額でご確認ください。出願資格の面では、日本の高校卒業資格はNufficの一般評価がHAVO相当のため、応用科学大学のほうが要件には届きやすい位置づけです。

Q.ビザのための資金証明は、学費や生活費とは別に用意するお金ですか。

別に積み増す追加費用ではありません。生活費を払えることを入国前に示すための金額です。 INDは留学の滞在許可について、高等専門教育(hbo)または大学で月1,130.77ユーロ(2026年1月1日から12月31日まで適用)の資金を求めています。これは1年で13,569.24ユーロ(約244万円)にあたりますが、Study in NLが示す学生の生活費の目安(月1,000〜1,500ユーロ)の範囲内です。つまり生活費として使うお金を、前もって用意して示すという制度です。授業料・生活費・資金証明の3つを足し算すると、総額が1年で約244万円ふくらんで見えてしまうので注意してください。別途かかるのは滞在許可の申請料254ユーロと出願手数料75〜100ユーロ、航空券などです。

Q.アルバイトで生活費をまかなえますか。

上限があり、学費をまかなえる水準ではありません。 INDは、留学の滞在許可を持つ学生の就労を「週16時間まで、または夏季のみ」と定めており、加えて雇用主がUWV(オランダの雇用保険等の実施機関)から就労許可(TWV)を取る必要があります。さらに保険の扱いが変わります。Study in NLによれば、留学目的だけで滞在する学生はオランダの公的保険に加入できませんが、アルバイトをすると公的保険への加入が義務になります(生活費の内訳では基本料が月133ユーロ・2024年のNibudの数値)。ビザの資金証明をアルバイト収入の見込みで代えることもできないため、入国前に用意する金額は変わりません。

Q.1年目の成績が悪いと、どうなりますか。

その課程を続けられなくなる制度があります。 オランダの大学には拘束力のある進学助言(BSA)があり、フローニンゲン大学のBSAマニュアル(2024年11月以降有効)では、学士フルタイムで1年目に45 ECTS未満しか取得できなかった場合に否定的なBSAが出され、その課程に登録できなくなります。否定的なBSAは翌年度の9月1日から2年間有効で、同じクラスタの関連課程にも及びます(University College Groningenなどは基準が60 ECTS)。個人的な事情がある場合に限り判定を延期できる定めもあります。基準値は大学・課程ごとに違うため、志望校の基準を入学前に確認してください。日本の大学のように留年して取り直す形ではない点が、費用の面で一番大きなリスクです。