天文宇宙検定4級に落ちた原因は?得点帯別に見直す点を公式講評5回分で整理

最終更新: 2026-10-19 ・ 約12分で読めます ・ けんてい調査団 編集部

この記事の要点

  • 天文宇宙検定4級に落ちた原因として、第20回(2025年11月16日・会場受験)の4級は、不合格(60点未満)が18.3%で、そのうち50〜59点が13.1%。不合格者のうち約7割(71.6%・編集部算出)が合格点まで1〜10点(編集部算出)の位置でした
  • 自分の得点帯の行を引けば、最初に見直す所が決まります(下の表)
  • 公式講評が挙げた要因(記入ミス・低年齢層・教材改訂、取り違え・暗記の穴)は回全体の傾向で、あなたの不合格の原因を特定するものではありません
  • 次の受験(申込済みなら第22回〈令和8年(2026年)11月15日〉、未申込なら次の機会)に向けて、教材の版・時間配分・目標点の3点を先に決めます。申込状況は日程記事で確認できます

第20回の4級は不合格者の約7割が50〜59点で、合格点との差は1〜10点でした

天文宇宙検定4級の不合格とは、100点満点で60点未満のことで、第20回(2025年11月16日・会場受験)では受験者の18.3%でした(2026年10月時点)。4級は40問で、合格基準は60点以上です。

不合格18.3%の内訳を見ると、50〜59点が13.1%を占めます。13.1÷18.3で、不合格者のうち71.6%、つまり約7割が50点台です(編集部算出)。合格率は81.7%、平均点は74.0点でした。なお、これは会場受験の第20回1回分の数字で、落ちた原因を断定するものではありません。4級そのものの難しさや概要は 天文宇宙検定 4級 とは レベル にまとめています。

自分の得点帯の行を引くと、最初に見直す所が決まります

下の表は、第20回(会場受験)の4級で不合格だった得点帯です。「合格点まで」は60点との差で、編集部算出です。「次に確認すること」は編集部の提案で、公式の指示ではありません。

得点帯第20回で、その帯だった割合合格点(60点)まで次に確認すること(編集部の提案)
50〜59点13.1%1〜10点似た選択肢の取り違えと、マーク・記入の確認。下の「失点が目立った問題」の表で自分の間違いを引く
40〜49点3.7%11〜20点教材の版と出題範囲の抜け。第22回の出題の基になるテキストの版を確認する
30〜39点1.2%21〜30点教材の版に加え、40問を50分で解ける時間配分になっていたか
20〜29点0.3%31〜40点教材の版、時間配分、記入のしかたを一通り
得点が分からない−−自己採点または手元の得点で上の行を引く(結果通知に得点が載るかは今回確認できていません)
第20回(会場受験)の4級で不合格だった受験者全体の18.3%の内訳。受験者全体のうち、50〜59点が13.1%で、40〜49点の3.7%、30〜39点の1.2%、20〜29点の0.3%より大きい
天文宇宙検定4級 第20回(2025年11月16日・会場受験)の不合格(受験者全体の18.3%)の得点帯別の内訳。数値は受験者全体に占める割合。出典: 天文宇宙検定委員会

20〜29点の行までの合計(0.3+1.2+3.7+13.1)が、不合格の18.3%と一致するため、上の表は20点以上の行までです。

自分が10代以下、またはお子さんの受験なら「保護者が付き添う場合」の節を、問題ごとの失点を思い出せるなら「失点が目立った問題」の表を続けて読んでください。

公式講評が挙げた要因は「記入ミス・低年齢層・教材改訂」ですが、どれも回全体の傾向で個人の原因の断定ではありません

下の表は、公式の回別「受験者データと講評」から、4級の要因に関わる記述を回ごとに並べたものです。「公式の記述」は数値や事実、「公式の推測」は講評が「考えられる」などと書いた箇所です。

回公式の記述(数値・事実)公式の推測(要因)
第4回(2014年10月12日)合格率65.2%、平均点66点(前回より9点低い)若年層でマークシートのマークミスがあったこと、テキスト改訂でボリュームが若干増えたこと
第14回10歳未満の受験者が4級全体の23.8%、10歳未満の合格率63.5%、50点台が全体の15.1%。合格率が80%を切ったのは第11回以来10歳未満の受験者が多かった影響が否めない
第16回10歳未満と10代で受験者の過半数(53.0%)。全体の合格率85.3%、10歳未満79.5%、10代80.6%(要因の推測は上記の年齢構成のみ)
第20回(2025年11月16日)10歳未満20.5%、10代35.2%(合計55.7%)。50点台が13.1%、合格率81.7%−

読み取れるのは、4級の受験者は10歳未満と10代が半数前後を占める回が多く、10歳未満の合格率が全体の合格率より低めの回がある、という回全体の傾向です。ただし、第4回の講評は現行の回と同じ形式での話かどうか確認できていません(2014年の回です)。全回の合格率の推移は 天文宇宙検定 合格率 全級 に、年代別のデータはそちらと4級の記事にあります。

失点が目立った問題は「似た選択肢の取り違え」と「暗記の穴」に分かれ、下位の正答率は19.9〜47.7%です

下の表は、公式講評が挙げた4級の正答率の低い問題です。「分類」の欄で、公式が理由を推測しているものは「公式の推測」、それ以外で編集部が分けたものは「編集部の分類」と書いています。

回問題正答率分類
第16回問11 自転軸の傾きが一番大きい惑星(正答は金星)19.9%取り違え型(公式の推測。ほぼ横倒しで自転している天王星を選んだ方が多かったようだ)
第16回問40 1つの星座なのに2つの部分に分かれている星座(正答はへび座)22.1%暗記型(編集部の分類。講評に理由の記述なし)
第17回問27 ブラックホールの画像を撮った望遠鏡23.6%取り違え型(公式の推測。2019年と2022年の望遠鏡を混同したようだ)
第17回問33 春のダイヤモンドを形づくる星23.6%暗記型(編集部の分類。講評に理由の記述なし)
第4回(2014年)問17 太陽の中心で発生した熱が表面に伝わるのに要する時間28.6%暗記型(講評は正答率50%未満の9問を「記憶力を問う印象」と評価)
第14回問32 太陽系で一番ゆっくり自転している惑星(正答は金星)32.9%暗記型(編集部の分類。講評に理由の記述なし)
第14回問37 昔の人びとが「いざよい」の月と呼んだ月40.1%暗記型(編集部の分類。講評に理由の記述なし)
第20回問2 天の川銀河から最も遠い銀河40.1%未分類(講評で理由を確認できていません)
第20回問36 宇宙服に関する説明で正しいもの46.8%未分類(同上)
第20回問5 おうし座にある「すばる」の位置47.7%未分類(同上)

第4回の講評では、正答率が50%を切った問題が9問ありました。前回は1問だけです。問11と問32のように、同じ「金星」が別の回の別の問い方で出ている例もあります。

自分の間違いを思い出せる人は、「似た選択肢と取り違えた」のか「そもそも覚えていなかった」のかで、見直しの仕方が変わります。取り違え型なら、似た対象を並べて違いを説明できるか、暗記型なら、用語を単語ではなく説明とセットで言えるかを確かめます。この見直し方は編集部の提案です。

保護者が付き添う場合は、代筆できる範囲と同室の時間を知っておくとマークミスに備えられます

この節は、本人が10代以下で保護者が付き添う場合の話です。大人の本人受験なら読み飛ばしてかまいません。

注意: 代筆できるのは、公式FAQでは氏名・受験番号・生年月日・試験会場の記入欄の話です。解答の塗りつぶし(マーク)そのものの扱いは、FAQに記載がなく、今回確認できませんでした。不安があれば申込前に主催者へ確認してください。

第4回の講評は、マークミスへの対応として、試験前に保護者と共に記入練習ができるよう事務局でも対応策を「検討したい」と書いています。実施されたかどうかは確認できていないので、練習は自分たちで済ませておくのが安全です。申込や会場の手続きは 天文宇宙検定 日程 にまとめています。

第22回(令和8年(2026年)11月15日)に向けては「教材の版・時間配分・目標点」の3点を先に決めます

注意: 申込済みなら第22回向け、未申込なら次の受験機会向けに読み替えてください。最新の申込状況は 天文宇宙検定 日程 で確認できます。

次の手順で3点を決めます。

  1. 教材の版を確認する。第22回の4級は、公式テキスト《4級 星博士ジュニア》2025〜2026年版に基づいて出題されます。定価は2,420円(税込)です。公式問題集は、過去問題の抜粋と模擬問題を掲載しています。問題集の版は今回確認していないので、手元のものが対象回に合うかは公式サイトで確かめてください
  2. 時間配分を決める。実際の試験時間は50分で、4級は第22回で11:10〜12:00です。40問なので、1問あたり平均75秒(編集部算出)です。見直しの時間は、この75秒から削って作ります
  3. 目標点を決める。60点が合格基準ですが、第20回(会場受験)では70点以上の層が64.3%、最多層は80〜89点で24.8%でした。ここから、目標を70点に置くのは編集部の提案です。公式の推奨ではありません

教材を買うかどうかは、手元の過去問・模擬問題の得点で決めるのが堅実です。4級だけでなく3級も受けるかの判断は 天文宇宙検定 4級 3級 併願 に、進め方は 天文宇宙検定 独学 合格 コツ にあります。

この整理が確かめられるのは第20回(会場受験)など数回分の公式講評までで、あなたの不合格の原因は特定できません

2026年10月時点で、この記事の整理には次の限界があります。

  1. 得点分布は会場受験の第20回1回分です。オンライン受験は別の集計で、ここには含みません
  2. 第14回の4級の合格率の数値と、第18回の4級のデータは取得できていません
  3. 第4回は2014年の回で、回によって受験者層も違います
  4. 「取り違え型」「暗記型」の分類は、公式が推測した箇所以外は編集部の整理です

自分で同じ確認をしたい場合は、公式サイトの回別「受験者データと講評」を読んでください。3級の同じ確認は 天文宇宙検定 3級 落ちた 原因 にあります。なお、当サイトは検定を自ら受験していません。体験談ではなく、公式の公開記録の整理です。

よくある質問

Q1. 天文宇宙検定4級は何点以上で合格ですか?

100点満点中60点以上で合格です。4級は40問で、マークシート形式(4者択一方式)です。

Q2. 第20回の4級は、不合格の人が何点帯に多かったですか?

第20回(2025年11月16日・会場受験)では、不合格が18.3%で、そのうち50〜59点が13.1%でした。不合格者のうち約7割(71.6%・編集部算出)にあたります。

Q3. 付き添いの保護者は解答用紙の記入を手伝えますか?

会場受験では、氏名・受験番号・生年月日・試験会場の記入が不安な場合、付き添いの方が代筆しても構わないと公式FAQにあります。同室は試験開始の10分前までです。解答のマーク自体の扱いは、FAQに記載がなく確認できませんでした。

Q4. 結果に異議申し立てはできますか?

できません。公式FAQは、結果通知の異議申し立てについては一切お受けできないとしています。

Q5. 不合格だった場合も結果通知は届きますか?

会場受験で受験した方には、全員に結果通知が送られます。第22回(2026年11月15日実施)を受験した方の結果通知は、2027年1月中旬に郵送されます。

出典

  1. 天文宇宙検定委員会「受験のご案内」 (取得日: 2026-10-19)
  2. 天文宇宙検定委員会「公式テキスト・問題集」 (取得日: 2026-10-19)
  3. 天文宇宙検定委員会「よくある質問(Q&A)」 (取得日: 2026-10-19)
  4. 天文宇宙検定委員会「第20回 天文宇宙検定 受験者データと講評」 (取得日: 2026-10-19)
  5. 天文宇宙検定委員会「第4回天文宇宙検定受験者データおよび講評」 (取得日: 2026-10-19)
  6. 天文宇宙検定委員会「第16回天文宇宙検定 受験者データと講評」 (取得日: 2026-10-19)
  7. 天文宇宙検定委員会「第14回天文宇宙検定 受験者データおよび講評」 (取得日: 2026-10-19)
  8. 天文宇宙検定委員会「第17回天文宇宙検定 受験者データと講評」 (取得日: 2026-10-19)