この記事の要点
- 第20回(2025年11月)の合格率は4級 81.7%・3級 76.3%・2級 30.0%・1級 0.9%(いずれも会場受験。4級の不合格側の得点分布は4級に落ちた原因)
- 1級は第15回・第18回の2回で合格者が0名になっており、過去11回中で合格率が4.3%を超えた回はない
- 第10〜20回の全4級横断推移表をこのページに掲載する(第18回のみ会場受験とオンライン受験の合算値)
- 1級は2級合格者のみ受験可。合格点は70点以上、60〜69点は準1級として認定される
この記事について(最初にお読みください)
このサイト「けんてい調査団」の筆者は天文宇宙検定を受験していません。本記事は一般社団法人天文宇宙教育振興協会が公式サイト(astro-test.org)に掲載している受験者データと制度情報のみを使用して作成した「公式データ集計型」の記事です。
数値はすべて一次情報(公式ページ)からのもので、検証エージェントが実際に各URLにアクセスして原文と突合しています。
天文宇宙検定は4級〜1級の4段階で、合格率は級によって80%超から0%台まで開く
天文宇宙検定は一般社団法人天文宇宙教育振興協会が主催する民間検定です。2011年の第1回から年2回(5〜6月・11月)実施されており、2025年11月の第20回まで開催されています。
級別の基本情報一覧
| 項目 | 4級 | 3級 | 2級 | 1級 |
|---|---|---|---|---|
| 称号 | 星博士ジュニア | 星空博士 | 銀河博士 | 天文宇宙博士 |
| 対象レベル | 小学生が学ぶ程度 | 中学生で学ぶ程度 | 高校生が学ぶ程度 | 理工系大学で学ぶ程度 |
| 問題数 | 40問 | 60問 | 60問 | 40問 |
| 試験時間 | 50分(説明10分別) | 50分(説明10分別) | 50分(説明10分別) | 50分(説明10分別) |
| 出題形式 | 4者択一 | 4者択一 | 4者択一 | 4者択一 |
| 合格基準 | 100点満点中60点以上 | 100点満点中60点以上 | 100点満点中70点以上 | 100点満点中70点以上 |
| 受験料(会場) | 4,400円(税込) | 5,000円(税込) | 6,200円(税込) | 6,700円(税込) |
| 受験資格 | 制限なし | 制限なし | 制限なし | 2級合格者のみ |
| オンライン受験 | 可(第18回以降) | 可(第18回以降) | 可(第18回以降) | 不可・会場のみ |
出典:astro-test.org「受験のご案内」(確認日:2026-09-12)、astro-test.org「よくある質問(Q&A)」(確認日:2026-09-12)、astro-test.org「受験のお申し込み(個人)」(確認日:2026-09-12)
ポイント:2級と1級は合格基準が60点ではなく70点以上である点が重要です。また1級は受験資格が「2級合格者のみ」と制限されており、オンライン受験も利用できません。
第10〜20回の全級合格率推移表:1級は10回中2回が合格者0名
公式サイトの受験者データページから取得した数値を一覧化した表です。11回分(第10〜20回)の全4級横断推移表はこのページのみで確認できます。
全級横断・年度別合格率推移表(第10〜20回・公式データ)
| 回次 | 実施時期 | 4級 | 3級 | 2級 | 1級 | 1級最高点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第20回 | 2025年11月 | 81.7% | 76.3% | 30.0% | 0.9% | 70点 |
| 第19回 | 2025年6月 | 83.4% | 68.6% | 38.7% | 1.0% | 80点台(注2) |
| 第18回 | 2024年11月(合算) | 89.7% | 65.4% | 31.1% | 0%(合格者0名) | 69点 |
| 第17回 | 2024年6月 | 68.3% | 67.6% | 37.7% | 0.9% | 81点 |
| 第16回 | 2023年11月 | 85.3% | 71.2% | 43.8% | 1.6% | 77点 |
| 第15回 | 2023年5月 | 82.7% | 74.5% | 43.6% | 0%(合格者0名) | 67点 |
| 第14回 | 2022年11月 | 80%未満 | 77.4% | 44.6% | 0.7% | 74点 |
| 第13回 | 2022年5月 | 81.0% | 71.6% | 48.7% | 3.9% | 77点 |
| 第12回 | 2021年11月 | 88.5% | 82.0% | 31.8% | 4.3% | 73点 |
| 第11回 | 2021年7月 | 78.5% | 81.1% | 46.7% | −(注1) | ― |
| 第10回 | 2020年11月 | 85.6% | 79.0% | 36.2% | 1.0% | 77点 |
(注1)第11回は2・3・4級のみ実施。1級は未実施。
(注2)第19回は公式の概要表に最高点の列がなく、得点分布で80〜89点帯に1.0%(70〜79点帯は0.0%)。具体的な最高点は不明。
集計範囲の違い:第18回のみ、公開数値が会場受験とオンライン受験の合算です。オンライン受験の導入は第18回からで、第17回以前は会場受験のみです。第19・20回は会場受験者のみの統計で、オンライン受験は別枠として次節の比較表に掲載しています。
最終データ確認:2026年10月(第20回・2025年11月16日実施)
出典:astro-test.org「第20回〜第10回 天文宇宙検定 受験者データ」各ページ(確認日:第18・17・15回は2026-10-08、その他の回は2026-09-12。第18・17・15回は公式ページの画像表を編集部が目視で読み取った値)
推移から読める傾向:
- 4級は11回中8回で80%を超えるが、第17回は68.3%と低い回もある。会場受験のみの回で最高は第12回の88.5%(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。第18回の89.7%は会場+オンライン合算で、同回は4級のみオンラインの合格率が約5%高いため、単純には比べられない
- 3級は65.4〜82.0%の範囲で推移(最低の65.4%は第18回の合算値、会場受験のみの回では第17回の67.6%が最低)
- 2級は30〜49%と年度差が大きく、第12回(31.8%)と第13回(48.7%)で17ポイントの開きがある
- 1級は全期間で4.3%(第12回)が最高値。第15回・第18回の2回は合格者0名
1級の実態:受験者の67%が30〜49点台で合格基準70点に届かない
1級の合格率が0〜4%台にとどまる理由を、第20回(2025年11月)の得点分布で確認します。合格基準の70点さえ超えれば1級合格ですが、実際には受験者の大多数が合格基準に遠く届いていません。
第20回(2025年11月・会場受験)1級得点分布
| 点数帯 | 受験者の割合 | 判定 |
|---|---|---|
| 30〜39点 | 37.6%(最多層) | 不合格 |
| 40〜49点 | 29.4% | 不合格 |
| 50〜59点 | 12.8% | 不合格 |
| 60〜69点 | 9.2% | 準1級合格 |
| 70点以上 | 0.9% | 1級合格 |
出典:astro-test.org「第20回 天文宇宙検定 受験者データと講評」(確認日:2026-09-12)
受験者の67.0%(編集部算出:37.6%+29.4%)が30〜49点帯に集中しており、合格基準の70点には21点以上の差があります(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。60点以上の準1級・1級合格圏に届いた受験者は合計10.1%(編集部算出:9.2%+0.9%)でした。
また、第20回の1級最高点は70点で、合格基準と同じ点数です。第10〜20回で1級を実施した10回(第11回は未実施)のうち、最高点が分かる回では第17回の81点が最も高く、第19回の最高点帯は80〜89点台(1.0%)で、90点台の記録は確認できていません。ほかの回は第10回77点・第12回73点・第13回77点・第14回74点・第15回67点・第16回77点・第18回69点です(推移表の1級最高点列を参照)。1級の問題難易度が他の級と一線を画していることが数字から読み取れます。
1級の平均点推移(会場受験):
- 第20回:41.9点(出典: 天文宇宙検定公式サイト)
- 第19回:42.5点
- 第17回:47.0点
- 第16回:43.5点
- 第14回:43.4点
- 第13回:47.7点(出典: 天文宇宙検定公式サイト)
- 第12回:45.1点
- 第10回:46.0点
いずれも合格基準(70点)を22〜28点下回る水準が続いています。
1級だけの回別推移・人数規模・受験者像は天文宇宙検定 1級 難易度・合格率で詳しくまとめています。
確認できなかった点:第11回は1級が未実施のため最高点はありません。第19回は公式の概要表に最高点の列がなく、80〜89点帯に1.0%いたことのみ確認できました。
2→3→4級の合格率差:第20回は3級76.3%に対し2級30.0%、4級は多くの回で80%前後を保つ
4級から1級への合格率の変化は段階的ではなく、特定の級間に急落する「断層」が存在します。
第19・20回の級別合格率比較(会場受験)
| 級 | 第20回 | 第19回 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 4級 | 81.7% | 83.4% | 60点以上 |
| 3級 | 76.3% | 68.6% | 60点以上 |
| 2級 | 30.0% | 38.7% | 70点以上 |
| 1級 | 0.9% | 1.0% | 70点以上 |
出典:astro-test.org「第20回・第19回 受験者データと講評」(確認日:2026-09-12)
断層が現れる箇所は2つ:
-
3級→2級の断層:3級は65〜82%の範囲で推移する一方、2級は30〜49%に落ちます(第20回は3級76.3%に対し2級30.0%)。要因の一つは合格基準の違いで、3・4級が「60点以上」なのに対し、2級は「70点以上」です(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。同じ問題量(60問)で高い点数が要求されます。
-
2級→1級の断層:2級の30〜49%から1級の0〜4%台へと桁が変わります。問題数は2級の60問から40問に減りますが、「理工系大学で学ぶ程度」という難易度設定と合格者0名の回が2回あることを踏まえると、この断層はテキストの難度差だけでは説明できない厳しさです。
オンライン受験と会場受験の合格率差は実測でほぼ同等(第19・20回データ)
第18回(2024年11月)から2・3・4級にオンライン受験が導入されました(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。2回分の実績データを公式が公表しています。
第19・20回の会場 vs オンライン合格率比較(2・3・4級)
| 回 | 級 | 会場 | オンライン |
|---|---|---|---|
| 第20回 | 4級 | 81.7% | 84.0% |
| 第20回 | 3級 | 76.3% | 76.2% |
| 第20回 | 2級 | 30.0% | 33.7% |
| 第19回 | 4級 | 83.4% | 79.4% |
| 第19回 | 3級 | 68.6% | 73.6% |
| 第19回 | 2級 | 38.7% | 34.6% |
出典:astro-test.org「第20回・第19回 受験者データと講評」(確認日:2026-09-12)
公式講評(第18回)は「会場受験者とオンライン受験者の平均点の差はほとんど認められなかった」と記載しています(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。表からも2回分の実績で明確な有利・不利はなく、4級・3級・2級いずれも数ポイント前後の差にとどまっています。ただし第18回は4級の合格率だけオンラインが約5%高く、公式は当時のオンライン受験資格が中学生以上だったことを理由に挙げています。
オンライン受験の注意点:
- 対象は2・3・4級のみ。1級は会場受験のみ
- オンライン受験の受験資格は試験当日に小学生以上(出典: 天文宇宙検定公式サイト)
受験料・受験資格・申込方法:1級のみ2級合格者に限定
4・3・2級には受験資格の制限がなく、1級のみ「2級合格者に限定」という条件があります。複数級の同日併願割引も用意されています。
受験料一覧(個人・税込)
| 受験パターン | 料金 |
|---|---|
| 4級のみ | 4,400円 |
| 3級のみ | 5,000円 |
| 2級のみ | 6,200円 |
| 1級のみ | 6,700円 |
| 4・3級 併願割引 | 8,460円 |
| 3・2級 併願割引 | 10,000円 |
| 4・3・2級 3連続併願割引 | 14,000円 |
出典:astro-test.org「受験のお申し込み(個人)」(確認日:2026-09-12)
受験資格のポイント:
- 4・3・2級:受験資格の制限なし
- 1級:2級合格者のみ(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。2級を取得していない場合は1級を受験できません
- オンライン受験は試験当日に小学生以上が対象
各級の公式テキスト・問題集で対策する:過去20回分の出題傾向が入手可能
公式テキスト・問題集は各級ごとに発行されており、第1回(2011年実施)〜第20回(2025年実施)までの試験に実際に出題された過去問題が収録されています(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。
公式テキスト・問題集の対応級
| 対象級 | テキスト称号 |
|---|---|
| 4級 | 星博士ジュニア(4級対応) |
| 3級 | 星空博士(3級対応) |
| 2級 | 銀河博士(2級対応) |
| 1級 | 天文宇宙博士(1級対応) |
出典:astro-test.org「公式テキスト・問題集」(確認日:2026-09-12)
最新版の詳細と購入先は公式サイト(astro-test.org/textbook/)でご確認ください。
【リンク想定箇所A】[書籍: 天文宇宙検定公式テキスト 各級] — Amazonアフィリエイトリンクを設置予定 【リンク想定箇所B】[書籍: 天文宇宙検定公式問題集 各級] — 楽天ブックスリンクを設置予定
2級の難易度・勉強法の詳細は「天文宇宙検定 2級 難易度・合格率」で解説しています。
よくある質問
Q1. 天文宇宙検定の合格率はどれくらいですか?
第20回(2025年11月・会場受験)の合格率は4級81.7%・3級76.3%・2級30.0%・1級0.9%です(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。級によって大きく異なり、1級と4級の間には80ポイント以上の差があります。出典:astro-test.org「第20回 受験者データと講評」(確認日:2026-09-12)
Q2. 1級はなぜこんなに合格率が低いのですか?
1級は「理工系大学で学ぶ程度」の難易度設定で、合格基準も70点以上と高く設定されています(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。第20回の得点分布では受験者の67.0%(編集部算出)が30〜49点帯に集中しており、平均点も41.9点で合格基準に約28点届きません。最高点が合格基準と同じ70点だった回(第20回)もあり、問題の難易度が他の級と大きく異なります。
Q3. 準1級とは何ですか?何点から認定されますか?
1級試験で60〜69点を取った場合、1級合格にはなりませんが「準1級合格」として認定されます(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。第20回では受験者の9.2%が準1級合格の60〜69点帯でした。準1級は1級試験を受験し、一定の実力を示した証明として機能します。出典:astro-test.org「受験のご案内」(確認日:2026-09-12)
Q4. 4級と3級を同じ日に受けられますか?
はい、4・3級の併願が可能です。4・3級を同日に受ける場合、8,460円の併願割引が適用されます(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。また3・2級(10,000円)、4・3・2級の3連続併願(14,000円)も設定されています。出典:astro-test.org「受験のお申し込み(個人)」(確認日:2026-09-12)
Q5. オンライン受験と会場受験はどちらが合格しやすいですか?
2回分のデータ(第19回・第20回)では、会場とオンラインの合格率の差は数ポイント以内(最大で約5ポイント・第19回3級の編集部算出)にとどまっており、明確な有利・不利はみられません(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。公式講評(第18回)も「平均点の差はほとんど認められなかった」と記しています。ただし第18回は4級の合格率のみオンラインが約5%高く、公式は第18回当時はオンライン受験資格が中学生以上だったことを理由に挙げています。なお1級はオンライン受験の対象外で、会場受験のみです。
Q6. 1級に落ちても準1級として認定されますか?
はい、1級試験で60〜69点であれば準1級として認定されます。ただし1級不合格であっても60点未満(0〜59点帯)では準1級の認定もありません。第20回の得点分布では60点以上の受験者は全体の10.1%(編集部算出:60〜69点帯9.2%+70点以上0.9%)でした。認定の詳細は公式サイト(astro-test.org/guide/)でご確認ください。
Q7. 1級合格者が出なかった回はありますか?
はい、第15回(2023年5月)と第18回(2024年11月)の2回で1級合格者が0名となっています(出典: 天文宇宙検定公式サイト)。公式ページでは第15回について「検定試験で初めて1級合格者が0名という結果となった」と記し、第18回について「これは当検定試験において2回目」と記載しています。いずれの回も受験自体は実施されており、0名は「合格基準の70点に達した受験者がいなかった」ことを意味します。
最終データ確認:2026年10月(第20回・2025年11月16日実施)。次回(第21回以降)の受験者データが公式サイトに掲載された時点で推移表の最終行を更新します。