カーポートの費用を、施工販売店2店(ガーデンプラス・エクスショップ)の公式ページに載る工事費込み・税込の最低価格と、メーカー公式の表示価格で整理した記事です。価格は2026年10月31日時点で、店の都合で変わります。制度(建築基準法・固定資産税)は法令と自治体の説明を2026年10月31日に取得した内容です。
この記事の要点
- 1台用の工事費込み・税込の最低価格は、ガーデンプラスでスタンダード119,760円〜、デザインタイプ475,080円〜、折板タイプ500,280円〜(2026年10月31日時点)。「〜」は最低価格で、サイズ・色・柱の高さ・立地で上がる
- 2台用はスタンダード234,600円〜から折板694,080円〜、3台用はスタンダード613,680円〜から折板1,031,520円〜(同じ店・同じ条件)
- 最低価格には、土間コンクリート・コンクリートの撤去(ハツリ)・寒冷地仕様の基礎・サイドパネルなどが入っていない。土間の編集部算出は1台用駐車場(約15㎡)で225,000円
- 確認申請は、既存の建築物がある敷地への増築で、防火・準防火地域の外かつ10㎡以内なら不要。地域内は10㎡以内でも必要。固定資産税は、支柱と屋根だけなら家屋と認定されない例がある
工事費込みの最低価格は、1台用で12万円台〜50万円台、2台・3台用はそれ以上になる
ガーデンプラスの1台用は、工事費込み・税込でスタンダード119,760円〜、折板タイプ500,280円〜です(2026年10月31日時点)。この価格は最低価格で、サイズ・色・柱の高さ・立地で上がります。
| 工事費込み・税込の最低価格(ガーデンプラス) | スタンダード | デザインタイプ | 折板タイプ |
|---|---|---|---|
| 1台用 | 119,760円〜 | 475,080円〜 | 500,280円〜 |
| 2台用 | 234,600円〜 | 519,240円〜 | 694,080円〜 |
| 3台用 | 613,680円〜 | 1,000,800円〜 | 1,031,520円〜 |
(2026年10月31日時点。ガーデンプラスの早見表。工事費込み・税込の参考価格で、「〜」は最低価格)
1台用では、スタンダードと折板タイプで約38万円の開きがあります(500,280円と119,760円の差・編集部算出)。台数を1台増やしたときの上がり幅もタイプによって約4万〜48万円と一定ではありません(同じ表から算出)。ガーデンプラスは、折板タイプを「積雪や強風に強い」屋根として50万円台からと説明しています。デザインタイプも1台用で約48万円〜です。
「〜」の金額は、あなたの見積額ではありません。 表の金額は、店が公式ページに載せる単体工事の最低価格です。立地や加工、他工事との組み合わせで増減し、詳細は現場調査後の見積りで決まります。メディアが集計した「相場」ではなく、店の実額である点が、この表の使い方です。
屋根のない駐車場で車の汚れや劣化が気になる場合は、洗車 コーティング 費用 相場もあわせて確認してください。
同じ1台用でも製品で13万円台〜51万円台と開き、積雪・風が条件なら耐積雪の表示で選ぶ
エクスショップの1台用は、工事費込み・税込の最低価格で132,400円〜から510,400円〜まで製品ごとに開きます(2026年10月31日時点)。積雪の深さと風の強さが条件なら、価格より先に耐積雪と耐風圧の表示を見ます。
| 製品(エクスショップ・1台用) | 工事費込み・税込の最低価格 | 耐積雪・耐風圧 |
|---|---|---|
| プレシオスポート アール型(オリジナルブランド) | 132,400円〜 | ~20cmまで積雪対応・耐風圧34m(店の表記) |
| アリュース 600タイプ(YKK AP) | 137,300円〜 | ~20cmまで積雪対応・耐風圧38m(店の表記) |
| ネスカR(LIXIL) | 156,500円〜 | ~20cmまで積雪対応・耐風圧38m(店の表記) |
| エフルージュ FIRST 600タイプ(YKK AP・フラット屋根) | 191,500円〜 | 1台用の耐風圧は未確認 |
| アリュース 1500タイプ(YKK AP) | 310,100円〜 | 積雪対応cmは商品名の表記になし |
| カーポートSC(LIXIL) | 430,500円〜 | メーカー公式は耐積雪30cm相当・基準風速44m/sの仕様も用意(標準仕様の値ではない) |
| カーポートSW(LIXIL) | 510,400円〜 | メーカー公式は耐積雪強度が最大50cm相当 |
(耐積雪・耐風圧のうち「店の表記」はエクスショップの商品ページの記載で、メーカー公式の値ではありません)
LIXILのカーポートSCとSWの耐積雪は、メーカー公式ページの記載です。SCは耐積雪30cm相当「の仕様も用意」されている、という書き方で、標準仕様の値ではありません。豪雪地域向けのソルディーポート(1500タイプ・1台用・標準柱)は、メーカー表示価格で819,300円〜です。この819,300円〜は工事費込みの金額ではなく、税・工事費の記載もありません。
積雪が条件のときの決め手: 店の表で「~20cmまで積雪対応」の製品は、その深さを超える地域には向きません。自分の地域の積雪が何cmかを自治体で確かめてから、耐積雪の数値が書かれた製品に絞ってください。数値が商品名に書かれていない製品(アリュース 1500タイプなど)は、店に耐積雪を確認します。
メーカー表示価格と工事費込みの価格は別物で、同じカーポートSC 1台用でも店ごとに値が違う
カーポートSC 1台用の価格は、「メーカー表示価格」「店のカタログ本体価格」「店の工事費込みの最低価格」で別の数字が並びます。店別の値は平均せず、そのまま並べます(2026年10月31日時点)。
| 価格の種類 | 提供元 | 金額 |
|---|---|---|
| メーカー表示価格(1台用 27‐50型 標準柱(H22)・税込/税抜と工事費の記載なし。本体のみと推定) | LIXIL | 605,900円〜 |
| メーカーカタログ商品本体価格(税込) | ガーデンプラス | 610,500円〜 |
| 工事費込み・税込の最低価格(単体工事・サイズ未指定) | ガーデンプラス | 461,100円〜 |
| 工事費込み・税込の最低価格 | エクスショップ | 430,500円〜 |
別の行として、ガーデンプラスのガイドページには、カーポートSCの「材料費+施工費」の参考価格395,900円〜があります。台数の表記がないため、1台用の比較には入れていません。同じ店の商品ページの461,100円〜と値が違うのは、ページごとに最低価格の条件が異なるためと考えられますが、ページに理由の記載はなく、この記事では断定しません。
メーカー表示価格とガーデンプラスのカタログ本体価格(605,900円〜と610,500円〜)も、数字が違います。税表記やサイズの差と推定されますが、確認できていません。
「工事費込み」の中身は、エクスショップの説明では、標準工事は柱穴の掘削・柱の基礎工事・組立設置の3工程です。見積書の「諸経費」は、運搬費用や梱包材の処分費用などです。
| 避けたい判断 | こうすればOK |
|---|---|
| メーカー表示価格を「工事費込みの総額」と読む | メーカー表示価格と、店の工事費込み価格を別の欄として読む |
| 店Aと店Bの最低価格を直接比べて安い高いを決める | 同じサイズ・同じ柱の高さ・同じ工事範囲で出してもらった見積もりで比べる |
最低価格に足されやすいのは土間コンクリート・コンクリートの撤去(ハツリ)・寒冷地基礎・オプションで、地面の状態で追加が決まる
最低価格は標準工事の範囲の価格です。地面の状態によって、次の追加項目が足されることがあります。
| 地面の状態 | 追加になりやすい項目 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 土・砂利 | 標準工事は柱穴の掘削・柱の基礎工事・組立設置。土間コンクリートを打つ場合は基本施工外の別工事 | 土間コンクリートは約15,000円/㎡(ガーデンプラス)。1台用駐車場約15㎡で225,000円(編集部算出) |
| コンクリート・アスファルト | 柱を設置する位置のコンクリート部分の撤去作業(ハツリ)が別途発生する(エクスショップ) | この記事では金額を載せられない(単価の公式ページを確認できていない)。見積もりで確認 |
| 氷点下10度以下になる地域 | 寒冷地仕様の特別な基礎施工が必要になり、別途費用が計上される場合がある(エクスショップ) | 金額は見積もりで確認 |
| 共通(オプション) | サイドパネル・サポート柱・物干しは別途工事(エクスショップ) | サポート柱は3〜5万円程度、サイドパネルは10〜30万円(大きさで異なる)。いずれもメーカーカタログ価格(定価・値引前)で、実売は値引きがあるとガーデンプラスのページに記載 |
土間コンクリートの225,000円は、ガーデンプラスが示す単価15,000円/㎡に、ガーデンプラスが想定する1台用駐車場の面積約15㎡を掛けた編集部算出です(ガーデンプラスのページには「約22.5万円」と記載)。土間コンクリート、ブロック、解体は、エクスショップの基本施工の外です。
合算の例は「下限の目安」です。 1台用のガーデンプラスの最低価格(スタンダード119,760円〜、折板500,280円〜)に、土間コンクリート225,000円(編集部算出)を足した額が、土間を打つ場合の下限の目安です。ハツリ・寒冷地基礎・オプションは入っておらず、最終の見積額ではありません。
自宅の駐車場まわりの工事では、EV用の充電設備も別の工事になります。費用はEV 自宅 充電設備 費用で整理しています。
三協アルミ・YKK APの現行価格、コンクリートのハツリ・既存カーポート撤去・残土処分の単価、4台用の価格は、この記事の調査では確認できなかったため載せていません。
防火・準防火地域の外で10㎡以内の増築なら確認申請は不要だが、地域内では10㎡以内でも必要になる
建築基準法第2条第1号は、建築物を「土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの」と定めています。条文の読みとしては、屋根と柱を持つカーポートは建築物に当たりうるため、確認申請が問題になります(個別の判断は自治体に確認してください)。
下の判定は、既存の建築物がある敷地に増築する場合の整理です。新築のカーポートに同じ扱いが当てはまるかは、この記事の調査では確認できていません。
| 敷地の地域 | 増築部分の床面積の合計 | 確認申請 |
|---|---|---|
| 防火地域・準防火地域の外 | 10㎡以内 | 不要(建築基準法第6条第2項。神戸市も同じ回答) |
| 防火地域・準防火地域の内 | 10㎡以内でも | 必要(神戸市の回答) |
| 防火地域・準防火地域の外 | 10㎡を超える | 10㎡以内の例外に当たらない(条文の読み)。自治体に確認 |
防火地域か準防火地域かは、自治体の窓口や都市計画図で確かめます。カーポートの屋根を床面積としてどう数えるかも、この記事では確認できていません。計画の段階で、設置する自治体の建築指導の窓口に聞いてください。
車庫証明は建築の申請とは別の手続きです。取り方と費用は車庫証明 取り方 費用 日数にまとめています。
支柱と屋根だけのカーポートは、兵庫県上郡町では固定資産税の家屋と認定されず、壁で囲うと判断が変わる
固定資産税の「家屋」は、外気分断性・定着性・用途性の3つの要件を全て満たすものです(兵庫県上郡町の説明)。
| 形 | 上郡町の判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 支柱と屋根だけのカーポート | 家屋と認定されない | 外気分断性に欠ける |
| 壁が2方だけの建物 | 家屋と認定されない | 同ページの例 |
| 壁が3方の車庫 | 家屋と認定される | 車庫という用途性に照らす |
壁を足すサイドパネルなどのオプション(第4章)を付けるときは、設置後に壁の方向が増えるかを見ておくと、判断が変わる場面を避けられます。運用は自治体ごとに異なることがあるため、壁を付ける計画なら、市区町村の資産税の窓口で事前に確かめてください。税額と税率は、この記事では書きません。
見積もりは「含まれる項目」を揃えて同条件で比べると妥当性が判断できる
見積書の金額が高いか安いかは、総額ではなく含まれる項目を揃えたうえで判断します。
| 避けたい判断 | こうすればOK |
|---|---|
| 総額の安い見積もりを選ぶ | 標準工事・諸経費・土間・ハツリ・オプションの有無を揃えて比べる |
| 上位のタイプ(折板・デザイン)を価格だけで避ける、または選ぶ | 積雪・風の条件(第2章)から必要な性能を決め、そのうえでタイプを選ぶ |
| 「〜」の最低価格を予算にする | 最低価格に追加項目(第4章)を足した金額を予算の下限にする |
見積書を受け取ったら、次の項目を照合します。
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 工事費込みか | 材料費だけか、標準工事(柱穴の掘削・柱の基礎工事・組立設置)まで含むか |
| 諸経費 | 運搬費用や梱包材の処分費用など。金額と内訳 |
| 土間コンクリート | 打つ予定なら、面積と単価が入っているか(基本施工外) |
| ハツリ(コンクリートの撤去) | 柱の位置がコンクリート・アスファルトなら、金額が入っているか |
| 寒冷地基礎 | 氷点下10度以下になる地域なら、別途費用の有無 |
| オプション | サイドパネル・サポート柱・物干しの有無と金額 |
| 申請 | 防火・準防火地域か、確認申請が必要か、誰が行うか |
自宅に設置できない場合や、そもそも駐車場がない場合は、月極 駐車場 契約 流れ 必要書類で月極の屋根付き駐車場を探す手もあります。
よくある質問
Q1. 1台用のカーポートは工事費込みでいくらからですか?
ガーデンプラスの1台用は、工事費込み・税込の最低価格でスタンダード119,760円〜、デザインタイプ475,080円〜、折板タイプ500,280円〜です(2026年10月31日時点)。サイズ・色・柱の高さ・立地で上がり、追加工事は別です。
Q2. カーポートに建築確認申請は必要ですか?
既存の建築物がある敷地への増築では、防火地域・準防火地域の外で床面積の合計が10㎡以内なら不要です(建築基準法第6条第2項、神戸市の回答)。防火地域・準防火地域の内は、10㎡以内でも必要です。新築の扱いは確認できていないため、自治体に確認してください。
Q3. カーポートに固定資産税はかかりますか?
兵庫県上郡町の説明では、支柱と屋根だけのカーポートは外気分断性に欠けるため家屋と認定されません。壁が3方の車庫は家屋と認定されます。運用は自治体ごとに異なる場合があります。
Q4. コンクリートやアスファルトの上にもカーポートを設置できますか?
エクスショップの説明では、柱をコンクリート・アスファルト部に設置する場合、コンクリート部分の撤去作業(ハツリ)が別途発生します。金額はこの記事では示せないため、見積もりで確認してください。
Q5. サイドパネルやサポート柱を付けるといくら上がりますか?
ガーデンプラスのページでは、メーカーカタログ価格(定価・値引前)でサポート柱が3〜5万円程度、サイドパネルが10〜30万円(大きさで異なる)です。実売は値引きがあると記載されています。どちらも標準工事に含まれないオプションです(エクスショップ)。
Q6. 雪の多い地域や寒冷地では別の費用がかかりますか?
氷点下10度以下になる地域は、寒冷地仕様の特別な基礎施工が必要になり、別途費用が計上される場合があります(エクスショップのFAQ)。積雪は、LIXILのカーポートSWが耐積雪強度で最大50cm相当、豪雪地域向けのソルディーポートはメーカー表示価格で819,300円〜です(1500タイプ・1台用・標準柱)。