この記事の要点
- ムーヴキャンバス LA800S(FF)のCVT本体交換について、車種専用の公表総額は確認できませんでした(2026年10月26日時点)。
- 公開価格があるのは、部品堂が掲載する LA810S(4WD)用のリビルトCVT(ASSY)の通常価格212,600円(税込・部品代のみ・工賃別)だけです。LA800S の価格ではありません。
- 汎用の目安は、整備会社の解説で新品CVTが軽自動車で10万円〜30万円、リビルトCVTが軽自動車で10万円前後です(車種非特定)。
- 直すか手放すかは、見積総額から保証で無償になる分を引いた額と、自分の査定額を比べて決めます。閾値の金額はこの記事では作りません。
ムーヴキャンバス LA800S のCVT交換費用は、車種専用の公表総額が確認できないため、見積書の本体部品代と工賃を足した額を自分の査定額と比べて判断します。この記事は公開情報を条件別に整理したもので、筆者が修理した体験談ではありません。
LA800S のCVT本体交換に専用の公表総額はなく、見積額を式で査定額と比べて決める
結論は次のとおりです。手元の見積額を判断するための材料を、公表値・参考値・公表値なしに分けて置きます。
| 項目 | 状況 | 条件 |
|---|---|---|
| LA800S 用リビルトCVTの価格 | 公表値なし | 取得できた公開ページに商品なし |
| LA810S(4WD)用リビルトCVTの部品代 | 212,600円(税込) | 部品堂の通常価格・2026年10月26日時点・工賃別 |
| 新品CVTの汎用目安 | 10万円〜30万円 | 軽自動車・整備会社の汎用解説・車種非特定 |
| リビルトCVTの汎用目安 | 10万円前後 | 軽自動車・整備会社の汎用解説・車種非特定 |
| 工賃込みの総額 | 公表値なし | LA800S の公開一次情報なし |
保証が残っていればCVTが無償になる可能性があります(対象部位は保証書か販売店で確認)。残っているかは「特別保証(5年または10万km)が残っているかを、初度登録年月で確認する」の章で引けます。
見積書が「CVT本体」か「フルード交換」かで、金額も話も別物になる
CVT本体(ASSY)の交換とCVTフルードの交換は別の作業です。変速ショックやジャダーが出たとき、原因が本体とは限らないため、見積書の品目を先に分けます。
- 見積書にCVT本体(ASSY)やリビルトCVTの部品名があるか。あれば本体交換の話です。
- フルード(CVTF)の交換だけの内容か。そうなら本体交換とは別の金額です。
- 本体の見積でも、センサー類が原因なら別の話になることがあります。整備会社の汎用解説では、CVT各センサーの故障は修理費が1万〜2万円程度が目安とされています(車種非特定)。
症状から本体の故障を断定することはできません。変速ショック・ジャダー・警告灯は、あくまで「疑われる箇所」の入口です。診断結果が本体の故障なのか、見積書で確認してください。
CVTフルード交換の費用と方式はムーヴ CVTフルード 交換 費用にまとめています。この記事ではフルード交換の金額は扱いません。
自分のムーヴキャンバスが LA800S(FF)かは車検証の型式欄で分かる
型式は車検証の型式欄で確認できます。ダイハツ公式カタログの価格表では、LA800S が FF、LA810S がフルタイム4WDです。リビルト品を探すときは、この型式の違いが適合の分かれ目になります。
| 項目 | 内容 | 出典の条件 |
|---|---|---|
| 型式 | DBA-LA800S / 5BA-LA800S(FF)、LA810S(4WD) | ダイハツ U-CATCH の価格表 |
| 生産期間 | 2016年9月〜2022年7月 | Goo-net の型式ページ(LA800S 系のグレード一覧の期間) |
| DBA-LA800S の生産開始 | 2016年9月 | Goo-net・ネクステージ |
| 排気量 | 658cc(水冷直列3気筒12バルブ) | LA800S 全型式 |
| ミッション | CVT | LA800S 全型式 |
業者にリビルト品を問い合わせるときは、「LA800S 用か、LA810S 用か」と車検証の型式をそのまま伝えると行き違いを防げます。
公表値があるのは4WD用リビルトの部品代だけで、汎用の目安はあくまで車種非特定の値
この表の数字は、条件が揃っていないため、同じ軸で比べないでください。
| 区分 | 金額 | 条件 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| LA800S 用リビルトCVT | 公表値なし | 公開ページに商品なし | 空欄 |
| LA810S(4WD)用リビルトCVT(ASSY) | 212,600円(税込) | 部品堂の通常価格・部品代のみ・工賃別・2026年10月26日時点 | 4WD用の参考値 |
| 新品CVT(汎用) | 10万円〜30万円 | 軽自動車・整備会社の解説・車種非特定 | 汎用の目安 |
| リビルトCVT(汎用) | 10万円前後 | 軽自動車・整備会社の解説・車種非特定 | 汎用の目安 |
| 中古CVT | 公表値なし | 公開ページで価格を確認できず | 空欄 |
| 工賃 | 公表値なし | LA800S の公開一次情報なし | 見積で確認 |
注意 212,600円は LA810S(4WD)用の掲載価格です。LA800S(FF)の価格として当てはめないでください。
見積総額の考え方は次の式です。
見積総額 = 本体部品代 + 工賃 + 付随する交換・消耗部品
ムーヴ系の別型式の費用事例はムーヴコンテ CVT 交換 費用、リビルト表示価格と式の比較の例はCVT 交換 費用(リビルト)で見られます。別車種の金額を LA800S に当てはめず、考え方の比較に使ってください。
リビルトを選ぶなら、保証1年・コア返却14日・コア破損の別請求を先に確認する
リビルト品は価格だけでなく、保証とコア(使用済みの返却品)の条件で総額が変わります。下の条件は部品堂の LA810S 用リビルトCVTの商品ページに書かれた1社の例で、LA800S 用の条件ではありません。購入前に聞く項目として使ってください。
| 確認項目 | 部品堂 LA810S 用の記載(2026年10月26日時点) | 業者に聞くこと |
|---|---|---|
| 価格 | 通常価格212,600円(税込) | 工賃を含むか、適合は LA800S か |
| 保証 | 1年保証(代品対応) | 代品対応の範囲と、工賃など付随損害の扱い |
| コア返却期限 | 納品日より14日以内 | 自分の作業日程で間に合うか |
| コアの破損 | 割れ・欠品・破損・変形・改造があると別途請求(時価) | 外した後の保管方法と請求の条件 |
| 送料 | 全国送料込み(沖縄・離島を除く) | 返送料の負担(部品堂は同社負担と記載) |
付随する損害(工賃など)は、同社の記載では責任範囲外の注記があります。不具合が出たときに誰が工賃を負担するかを、先に確認してください。
特別保証(5年10万km)が残っているかを、初度登録年月で確認する
ダイハツの新車保証は、一般保証が新車登録から3年または6万km(どちらか早い方)、特別保証が5年または10万km(どちらか早い方)です。CVTが特別保証の対象部位に含まれるかは、取得できたダイハツ公式・販売会社のページではCVTの明記を確認できませんでした。保証書か販売店で確認してください。
なお、整備会社(鈴木自工)の解説には「CVTは5年または10万kmの特別保証に該当」とあります。これは整備会社の記述で、メーカー公式の明記ではありません。
初度登録年月から、特別保証が時間の面で終わる月(5年後)は次のとおりです。いずれも編集部算出で、実際の登録日と走行距離で変わります。
| 初度登録の仮定 | 年数面での終了月(編集部算出) | 条件 |
|---|---|---|
| 2016年9月(最初期の個体と仮定) | 2021年9月 | 生産開始月=登録月と仮定した算出値。既に過ぎている |
| 2022年7月(最終生産月と仮定) | 2027年7月 | 登録月=生産月と仮定した最も遅い場合の算出値 |
自分の車の初度登録年月は車検証で確認し、そこに5年を足してください。走行距離が10万kmに先に届いていれば、その時点で終了します。
延長保証プラン(新車コース・乗用車用)は、新車登録から3年または6万kmを超えた時点のいずれか早い方から、5年または10万kmを超えた時点のいずれか早い方までの保証です。加入は新車納車時までで、納車後の申し込みはできないと販売会社のページにあります。中古で買った個体は、前のオーナーが加入していたかを書類で確認する形になります。
CVTのリコールや保証延長の有無は、車台番号での照会が基本です。N-BOX 向けの手順はCVT リコール 保証延長にあります。LA800S は販売店か保証書で確認してください。
直すか手放すかは、見積総額から保証の無償分を引いた額と、自分の査定額で比べる
閾値の金額は、この記事では作りません。LA800S の本体交換総額も査定額も公開一次情報がなく、数字を置くと根拠のない断定になるからです。自分の数字を3つの欄に入れて比べてください。
- A: 見積総額(部品代+工賃+付随する部品)
- B: 保証で無償になる額(特別保証や延長保証でCVTが対象と販売店が認めた分。なければ0円)
- C: CVT不調のまま売った場合の査定額(故障車買取の見込み額)
手放す場合は代わりの車の購入費・維持費が別にかかるので、それも含めて比べてください。
比べるのは「A − B」と「C」です。A − B が C に近い、または上回るなら、直さずに手放す選択肢が現実的になります。逆に C が A − B を十分に上回り、あと何年乗るかの見通しが立つなら、直す側に傾きます。
査定額の取り方と故障車の買取の見方はCVT不調 買取相場にあります。
次の表は、直す側と直さない側の条件の対比です。
| 判断 | 直すほうがよい条件 | 直さないほうがよい条件 |
|---|---|---|
| 保証 | 特別保証・延長保証でCVTが対象と確認できた | 保証が切れていて全額自己負担 |
| 見積の額 | 汎用の目安の範囲内で、内訳に不明な項目がない(見積として妥当。直すかどうかは上の A − B と C の比較で決める) | 汎用の目安を大きく上回る(内訳を確認) |
| 査定額との差 | 査定額が A − B を十分に上回る | 査定額が A − B に近い |
| 車の状態 | ほかに高額の修理が控えていない | ほかにも高額部位の不具合がある |
| 乗る期間 | 短期でも乗る必要がある | 近く乗り換える予定がある |
直しても症状が出る可能性は残ります。診断でCVT本体が原因と確認できているか、センサーやフルードの話ではないかを、依頼前に確認してください。CVT交換で迷う場合の一般論はCVT 交換 直すか売るかにまとめています。
よくある質問
Q1. CVTフルード交換で直りますか?
症状だけでは判断できません。変速ショックやジャダーはフルード、センサー、本体のどれでも起こりえます。診断結果で原因を確認し、見積書がフルード交換なのか本体交換なのかを分けて見てください。フルード交換の費用はムーヴ CVTフルード 交換 費用で扱っています。
Q2. LA810S(4WD)用のリビルトはLA800Sに付きますか?
公表されている根拠は確認できません。ダイハツ公式カタログでは LA800S が FF、LA810S がフルタイム4WDで、型式が別です。212,600円は LA810S 用の掲載価格なので、LA800S に使えるかは販売業者に車検証の型式を伝えて適合を確認してください。
Q3. 特別保証が切れていたらどうなりますか?
原則は全額自己負担で、見積総額がそのまま A になります。延長保証は新車納車時までの加入で、納車後は申し込めません。切れているかは、車検証の初度登録年月から5年後(または走行10万km)で確認し、CVTが対象かは保証書か販売店に確認してください。
Q4. リビルトと中古のどちらが安いですか?
LA800S 用の中古CVTは公表値がなく、比べられません。汎用の目安ではリビルトCVTが軽自動車で10万円前後です(整備会社の解説・車種非特定)。中古を選ぶ場合は、保証の有無と工賃を含めた総額で比べてください。
Q5. 動くうちに売ったほうがいいですか?
一概には言えません。見積総額から保証の無償分を引いた額(A − B)と、査定額(C)を比べる式で決めます。症状が出ていて走行できる間でも、故障車としての買取の見方はCVT不調 買取相場が参考になります。
