この記事の要点(令和8年(2026年)10月5日時点)
- N-BOX JF3の廃車費用のうち、公的な申請手数料は、解体返納・解体届出なら0円、一時使用中止(自動車検査証返納届)で返納証明書の交付を受けると450円です。
- リサイクル料金は新車時に預託済みで、JF3は廃車時に追加で払わないのが通常です(預託金は7,980円または8,420円)。
- 重量税は車検が1か月以上残っていれば戻ります。納付6,600円・残12か月なら3,300円(編集部算出・仮定あり)です。
- 買取は、カーネクスト掲載の2018〜2022年式15件(編集部集計)で0円〜1,050,000円、中央値150,000円です。自走できるかで大きく分かれます。
N-BOX JF3の廃車費用について、「お金がかかるのか、戻るお金はあるのか、いくらで引き取られるのか」を条件ごとに引けるようにまとめました。筆者はN-BOXを所有しておらず、体験談や実車の記録は載せていません。公的機関・メーカーの公表値と、廃車買取事業者が公開している実例の集計だけを根拠にしています。
N-BOX JF3の廃車は、公的な申請手数料が0〜450円で、買取は0円〜1,050,000円まで条件で分かれる
N-BOX JF3の廃車の公的な申請手数料は0〜450円で、預託済みのリサイクル料金は追加で払わないのが通常です。引取・解体などの費用は業者ごとに異なります。
公表されている費用と、公表されていない費用を分けて引けるようにしたのが次の表です。
| 項目 | 金額 | 公表値の有無・条件 |
|---|---|---|
| リサイクル料金(預託済み) | 追加なし(預託金は7,980円または8,420円) | Honda公表の預託金3品目の合計。新車時に負担済みが原則(H2-3) |
| 申請手数料(解体返納・解体届出) | 0円 | 軽自動車検査協会の公表値 |
| 申請手数料(一時使用中止) | 450円 | 返納証明書の交付を受ける場合・1件あたり |
| 重量税の還付 | 納付6,600円・残12か月で3,300円(編集部算出) | 車検証の納付額で変わる(H2-5) |
| 軽自動車税 | 月割の還付なし | 4月1日現在の名義人に課税(H2-6) |
| 引取・レッカー・解体・手続き代行の費用 | 公表値なし | 業者の自社条件。無料を明記する業者もある(H2-8) |
| 買取額(2018〜2022年式15件) | 0円〜1,050,000円・中央値150,000円 | カーネクスト掲載の編集部集計(H2-7) |
| ディーラーの廃車手数料・解体費用の単価 | 記載しない | 公表値が見つからないため |
時点と限界は次のとおりです。
- 取得日は2026年10月5日です。カーネクストの掲載は入れ替わるため、集計は「2026年10月5日取得時点の掲載146件」のうち2018〜2022年式の15件(n=15)です。
- 買取額は個別査定で変わります。この記事の金額は相場の参考値で、あなたの車の保証額ではありません。
- JF1/JF2期(2011〜2016年式)の買取相場の全体像はN-BOX 廃車 いくらで扱っています。この記事はJF3世代の費用・還付・自走可否別の分布に絞ります。
自分の車がJF3かは車検証の型式と初度登録年月で確かめ、実例集計は2018〜2022年式で見る
JF3・JF4は、2017年9月に発売された2代目N-BOXから、2023年10月に3代目(JF5・JF6)が発売されるまでの世代です。
確認のしかた: 車検証の「型式」欄がJF3またはJF4か、「初度登録年月」が2017年9月〜2023年10月ごろかを見ます。N-BOXカスタムも同じ型式区分です。
Hondaのリサイクル料金表は、型式表記を DBA-JF3・JF4(2017年〜)、6BA-JF3・JF4(2019年〜・2021年〜)、6BA-JF5・JF6(2023年〜)と、発売時期で行を分けています。
買取実例の集計では、2017年式と2023年式を除いて2018〜2022年式だけを使いました。2017年式は9月発売のため、先代JF1/JF2の末期が混ざる可能性があるからです。2023年式はJF5と重なるため除いています。個別の車の型式は、必ず車検証で確かめてください。
関連して、年式による型式の違いはN-BOX 中古 買ってはいけない年式でも整理しています。
リサイクル料金は新車時に預託済みのため、JF3は廃車時に7,980円や8,420円を追加で払うのが通常ではない
リサイクル料金は新車購入時に負担する制度で、預託済みの車は廃車時に追加で払いません。個別の車の預託状況は、リサイクル券で確認できます。
Honda公表の預託金(シュレッダーダスト・エアバッグ類・フロン類の3品目の合計)は次のとおりです。
| 型式・時期 | シュレッダーダスト | エアバッグ類 | フロン類 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| DBA-JF3・JF4(2017年〜) | 4,380円 | 1,850円 | 1,750円 | 7,980円 |
| 6BA-JF3・JF4(2019年〜) | 4,380円 | 1,850円 | 1,750円 | 7,980円 |
| 6BA-JF3・JF4(2021年〜) | 6,170円 | 2,250円 | 0円 | 8,420円 |
2021年〜の行は、2017年・2019年〜の行より440円高い額です(編集部算出)。
資金管理料金(新車購入時預託290円・引取時預託410円)と情報管理料金(130円)は預託金の3品目に含まれないため、上の合計に足し算しません。引取時預託の410円は、未預託の車を引き渡すときの額で、預託済みの車には通常かかりません。
申請手数料は解体返納なら無料で、一時使用中止を挟むと450円かかり、ローンが残る車は所有者の同意が要る
手続きの種類で手数料が変わります。解体返納と解体届出は無料で、返納証明書の交付を受ける一時使用中止は450円です(軽自動車検査協会の公表値・2026年4月13日更新ページほか)。
| 手続き | 申請手数料 | 条件 |
|---|---|---|
| 解体返納 | 0円 | 軽自動車を解体した場合 |
| 解体届出 | 0円 | 一時使用中止の手続き後に解体した場合 |
| 自動車検査証返納届(一時使用中止) | 450円 | 返納証明書の交付を受ける場合・1件につき |
車検証の所有者欄が販売店やローン会社になっている車(所有権留保)は、一時使用中止の手続きの前に所有者の同意が必要です。ローンが残っている場合は、先に所有者欄を確認してください。
重量税は車検が1か月以上残っていれば戻り、納付6,600円・残12か月なら3,300円と算出できる
重量税の還付は、解体したうえで車検残存期間が1か月以上ある場合に受けられます。還付を受けるのは、使用済自動車を引取業者に引き渡した最終所有者です。
還付金額は、国税庁の案内にある次の式で計算します。
還付金額 = 納付された自動車重量税額 × 車検残存期間 ÷ 車検有効期間
この表は、納付額を6,600円(車検2年)または9,900円(車検3年)と仮定した編集部算出です。 公表値ではありません。軽自動車・自家用・エコカー減税を適用しない場合の税額(当分の間税率)を仮定しています。
| 仮定する納付額 | 車検残存期間 | 還付額(編集部算出) |
|---|---|---|
| 6,600円(車検2年) | 6か月 | 1,650円 |
| 6,600円(車検2年) | 12か月 | 3,300円 |
| 9,900円(車検3年) | 12か月 | 3,300円 |
6,600円・車検2年なら1か月あたり275円です。9,900円・車検3年の行は、新車登録から2年後に廃車する場合の例です。
注意: エコカー減税などを使った車は納付額がこの仮定と違います。車検証に記載の納付額と車検満了日から残存月数を出し、上の式で計算し直してください。
還付金は、申請書を運輸支局等へ提出してからおおむね2か月半程度で支払われます(国税庁の案内)。車検を通すか手放すかで迷う場合は、N-BOX 13年目 車検 通すかも参考になります(JF1/JF2の持ち主向けの記事です)。
軽自動車税は廃車しても月割で戻らず、4月1日時点の名義で決まる
軽自動車税(種別割)は、廃車した場合の月割の還付がありません(船橋市の案内)。
毎年4月1日現在の自動車検査証の名義の人に課税されます(一時使用中止の手続きを含む)。「いつ廃車にすれば得か」は、4月1日の時点で名義が残るかどうかで考えます。月途中に廃車にしても、その年度分は戻りません。
買取額は自走できるかで分かれ、自走不可でも中央値10万円・0円もあるので、条件の行で見る
カーネクスト掲載の2018〜2022年式15件(編集部集計)では、自走可能8件の中央値が450,000円、自走不可7件の中央値が100,000円です。
| 区分(カーネクスト掲載・2026年10月5日取得時点) | 件数 | 中央値 | 範囲・備考 |
|---|---|---|---|
| 2018〜2022年式 全体 | 15件 | 150,000円 | 0円〜1,050,000円 |
| うち自走可能 | 8件 | 450,000円 | 100,000円〜1,050,000円・走行2,700〜160,000km |
| うち自走不可 | 7件 | 100,000円 | 0円〜300,000円 |
| 参考: 2012〜2016年式(JF1/JF2期) | 119件 | 50,000円 | 同じ掲載ページの編集部集計 |
件数が少ないため、中央値は目安にとどまります。自走可能8件は、走行距離の幅も広い集計です。
自走できない車の個別事例(単一の掲載で、相場ではありません)は次のとおりです。
- 2018年式・茨城県・走行40,000km: 0円(引取は無料と明記されている事業者の事例)
- 2019年式・山形県・走行30,000km: 300,000円
- 2018年式・熊本県・走行30,000km: 100,000円
- 2019年式・福岡県・走行10,000km: 40,000円
他社の数字を見るときは条件に注意してください。ハイシャルのN-BOX平均買取価格は82,078円ですが、年式の限定がなくJF3に絞った値ではありません。車選びドットコムのN-BOXは平均120,000円・最高165,500円・最安94,500円、N-BOXカスタムは平均127,000円・最高222,000円・最安101,500円ですが、抽出条件が走行10万km以上・登録10年以上(事故車を含まない)で、表の実例は2012〜2016年式です。JF3の年式は条件から外れます。
自走できるなら中央値45万円(実例8件)の買取査定から、自走できないなら中央値10万円(実例7件)で0円もある前提で動く
先に何をするかは、自走できるかで分けます。車検残は結論を左右せず、契約前の確認項目として扱います。
| 状況 | 先にすること | 根拠 |
|---|---|---|
| 自走できる | 買取査定を先に取る | 実例8件の中央値450,000円(編集部集計) |
| 自走できない | 廃車買取業者の見積もりで、0円の場合の扱いも確認する | 実例7件の中央値100,000円・0円の事例もある |
| ローンが残っている(所有者欄が販売店・ローン会社) | 所有者の同意の手配を先に確認する | 一時使用中止の手続きには所有者の同意が必要 |
買取業者の「0円以上」「引取無料」は、その業者の自社条件です。カーネクストは「お車の引取、各種お手続きまで、お客様に費用をご負担いただくことはございません」と、ハイシャルは「0円以上で買取保証」「還付金もすべて受け取れる」と、それぞれ公式に書いています(一部の島しょ部を除く)。他の業者や下取り・一括査定では条件が違います。
契約前に確認したい項目
- 引取・レッカー・手続き代行の費用が、本当に無料か(見積書に書いてあるか)
- 重量税の還付金を、買取額から差し引かれないか、あるいは受け取れるのか
- 見積もり後に減額される条件があるか
- 「0円」と言われた場合、その中に何が含まれているか
故障が原因で手放す場合の減額の考え方はN-BOX 買取相場 CVT不調、修理して乗り続けるか売るかの比較はN-BOX CVT 交換 30万 乗り換えにまとめています。
この記事について
この記事は、公的機関・メーカーの公表値と廃車買取事業者の公開実績を根拠に、条件ごとの費用・還付・買取額を整理したものです。
- 本記事は実車の記録ではありません。公的機関・メーカーの公表値と、廃車買取事業者の公開実績の集計を根拠にしています。
- 還付額の表は、納付額6,600円・9,900円を仮定した編集部算出です。実際の還付額は車検証の納付額と車検残存期間で決まります。
- 買取額は、カーネクスト掲載146件(2026年10月5日取得時点・入れ替わりあり)から2018〜2022年式15件を編集部が集計した値です。
- 重量税は国税庁「令和8年(2026年)4月1日現在法令等」、軽自動車検査協会の手数料は2026年4月13日更新ページに基づきます。
- ディーラーの廃車手数料と解体費用の公式な単価は、公表値が見つからないため記載していません。
- 最終確認日: 2026年10月5日
よくある質問
Q1. N-BOX JF3の廃車でリサイクル料金は追加で払いますか?
新車購入時に預託済みであれば、廃車時に追加で払うのが通常ではありません。Honda公表の預託金は、DBA-JF3・JF4(2017年〜)と6BA-JF3・JF4(2019年〜)が7,980円、6BA-JF3・JF4(2021年〜)が8,420円です。預託状況はリサイクル券で確認できます。
Q2. 廃車手続きに手数料はかかりますか?
軽自動車検査協会の手数料は、解体返納と解体届出が無料、一時使用中止(返納証明書の交付)が1件450円です。引取・解体・代行などの費用は公表値がなく、業者の見積もりで確認します。
Q3. 廃車で自動車重量税はいくら戻りますか?
式は「納付額×車検残存期間÷車検有効期間」で、車検が1か月以上残っている場合に戻ります。納付額を6,600円(車検2年)と仮定した編集部算出では、残6か月で1,650円・残12か月で3,300円、9,900円(車検3年)と仮定して残12か月なら3,300円です。エコカー減税などで納付額が違う車は、車検証の記載額で計算し直してください。
Q4. 廃車で軽自動車税は月割で戻りますか?
戻りません。廃車した場合の月割の還付はなく、4月1日現在の名義の人に課税されます。
Q5. 動かないN-BOX JF3でも買い取ってもらえますか?
カーネクスト掲載の2018〜2022年式で自走不可の7件は、0円から300,000円で、中央値は100,000円でした(編集部集計)。0円の事例もあるため、見積もりで条件を確かめてください。
Q6. ローンが残っているN-BOXは廃車にできますか?
車検証の所有者欄が販売店やローン会社の場合、一時使用中止の手続きには所有者の同意が必要です。先に所有者へ確認してください。
Q7. 廃車買取で「0円以上」と言われたら費用は本当にゼロですか?
「0円以上」「引取無料」は、その業者が自社サービスの条件として公表しているものです。カーネクストとハイシャルは公式に費用負担なしと書いていますが、業者ごとに条件は違います。引取・手続きの費用と、還付金の扱いを契約前に確かめてください。
