新車購入の諸費用は何割?軽・登録車の内訳と相場を2026年の税・自賠責で積み上げ

最終更新: 2026-10-31 ・ 約19分で読めます ・ クルマ生活 編集部

新車購入の諸費用の内訳と何割かを、2026年(令和8年)10月31日時点の制度・金額で公表値から積み上げた編集部の試算です。販売店の代行費用は、実額を公開している1店舗(ダイハツ千葉販売・2023年6月1日時点)の額を使っており、現行の相場や全国の標準額ではありません。

この記事の要点

  • 新車の諸費用(税金・保険料・登録の実費・販売店の代行費用)は、軽乗用で77,741〜80,741円(編集部算出・店頭納車の場合)。車両本体価格150万円なら約5%(5.2〜5.4%)。自宅納車にする場合は、1店舗の例で納車費用10,258円が別にかかる
  • 登録車(排気量1.0〜1.5L・車両重量1.0t超1.5t以下・重量税の減免なし)で127,035〜158,193円(編集部算出)。車両本体価格200万円なら約6〜8%(6.4〜7.9%)、300万円なら約4〜5%(4.2〜5.3%)
  • 上の額には、1店舗の2023年6月1日時点の代行費用(ダイハツ千葉販売・小型乗用車)とリサイクル預託金の概算を含む。代行費用は店ごとに違うので、自分の見積書の額に置き換えて読む
  • 諸費用はほぼ定額なので、車両価格が上がると割合は下がる。割合ではなく円で積み、見積書と並べて確かめる

新車の諸費用は定額の積み上げで、軽は約8万円・排気量1.0〜1.5Lの登録車は約13〜16万円。車両価格の何割かは価格で変わる

新車の諸費用は、軽乗用で約8万円、排気量1.0〜1.5L・車両重量1.0t超1.5t以下の登録車で約13〜16万円です(いずれも編集部算出。登録車は重量税の減免なし)。割合にすると、軽150万円で約5%、登録車は200万円で約6〜8%、300万円で約4〜5%です。

新車の諸費用とは、車両本体価格のほかに、税金・保険料・登録の実費と、販売店へ払う手続き代行費用の合計のことです。この記事ではオプション、コーティング、延長保証、任意保険、下取り差額、値引きは含めません。含める範囲が違うと割合は大きく変わるため、他の記事や見積書の「何%」とは範囲を揃えて比べてください。

車の区分諸費用の合計(編集部算出)車両本体価格に対する割合
軽乗用(店頭納車)77,741〜80,741円150万円で5.2〜5.4%
登録車(1.0〜1.5L・1.0t超1.5t以下・11月登録・店頭納車を下限、4月登録・自宅納車を上限)127,035〜158,193円200万円で6.4〜7.9%、300万円で4.2〜5.3%

下限と上限の差は、リサイクル料金の幅(軽は約7,000〜10,000円、登録車は車種による)、登録車の自動車税の月割、登録車の上限に入れた自宅への納車費用(軽は店頭納車のみで算出)で出ます。算出の前提(下取りなし・オプションなし・希望ナンバーなし・窓口申請・関東6都県の一連番号ペイント式ナンバー・車庫証明は東京都窓口)は、第6章の表の下にまとめています。

同じ127,035円でも、車両本体価格が200万円なら6.4%、300万円なら4.2%です。割合は価格で動くので、先に円で積み上げ、最後に車両価格で割るのが手順です。

諸費用は法令で決まるお金と販売店に払うお金に分かれ、2026年は環境性能割の廃止・標章の廃止・自賠責の改定があった

諸費用は、法令や公的な料金で額が決まるお金(税金・自賠責保険料・リサイクル預託金・登録の実費)と、販売店に払う手続き代行費用(検査登録・車庫証明・納車など)に分かれます。支払う時期は販売店や契約によって違うため、この記事では断定しません。見積書・契約書で確認してください。

区分主な項目額を決めるもの
法令・公的料金で決まる自動車税の月割(登録車)、自動車重量税、自賠責保険料、リサイクル預託金、登録・検査の手数料、ナンバー代、車庫証明の手数料車の区分・重量・排気量・都道府県など
販売店に払う代行費用検査登録手続代行費用、車庫証明手続代行費用、納車費用、希望ナンバーの申請代行費用販売店ごとの設定

自動車公正取引協議会の説明では、検査登録手続代行費用は販売店に代行を依頼する場合に別途支払うもので、納車日に販売店へ直接取りに行く場合は納車費用を払う必要がありません。

2026年に変わった点(2026年10月31日時点)

  • 自動車税・軽自動車税の環境性能割は、令和8年(2026年)3月31日で廃止されました。新車購入時に環境性能割はかかりません
  • 保管場所標章は令和7年(2025年)4月1日に廃止され、標章の交付手数料500円も不要です(静岡県警察の案内)
  • 自賠責保険は、令和8年(2026年)11月1日以降に保険期間が始まる契約から新料率になります(全体平均で6.2%の引上げ)

中古車の諸費用は別の考え方なので、中古車 初めて 購入で整理しています。

法定費用と登録の実費は、車の重量と軽か登録車かでほぼ決まり、自賠責は2026年11月1日の始期で額が変わる

税・保険・預託金・登録の実費は、軽か登録車か、重量区分、自賠責の始期で決まります。下の表は、新車を新規登録するときの額です(重量税は車検期間3年・自家用・エコカー減税なし)。

項目軽乗用登録車(乗用)
自動車重量税9,900円12,300円(0.5t以下)〜49,200円(1.5t超2.0t以下)。重量区分は下の表
自賠責(37か月・始期が2026年10月31日まで)24,010円24,190円
自賠責(37か月・始期が2026年11月1日以降)25,330円25,180円
リサイクル預託金約7,000〜10,000円(ダイハツ千葉販売の2023年6月1日時点の概算)車種で異なる(例: トヨタ アクア MXPK10系 8,420〜10,590円、シエンタ MXPC・MXPL10系 11,520円。いずれも新車登録時の加算420円の前の額)
登録・検査の実費(窓口申請・関東6都県の一連番号ペイント式)4,500円(新規検査2,400円+ナンバー2,100円)5,680円(登録手数料1,300円+新規検査2,400円+ナンバー1,980円)
車庫証明の手数料(東京都・窓口申請)手数料不要(保管場所の届出)2,400円(電子申請は2,300円。神奈川県は2,100円)

自賠責の額は、事業者公式の料率表(三井住友海上・自家用・離島と沖縄を除く)によります。損害保険料率算出機構の届出では、2026年11月1日以降に始期となる契約に新料率を適用します。新車は37か月での加入が一般的との案内があり、始期が2026年10月31日までか11月1日以降かで、登録車は24,190円から25,180円へ、軽は24,010円から25,330円へ変わります。更新の注意は自賠責保険 更新 忘れた どうなる 罰則で扱っています。

登録手数料・検査手数料は令和8年4月1日現在の額で、OSS(ワンストップサービス)での申請は額が違います(登録車の登録手数料は700円、軽の新規検査は2,100円)。ナンバー代と車庫証明の手数料は地域で異なります。軽の保管場所届出の手数料は東京都の例で、他の都道府県では要否や額が違うことがあります。

重量税は、車両重量が0.5t重くなるごとに税額が上がります。

車両重量(登録車の乗用・3年・エコカー減税なし)自動車重量税
0.5t以下12,300円
0.5t超〜1.0t以下24,600円
1.0t超〜1.5t以下36,900円
1.5t超〜2.0t以下49,200円
(参考)軽自動車9,900円
新車の自動車重量税は、軽自動車の9,900円に対し、登録車は0.5t以下の12,300円から1.5t超2.0t以下の49,200円まで重量が上がるほど高くなる。
新車新規登録時の自動車重量税(3年・自家用・エコカー減税なし)。出典: 国土交通省

エコカー減税の対象車は、重量税が免税や減税になります(0.5t超〜1.0t以下では本則税率15,000円・50%減7,500円、1.0t超〜1.5t以下では本則税率22,500円・50%減11,200円)。どの区分になるかは車種ごとなので、見積書の重量税の行で確かめてください。基準はエコカー減税 2026 基準引き上げ 対象外で整理しています。

自動車税は登録車だけ購入時に月割で払い、4月登録は27,900円・11月登録は10,100円(1.0超〜1.5L)。軽は購入時に払わない

登録車は新規登録の月の翌月から3月までの月数分の自動車税を購入時に払い、軽自動車は購入時の月割がありません。

月割の式は「年税額×(新規登録した月の翌月から3月までの月数)÷12」で、100円未満は切り捨てです。年税額は排気量で決まります(自家用乗用車・令和元年10月1日以降に初回新規登録)。

排気量自動車税の年税額
1.0L以下25,000円
1.0L超〜1.5L以下30,500円
1.5L超〜2.0L以下36,000円
軽自動車(四輪・乗用・自家用)軽自動車税10,800円/年。購入時の月割は0円

1.0L超〜1.5L以下(年税額30,500円)で、4月登録なら5月〜翌3月の11か月分で27,900円、11月登録なら12月〜翌3月の4か月分で10,100円です(編集部算出)。他の月・他の排気量は上の式で読み替えてください。

1.0L超〜1.5L以下の登録車が購入時に払う自動車税の月割は、4月登録の27,900円に対し11月登録は10,100円で、軽自動車は0円。
新車購入時に払う自動車税の月割(登録車は1.0L超〜1.5L以下・編集部算出)と軽自動車の月割。出典: 神奈川県、甲府市

軽自動車税は4月1日現在の所有者に課税され、月割の制度がありません。そのため軽は購入時の月割が0円で、4月1日に課税されます。

登録月の使い分けと、決算期を待つか今決めるかの判断は、新車 値引き 交渉 決算期 コツで扱っています。

手続き代行費用は店ごとに違い、実額を公表している1店舗の例(2023年6月時点)でも乗用車で検査登録24,399円・車庫証明13,536円

販売店の手続き代行費用は店ごとに決まり、全国共通の額はありません。実額を公開している販売会社は少なく、確認できたのはダイハツ千葉販売(千葉県)の1店舗でした。

項目乗用車軽自動車
検査登録手続代行費用24,399円24,075円
車庫証明手続代行費用13,536円6,936円
納車費用(自宅へのお届け)一律10,258円(車種別の区別は出典に記載なし)同左
希望ナンバー申請代行費用一律8,250円同左

軽の検査登録と車庫証明の代行費用の合計は31,011円です(24,075円+6,936円。編集部算出)。県外登録や特殊車両、県外輸送、図柄ナンバーなどは別料金とされています。

この表は1店舗・2023年6月1日時点・小型乗用車の情報で、現行の相場ではありません。他の店や地域では額が変わるため、自分の見積書の額に置き換えて読んでください。

車庫証明の代行は、自分で手続きすれば発生しない費用です。取り方と日数は車庫証明 取り方 費用 日数 自分でで扱っています。

積み上げた諸費用は、軽150万円で約5%、登録車は200万円で約6〜8%・300万円で約4〜5%と、車両価格が高いほど割合は下がる

諸費用は、軽150万円で5.2〜5.4%、登録車は200万円で6.4〜7.9%、300万円で4.2〜5.3%です。額がほぼ定額なので、価格が上がるほど割合は下がります。

車の区分・車両本体価格下限(割合)上限(割合)
軽乗用・150万円77,741円(5.2%)80,741円(5.4%)
登録車(1.0〜1.5L・1.0t超1.5t以下)・200万円127,035円(6.4%)158,193円(7.9%)
登録車(1.0〜1.5L・1.0t超1.5t以下)・300万円127,035円(4.2%)158,193円(5.3%)
諸費用の割合は、車両本体価格が高いほど低くなり、登録車(1.0〜1.5L・1.0t超1.5t以下・減免なし)は200万円の6.4〜7.9%に対し300万円では4.2〜5.3%、軽150万円は5.2〜5.4%。
諸費用の車両本体価格に対する割合(編集部算出・下限と上限)。出典: 本記事の積み上げ試算

算出の前提は次のとおりです(いずれも編集部算出で、公表値ではありません)。

  • 軽の下限は店頭納車・リサイクル預託金7,000円、上限は同10,000円。自賠責は2026年11月1日以降の始期、重量税は減免なし、軽自動車税の月割は0円。東京都の例で、保管場所届出の手数料は0円
  • 登録車の下限は11月登録・店頭納車・窓口申請・リサイクル料金8,420円+420円(アクア MXPK10系の下限の例)、上限は4月登録・自宅納車・リサイクル料金11,520円+420円(シエンタ MXPC・MXPL10系の例)。自賠責は2026年11月1日以降の始期、重量税は1.0t超1.5t以下で減免なし(36,900円)
  • 代行費用はダイハツ千葉販売の2023年6月1日時点の額(検査登録24,399円+車庫証明13,536円。上限は納車費用10,258円を追加)。車庫証明の手数料は東京都の窓口2,400円
  • 含めないもの: オプション、コーティング、延長保証、任意保険、下取り差額、値引き、希望ナンバー

自分の見積書に当てはめる手順は次の4つです。

  1. 軽か登録車かを決め、登録車は車検証の車両重量と排気量で、第3章・第4章の表から重量税と自動車税の月割を引く
  2. 自賠責は、始期が2026年10月31日までか11月1日以降かで第3章の表から選ぶ
  3. 代行費用・納車費用は、自分の見積書の額に置き換える(第5章の1店舗の額は目安にしない)
  4. 諸費用の合計を車両本体価格で割る(諸費用÷車両本体価格)。価格が表の間なら、先に額を出してから割る

見積書の諸費用を含めて手元にいくら用意するかは、車 購入 頭金 いくら 必要 相場で扱っています。

見積書の諸費用は額が決まる項目と選べる項目に仕分けると高いか妥当かが見える。重量税が免税なら登録車は36,900円少ない

見積書の諸費用は、法令で額が決まる欄、地域で違う欄、店ごとに違う欄、自分で選べる欄の4つに分けて読むと判断しやすくなります。この記事の表で高い/妥当を決められるのは、前の2つだけです。

見積書の項目分類確かめ方
自動車重量税、自賠責保険料、自動車税の月割法令・公的料金で決まる第3章・第4章の表と車検証の重量・排気量、登録月で照らす
リサイクル預託金車種で決まるメーカー公表の車種別料金表で確かめる
登録・検査の手数料、ナンバー代、車庫証明の手数料地域で違う都道府県・申請方法(窓口かOSSか)の違いで差が出る
検査登録・車庫証明の代行費用、納車費用店ごとに違うこの記事の表では高い/妥当を決められない。見積書の額を店に確認する
納車費用、代行の有無、車庫証明を自分で取る自分で選べる店頭受取や自分での手続きで、その項目が不要になるか店に聞く

選べる項目は、納車日に販売店へ直接取りに行く(納車費用を払わない)、代行を頼まず自分で手続きする(その代行費用が発生しない)の2つです。値引きの可否は、この記事では扱いません。

重量税が免税の車は、登録車(1.0t超1.5t以下)で36,900円少なくなります(減免なしの36,900円との差・編集部算出)。第1章・第6章の額は減免なしで計算しているため、免税車の見積書は、その分だけ小さくなるのが自然です。

デメリットもあります。代行を頼まず自分で手続きすると、書類の準備や役所への申請の手間がかかります。また、この記事の割合にはオプションなどを含まないため、見積書の総額と割合を直接比べないでください。下取りは割合に含めていません(下取りの考え方は下取り vs 買取で扱っています)。購入後の維持費は軽自動車 維持費 一人暮らし 内訳で整理しています。

よくある質問

Q1. 新車の諸費用は車両価格の何割ですか?

軽乗用で150万円なら約5%(5.2〜5.4%)、排気量1.0〜1.5L・車両重量1.0t超1.5t以下の登録車で200万円なら約6〜8%(6.4〜7.9%)、300万円なら約4〜5%(4.2〜5.3%)です(編集部算出・2026年10月31日時点)。代行費用は1店舗(ダイハツ千葉販売・2023年6月1日時点・小型乗用車)の額を含み、オプション・任意保険・下取り・値引きは含みません。重量税の減免がない前提です。

Q2. 軽自動車の新車の諸費用はいくらですか?

77,741〜80,741円です(編集部算出・店頭納車・東京都の例・自賠責は2026年11月1日以降の始期)。軽自動車税は購入時の月割がなく0円です。軽自動車税は4月1日現在の所有者に課税されます。代行費用は1店舗の2023年6月1日時点の額(検査登録24,075円・車庫証明6,936円)を含みます。自宅納車にする場合は納車費用が別にかかります(1店舗の例は10,258円)。

Q3. 諸費用の中で自分で減らせるものはありますか?

納車日に販売店へ直接取りに行けば、納車費用は払う必要がありません(自動車公正取引協議会の説明)。検査登録の手続きは、代行を依頼する場合に別途費用がかかります。車庫証明は自分で手続きすれば代行費用が発生しません。手順は車庫証明 取り方 費用 日数 自分でを参照してください。値引きの可否は、この記事では扱いません。

Q4. 新車を買うとき自動車税はいくら払いますか?

登録車は、年税額×(登録月の翌月から3月までの月数)÷12で、100円未満は切り捨てです。1.0L超〜1.5L以下(年税額30,500円)なら、4月登録は27,900円、11月登録は10,100円です(編集部算出)。軽自動車は購入時の月割がなく0円です。

Q5. 2026年に諸費用で変わったことは何ですか?

環境性能割が令和8年(2026年)3月31日で廃止されました。保管場所標章は令和7年(2025年)4月1日に廃止され、交付手数料500円も不要です。自賠責保険は2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から新料率で、全体平均6.2%の引上げです。

Q6. エコカー減税で重量税が免税の車は、諸費用がどれだけ安くなりますか?

登録車(車両重量1.0t超1.5t以下)では、減免なしの36,900円が0円になるので、36,900円安くなります(編集部算出)。免税になるかは車種ごとなので、見積書の重量税の行で確認してください。基準はエコカー減税 2026 基準引き上げ 対象外で整理しています。

出典

  1. 国土交通省「令和8年度税制改正の大綱(抜粋)四 消費課税 3 自動車関係諸税の見直し」 (取得日: 2026-10-31)
  2. 国土交通省「令和8年度税制改正に伴う自動車重量税の税額(新車新規登録等時における税額)」 (取得日: 2026-10-31)
  3. 神奈川県「令和8年度版 マイカーと税金」 (取得日: 2026-10-31)
  4. 総務省「地方税制度 自動車税・軽自動車税」 (取得日: 2026-10-31)
  5. 甲府市「軽自動車税に月割制度はありますか?」 (取得日: 2026-10-31)

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