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学び・留学|留学

留学の期間はどれくらい?1か月未満から学位まで、費用の桁とビザの境目で絞る【2026年11月時点】

最終更新日: 編集:RAXUS Link編集部

この記事で分かること

  1. 12024年度に留学を始めた日本人学生91,054人のうち、1か月未満は60,301人(編集部算出66.2%)。統計の期間は6区分で数えられている
  2. 2総費用が200万円以上の割合は、JASSO調査(2018年度版・概算の自己申告)の3ヶ月未満4.0%から2〜4年未満52.1%まで上がる(編集部算出)
  3. 3ビザの境目は豪・NZが3か月まで、英・加が6か月以内(2026年11月2日時点)。米国は訪問ビザでは学位課程やコースに登録して学べない

2024年度に留学を始めた日本人学生の66.2%は1か月未満で、統計の期間は6つの区分で数えられる

留学の期間は、日本人学生の統計では「1か月未満」「1か月以上3か月未満」「3か月以上6か月未満」「6か月以上1年未満」「1年以上」「不明」の6区分で数えられています。

2024(令和6)年度に海外留学を開始した日本人学生は、大学等が把握した数(協定等に基づく留学を含む)で91,054人でした。このうち「1か月未満」は60,301人で、割合は66.2%です(60,301÷91,054。編集部算出・小数点第2位で四捨五入)。1か月未満の人数は前年度より3,257人(5.7%)増えました。それ以外の期間区分(1か月以上3か月未満・3か月以上6か月未満・6か月以上1年未満・1年以上)の留学者数は、前年度より減少しています。

出典:文部科学省「日本人学生の海外留学状況」(JASSO「2024(令和6)年度日本人学生留学状況調査」の結果・取得日 2026-11-02)

ビザの上限や制度の期間は、この6区分とは別の数字で決まっています。区切りが何で決まるかを、先に並べます。

区切りの出どころ期間の区切り該当する章
日本人学生留学状況調査(上の統計)1か月・3か月・6か月・1年この章
JASSO 追跡調査の費用の分布(2018年度版)3ヶ月・6ヶ月・1年・2年・4年2
各国のビザ・許可の上限豪・NZ は3か月、英・加は6か月、英国の短期学生ビザは11か月4
日本の制度協定派遣は8日以上1年以内、在留届は3か月以上の滞在5・6

「何か月から長期」と1つに決める代わりに、この記事は自分の空き期間の行を引く形にしてあります(7章)。留学全体の費用の総額と内訳から考え始めるときは、留学費用の総額と内訳も合わせて確認してください。

期間が長いほど、総費用が200万円以上になる割合は高くなる(JASSO調査・2018年度版)

JASSO「海外留学経験者の追跡調査 平成30年度版」(有効回収数1,001件)では、留学期間が長い区分ほど、総費用が200万円以上と答えた割合が高くなっています。3ヶ月未満の4.0%に対し、2年〜4年未満は52.1%です(編集部算出)。

総費用(調査の Q79)は、学費・生活費・渡航費・手続き経費その他すべての経費を、本人が概算で回答したものです。見積りや請求額ではありません。

留学期間(調査の区分)回答数 n100万円未満(編集部算出)200万円以上(編集部算出)「わからない・覚えていない」
3ヶ月未満38477.9%4.0%13.0%
3ヶ月〜6ヶ月未満13148.1%10.0%14.5%
6ヶ月〜1年未満23019.5%24.7%20.0%
1年〜2年未満14117.8%34.7%23.4%
2年〜4年未満6911.6%52.1%15.9%
4年以上46(参考値)他の区分と並べない他の区分と並べない23.9%
  • 100万円未満は「50万円未満」と「50〜100万円未満」の合計、200万円以上は「200〜300万円未満」から「1000万円以上」までの合計です。どちらも「わからない・覚えていない」を分母に含めた割合です
  • 4年以上はn=46で、JASSO 報告書は n が50以下の項目を参考情報として載せています。費用帯で最も高いのは「500万〜750万円未満」の17.4%で、「わからない・覚えていない」は23.9%です
  • この調査は平成30年度(2018年度)版です。JASSO の調査一覧に載る最新の追跡調査はこの版で(2026-11-02確認)、表の費用は2018年度版の回答であり、現在の為替・物価で見た額ではありません

出典:JASSO「海外留学経験者の追跡調査 平成30年度版 結果の詳細 Q62-Q101」「同 概要」「海外留学経験者の追跡調査(調査一覧ページ)」(取得日 2026-11-02)

国別・期間別の費用の全分布は留学費用の国別・期間別の相場で扱っています。為替で円の額がどう動くかは留学 円安 費用を参照してください。

学校の授業料は週単価が下がっても、期間が延びれば総額は増える(カナダの1校の例)

カナダの語学学校 St. George International College(SGIC・トロント/バンクーバー)の2026年料金では、一般英語 Intensive(週17.5時間)の授業料の週額は、1〜3週がCA$315、4〜11週がCA$305、12〜15週がCA$295、16〜23週がCA$285、24〜31週がCA$275、32週以上がCA$265です。期間が長いほど週額は下がります。

週額は下がっても、授業料の総額は週数とともに増えます。入学金(1回)はCA$250、教材費は4週間ごとにCA$60です。次の表は、各週数に当たる帯の週額で編集部が計算した値です。

週数適用する週額授業料のみ(編集部算出)授業料+入学金+教材費(編集部算出)
4週CA$305(4〜11週の帯)CA$1,220CA$1,530
12週CA$295(12〜15週の帯)CA$3,540CA$3,970
24週CA$275(24〜31週の帯)CA$6,600CA$7,210
48週CA$265(32週以上の帯)CA$12,720CA$13,690
  • 滞在費・医療保険は含みません
  • SGIC 1校の2026年料金(トロント/バンクーバー共通)の計算です。他の学校・他の国の料金に当てはまるとは限りません
  • 同じ学校の別コース(Full Time Intensive・週25時間)の例は料金が異なるため、この表には使っていません

出典:St. George International College「2026年授業料」(事業者公式・取得日 2026-11-02)

ビザは国ごとに「3か月」「6か月」で境目が分かれ、米国は訪問ビザでは学位課程やコースに登録して学べない

以下は各国政府のページの2026年11月2日時点の記載です。個別の申請の可否は、各国政府と学校に確かめてください。

国訪問・許可不要の枠で学べる範囲その先
英国Standard Visitor:認定機関の課程が6か月以内(英語コースを含む)6か月を超え11か月以内の英語コースのみ Short-term study visa(滞在は課程の長さ+30日・11か月が上限)。11か月超は Student visa
カナダ課程が6か月以内なら就学許可は不要渡航には eTA またはビザが別に必要
豪州Visitor visa で学べるのは3か月まで3か月を超えて学ぶなら Student visa(subclass 500)
ニュージーランド訪問者ビザ・就労ビザ・NZeTA で、いずれの12か月の期間にも3か月まで3か月を超えるなら学生ビザ
米国B-1/B-2(訪問)ビザまたは査証免除で入国した場合、学位課程やコースに登録して学ぶことはできない。娯楽・趣味(単位なし)の講座は可学ぶなら F-1/M-1 の学生資格が要る

出典:GOV.UK「Standard Visitor: Visit to study」「Short-term study visa」/カナダ政府 IRCC「Study permit: Who can study without a permit」/豪州内務省「Evidence of planned tourism activities in Australia」/ニュージーランド移民局「Visas for studying in New Zealand」/米国土安全保障省 Study in the States「Frequently Asked Questions」(取得日 2026-11-02)

この表で、期間の境目が3か月と6か月のどちらにあるかが国で分かれることが分かります。国が決まっていない場合は、まず空き期間が3か月の内側か外側かを確かめてください。

3か月以上滞在すると在留届、学生ビザになると生活費の証明額が加わる

外国に住所または居所を定めて3か月以上滞在する日本人には、在外公館へ「在留届」を提出する義務があります(旅券法第16条に基づく・外務省)。

学生ビザの申請では、国ごとに生活費などの資金の証明額が示されています。2026年11月2日時点の各国政府ページの記載は次のとおりです。ビザ申請で示す資金の額であって、2章の総費用(本人の概算回答)や3章の学校料金とは別の数字です。

国・ビザ証明額条件
英国 Student visaロンドンの課程:£1,529/月(最大9か月分=£13,761・編集部算出)。ロンドン以外の課程:£1,171/月(最大9か月分=£10,539・編集部算出)資金は28日以上連続で保有する
カナダ 就学許可単身(ケベック州以外):CA$23,448/年2026年9月1日以降の申請。授業料・往復交通費は含まない。1年を超える課程は全期間の資金の説明が要る
豪州 Student visa(subclass 500)学生本人:AUD29,710/年(12か月分の生活費)課程の授業料12か月分(12か月未満の課程は日割り)+12か月分の生活費+渡航費を示す。12か月以下の課程は総額を使う。渡航費の目安は、東/南アフリカ・西アフリカ以外から申請する場合 AUD2,000

出典:GOV.UK「Student visa: Money you need」/カナダ政府 IRCC「Study permit: Proof of financial support」/豪州内務省「Student visa (subclass 500)」(取得日 2026-11-02)

在籍する大学・年齢・卒業後で使える期間の枠が変わる(協定派遣・ワーホリ・英国)

大学等に在籍したまま使える制度、年齢で使える制度、卒業後の在留の制度があり、それぞれ対象の条件があります。

制度期間・年齢などの枠対象外になる条件・注意
JASSO 海外留学支援制度(協定派遣・2026年6月22日更新)派遣期間は8日以上1年以内。奨学金は月額 A地区12万円・B地区11万円・C地区9万円・D地区8万円(地区は国・地域コード表による)大学等に在籍したまま、協定に基づく派遣プログラムに参加する場合。奨学金の採用には条件(学業成績・他の奨学金との調整など)がある
ワーキング・ホリデー(外務省・令和8年(2026年)11月1日現在33か国・地域)査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下。豪州・カナダ・韓国は18歳以上25歳以下(各政府当局が認める場合は30歳以下まで)英国はユース・モビリティ・スキームで最長2年間の滞在
英国 Graduate visa2026年12月31日までの申請は2年、2027年1月1日以降の申請は18か月(博士は3年)英国の学位などの課程を修了した後の滞在が対象

出典:JASSO「海外留学支援制度(協定派遣)」/外務省「ワーキング・ホリデー制度」/GOV.UK「Graduate visa」(取得日 2026-11-02)

自分の期間は「空き期間・出せる額・行き先」の3つを表に当てはめて絞り、決めきれなければ確かめる先から動く

次の表は、空き期間の行を引いて、同じ行の費用の分布・ビザの境目・制度の枠を並べたものです。「推奨される期間」を示す表ではありません。統計の区分(1章)と費用調査の区分(2章)は区切りが違うため、近い区分を並べています。

空き期間費用調査の区分と分布(2章・編集部算出)国のビザで当たる境目(4章)在籍・年齢の枠(6章)
1か月未満「3ヶ月未満」:100万円未満77.9%・200万円以上4.0%豪・NZの3か月、英・加の6か月のいずれの内側協定派遣は8日以上が対象(8日未満は期間外)
1〜3か月「3ヶ月未満」:同上同上協定派遣の8日以上1年以内の内側
3〜6か月「3ヶ月〜6ヶ月未満」:100万円未満48.1%・200万円以上10.0%豪・NZは3か月を超えるため学生ビザ。英・加は6か月以内の枠。3か月以上の滞在は在留届(5章)協定派遣の内側
6か月〜1年「6ヶ月〜1年未満」:100万円未満19.5%・200万円以上24.7%英国は6か月を超え11か月以内の英語コースのみ Short-term study visa、11か月超は Student visa。加は6か月以内の枠を超える協定派遣は1年以内の内側
1年超・学位「1年〜2年未満」:17.8%・34.7% /「2年〜4年未満」:11.6%・52.1% /「4年以上」:n=46の参考値英国は Student visa(11か月超)。加は1年を超える課程で全期間の資金の説明が要る協定派遣は1年以内のため期間外。英国 Graduate visa は条件つき(6章)

判断が分かれる点は次のとおりです。

避けたい判断こうすればOK
2章の割合を、自分の留学の見積りとして使う概算回答の分布(2018年度版)として自分の予算と比べ、金額は学校の料金(3章のような事業者公式)と生活費で別に出す
国を決めずに期間だけ決める4章で、空き期間が3か月と6か月のどちら側にあるか、国ごとに確かめる
訪問ビザの枠のまま、学位課程やコースへの登録を伴う学びを組み込む(米国)B-1/B-2 では学位課程やコースに登録できないため、学ぶ内容が学生資格(F-1/M-1)を要するかを先に確かめる

次にやること

  1. STEP 1留学費用の総額と内訳費用の内訳と総額から、期間・国を整理する
  2. STEP 2留学費用の国別・期間別の相場期間別の費用の分布を国別・全区分で見る
  3. STEP 3留学先の選び方留学後の進路から留学先を考える
Q3か月以上留学するとき、日本の役所への届け出はいりますか?
A外国に住所または居所を定めて3か月以上滞在する日本人には、在外公館へ在留届を提出する義務があります(外務省・旅券法第16条に基づく)。
Q英国で6か月を超える英語コースだけを受けるときのビザは?
A課程が6か月を超え11か月以内の英語コースのみを受ける場合は、Short-term study visa の対象です。滞在できる期間は課程の長さ+30日で、11か月が上限です。課程が6か月以下なら Visitor visa、11か月を超えるなら Student visa です(GOV.UK・2026年11月2日時点)。
Qワーキングホリデーは何歳まで申請できますか?
A外務省の案内では、査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下です。豪州・カナダ・韓国は18歳以上25歳以下で、各政府当局が認める場合は30歳以下までとされています(令和8年(2026年)11月1日現在)。
Q米国に観光で入って語学の授業を受けられますか?
AB-1/B-2(訪問)ビザまたは査証免除で入国した場合、学位課程やコースに登録して学ぶことはできません。娯楽・趣味(単位なし)の講座は可とされています。受けたい授業がそれに当たるかはここでは判断できないため、米国土安全保障省 Study in the States の案内や学校に確認してください。学ぶ場合は F-1/M-1 の学生資格が要ります。

出典

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