この記事の要点
- 無料引取り等の条件を確認できた場合と、自費で解体・搬送を依頼する場合では、LA600Sの自己負担は同じではありません。
- 近距離搬送・リサイクル料金預託済み・自分で解体返納(軽自動車検査協会でナンバーを返して登録を抹消する手続き)を行う条件なら、解体約10,000円とレッカー約10,000円の編集部算出20,000円が自費ケースの目安です。
- 未預託なら、LA600S・LA610Sのリサイクル3品目は9,070〜9,420円で、廃車時の管理料金540円は別に確認します。
- 軽自動車税は月割で戻らず、重量税の還付は車検残が1か月以上ある解体返納の場合に限られます。
タント LA600Sを手放すときは、「廃車なら無料」と一律には決められません。引取り・解体・代行のどこまでを誰が負担するか、リサイクル料金を預託済みか、車検が残っているかで確認する項目が変わります。
本記事は公開された制度案内と事業者の料金目安を整理したもので、実車の体験談ではありません。事業者が示す金額は全社共通の相場ではなく、見積もり時の確認材料として扱います。
LA600Sの廃車で自分が払う費用は、無料引取り等の条件を確認できた場合と、解体・搬送等を自費で依頼する場合で分けて見積もります
自己負担は、依頼方法を先に分けてから、リサイクル料金を預託済みかどうかを当てはめると整理しやすくなります。LA600Sの廃車費用とは、解体・レッカー・手続き代行・リサイクル料金のうち自分が払う分のことです。
| 依頼方法と預託状況 | 自己負担の見方 | 含む費用・別途になり得る費用 | 見積もりで確認する項目 |
|---|---|---|---|
| 無料引取り等の条件を確認でき、預託済み | ハイシャルは手続き・引取りを無料としている | 一部島しょ部は除外。後付け装備は別途支払いの例外があります | 自走できるか、引取り・搬送費、解体、手続き、島しょ部などの除外条件 |
| 無料引取り等の条件を確認でき、未預託 | 引渡時にリサイクル料金を負担します | 3品目9,070〜9,420円と、廃車時の管理料金540円を別に確認します | 自走できるか、引取り・搬送費、預託の有無、引取時の請求額、後付け装備の有無 |
| 解体・搬送を自費で依頼し、預託済み | 近距離搬送・自分で解体返納なら編集部算出20,000円 | 解体約10,000円と、数km程度のレッカー約10,000円を合算。距離加算・代行は含みません | 自走できるか、レッカー距離、引取り・搬送費、解体費、手続きの担当者 |
| 解体・搬送を自費で依頼し、行政書士にも頼む | 近距離搬送を前提に編集部算出22,000〜30,000円 | 上記に行政書士代行2,000〜10,000円を加えたケースです | 自走できるか、代行費、レッカー距離、引取り・搬送費、未預託分の有無 |
解体返納の申請手数料は無料です。ただし、自費ケースの解体費・レッカー代は事業者コラムが示す目安であり、距離や車の状態で変わります。20,000円は近距離搬送、預託済み、自分で解体返納という条件を固定した編集部算出で、すべてのLA600Sに当てはまる下限ではありません。
自走できないことだけで有料と決めることはできません。引取り・搬送費を誰が負担するかは依頼先ごとに異なるため、自走の可否を伝えたうえで、費用が見積もりに含まれるかを確認します。
避けたい判断: 「引取り無料」という表示だけで、解体・搬送・代行のどこまで含むかを確認せずに依頼することです。
こうすればOK: 見積もりで引取り、解体、レッカー距離、手続き代行、リサイクル料金、島しょ部などの除外条件を一つずつ確認します。
LA600Sのリサイクル料金は預託済みなら追加不要、未預託なら3品目9,070〜9,420円に別途540円を確認します
リサイクル料金は、まず購入時に預託済みかをリサイクル券で確認します。ダイハツの2025年6月5日現在の料金表では、LA600S・LA610Sの3品目合計は9,070〜9,420円です。
| 項目 | LA600S・LA610Sの金額 | 条件 |
|---|---|---|
| エアバッグ類 | 1,900〜2,050円 | ダイハツの料金表にあるLA600S・LA610Sの行 |
| フロン類 | 1,750〜1,950円 | 同上 |
| シュレッダーダスト | 5,420円 | 同上 |
| 3品目合計 | 9,070〜9,420円 | 未預託なら引渡時に負担する金額として確認 |
| 情報管理料金・資金管理料金 | 廃車時540円 | 3品目とは別に確認。引取時の資金管理料金410円と情報管理料金130円の合計 |
購入時にリサイクル料金を負担していない車は、使用済自動車として引取業者へ渡す時点で負担します。一方で、購入時に預託済みでも、エアバッグやエアコンを後付けした場合は廃車時の支払いと資金管理料金の再負担が必要です。エアバッグ類だけを出荷後に装着した場合の別途預託は1,150円です。
リサイクル券が見当たらないときは、預託の有無を不明のまま判断せず、引取先へ確認項目として伝えます。
軽自動車税は月割で戻らず4月1日の所有者に全額かかるので、3月中の廃車が得です
軽自動車税(種別割)は、年度途中に廃車しても月割では還付されません。4月1日現在の所有者に課税されるため、4月2日以降に廃車しても、その年度分を月割で取り戻すことはできません。
| 最初の新規検査 | 四輪乗用・自家用の軽自動車税(年額) | 確認する書類 |
|---|---|---|
| 平成27年(2015年)3月31日以前 | 7,200円 | 車検証の初度検査年月 |
| 平成27年(2015年)4月1日以後 | 10,800円 | 車検証の初度検査年月 |
| 最初の新規検査から13年経過 | 12,900円 | 重課の該当年度は自治体の通知で確認 |
LA600Sのどの年度分から13年経過の重課になるかは、ここでは断定しません。車検証の初度検査年月と納税通知書を照らし、4月1日より前に抹消できるかを確認するのが確実です。
前世代の費用や税の事例を比較するなら、タント L375S 年間 維持費も読めます。ただし、LA600Sの税額として読み替えないでください。
重量税は車検残が1か月以上ある解体返納でだけ戻り、13年経過区分は初度検査年と受検期間を組にして確認します
重量税の廃車還付は、解体を事由とする抹消または解体届出と同時に申請し、車検残が1か月以上ある場合に限られます。計算式は、納付額×車検残存期間÷車検有効期間です。
| 受検期間 | 初度検査年 | LA600Sで確認する区分 | 軽自動車・自家用の重量税(2年) |
|---|---|---|---|
| 令和7年11月1日〜令和8年10月31日 | 平成25年(2013年)以降 | 左記以外 | 6,600円 |
| 令和8年11月1日〜令和9年10月31日 | 平成25年(2013年) | 13年経過車 | 8,200円 |
| 令和8年11月1日〜令和9年10月31日 | 平成26年(2014年)以降 | 左記以外 | 6,600円 |
| 各受検期間の該当車 | 18年経過車 | 18年経過車 | 8,800円 |
令和8年11月1日〜令和9年10月31日に受検する場合、LA600Sでは平成25年(2013年)初度分だけが13年経過車の区分です。平成26年(2014年)以降の初度分を一括して13年経過とせず、受検期間とセットで確認してください。これは軽自動車税の重課年度とは別の区分です。
売却または下取りでは重量税の廃車還付を受けられません。廃車買取業者への売却がこの「売却」に当たるかは確認できていないため、見積もり先に重量税還付の扱いを確認します。
LA600Sを売るか廃車買取にするかは、走行距離だけで決めず、同じ条件を伝えた両方の提示額と費用を比べます
LA600Sの相場詳細を受ける別記事はありません。年式、グレード、走行距離、状態、引取り費、手続き費を同じ条件で伝え、通常買取と廃車買取の両方の提示額を比べるのが次の行動です。
| 比べる先 | 公開されている条件付きの情報 | 比較でそろえる条件 |
|---|---|---|
| 通常買取 | 改造車王のL SA、2013〜2016年式、走行5〜8万kmの目安は5万〜15万円 | グレード、年式、走行距離、修復歴、装備不具合 |
| 廃車買取 | ハイシャルは事故車・低年式車などに0円以上の買取保証を掲げる | 引取り・手続きが提示額に含まれるか、除外地域 |
| タント全世代の参考 | ハイシャルの掲載表の平均買取価格は20,695円 | LA600S単独の平均ではないことを前提にする |
| タント全世代の参考 | ハイシャルのお客様の声にある買取金額は3,000〜12,000円 | 型式・年式が不明なため、LA600Sの相場にはしない |
走行10万km超、スライドドア不具合、エアコンコンプレッサー故障、内装の汚れ・臭い、修復歴は、改造車王が挙げるLA600Sのマイナス査定要因です。ただし、これは廃車にする境界ではありません。走行距離だけで選ばず、費用込みの提示内容を比較してください。
旧世代を比較用に確認するなら、タント L375S 廃車 いくらやN-BOX 廃車 いくらを参照できます。いずれもLA600Sの相場ではありません。
修理費を前に手放すか迷う場合は、軽 修理 20万 直すか 乗り換えかで判断軸を確認できます。
費用が思ったより膨らむのは、後付け装備・未預託・長距離レッカー・代行を頼むときです
費用が増える要因は、基本の解体返納手数料とは別に発生します。見積もりには、預託状況と搬送距離、誰に手続きを頼むかを分けて伝える必要があります。
| 増える要因 | 確認する金額・条件 |
|---|---|
| 後付けエアバッグ | 出荷後に装着した場合は1,150円の別途預託。後付けエアバッグ・エアコンは廃車時の支払いと資金管理料金の再負担が必要 |
| 未預託 | 使用済自動車を引取業者へ渡す時にリサイクル料金を負担 |
| 長距離レッカー | 数km程度なら約10,000円、長距離では30,000円以上になることがあります |
| 行政書士への代行 | 2,000〜10,000円が目安 |
| ディーラーへの代行 | 10,000〜20,000円が目安 |
解体返納の申請手数料は無料でも、搬送や代行まで無料とは限りません。無料引取りを示す業者でも、対象地域や追加費用の条件を契約前に確認します。
手配の順番は「リサイクル券と車検証を確認→依頼方法と見積項目を確認→買取と廃車の見積もり→3月中に抹消」の4ステップです
費用を抑えるには、先に書類で条件をそろえてから、依頼先の見積もり範囲を比べます。整備作業ではなく、費用判断に必要な確認順です。
- リサイクル券で預託の有無を、車検証で初度検査年月と車検残を確認します。
- 無料引取り等の条件を確認できる依頼か、自費で解体・搬送を頼む依頼かを分け、引取り・解体・レッカー・代行の見積項目を確認します。
- 通常買取と廃車買取の両方へ、同じ年式・グレード・走行距離・状態・引取り費を伝えて提示内容を比べます。
- 4月1日の所有者に軽自動車税が課税され、月割還付はないため、3月中の抹消可否を確認します。
修理して乗るか手放すかまで考える場合は、タント L375S 修理 乗り換え 判断も判断の参考になります。車齢や税額はLA600Sと異なるため、比較材料として使ってください。
廃車にする前に、CVT 不調で載せ替えか買い替えかを迷っている場合は、タント LA600S CVT 修理か買い替えか で先にリコール照会と見積の見方を確認できます。
手放す前に公式の無償対応が残っていないか、タント LA600S 故障 多い 部位で確認してください。
よくある質問
Q1. LA600Sの廃車で後から請求されることはありますか?
あります。未預託のリサイクル料金、後付け装備、長距離レッカー、手続き代行は別途費用になり得ます。無料引取り等の表示がある場合も、引取り・解体・代行・対象地域の条件を見積もり前に確認します。
Q2. リサイクル券が見つからないときはどうしますか?
預託の有無を確認してから見積もりを取ります。購入時にリサイクル料金を負担していない車は、使用済自動車として引取業者へ渡す時に負担するため、不明なまま無料と判断しないことが大切です。
Q3. 4月2日に廃車すると軽自動車税は戻りますか?
戻りません。軽自動車税は4月1日現在の所有者に課税され、年度途中で廃車しても月割還付はありません。3月中に抹消できるかを確認してください。
Q4. 車検が残っているとき、重量税は戻りますか?
解体を事由とする抹消または解体届出と同時に申請し、車検残が1か月以上ある場合に限り還付の対象です。計算は納付額×車検残存期間÷車検有効期間で行われます。
Q5. 「無料引取り」の業者なら費用は一切かかりませんか?
一律には言えません。ハイシャルは手続き・引取りを無料としている一方で一部島しょ部を除くとしており、未預託や後付け装備、依頼条件によって確認すべき費用があります。提示額に何が含まれるかを確認してください。
